でかい
元の俺の家があった場所に来て次の次の日に教会ヘ向け出発した 少しだけ悲しかった
体の疲れは、ほぼ無くなった
サチさんとタマも話してる感じでは疲れは、ほぼなくなったように感じる
タマはずっと熱源探知の使いっぱなしで俺達よりも疲れていたみたいで昨日1日寝っぱなしだった 気づけなくてゴメン
そして、俺達は今、西の街の脇にある林の中を移動している 少しだけ西の街ヘ寄ろうかと また、思ってしまったが絶対後悔する事になると思い留まった
10分ほどで西の街の脇にある林を越えて連なる林の中を進む
ワークさんの話だと教会へは西の街から林の中を北へ真っ直ぐ1日ぐらいの場所にあるそうだ ワークさんもロウさんに聞いた話で行った事はないと言っていたが近くまで行ったら木にでも登って周りを探せば見つけられるだろと言われた
ワークさんは知らないが俺達にはタマがいる 方位磁石と熱源探知があれば問題なく行けると思う
そして、おそらく教会の近くに来たときタマが飛び出して俺の肩に乗って言った
『方位磁石がグルグル回り出したのじゃ』
『えっ どういう事?』
『わからんのじゃ』
『熱源探知は?』
『モンスターの熱源以外ないのじゃ』
ワークさんに言われた場所は近いはず 方位磁石のグルグルはわからないが熱源探知で見つけられないのはおかしい
教会にはサチさんを治してくれる人がいるはずだ それとも今は留守にしてるのか?
建物だけでも見つけようと俺は足にギフテッドを使いジャンプした 木よりも高く上から周りをみたが、建物は見当たらない
間違ったのか? しかし、方位磁石とタマの知識が連れてきてくれた場所だ 方位磁石だけなら間違った可能性はあるとは思うがタマの知識もこの場所だと言っているのだから間違いないはず
もしかしたら上からでは見えないくらい小さい建物かもしれないと思い足を進めた
すると程なくして突然目の前に建物が現れた
『えっ!?』
『えっ!?』
少しずつ建物が見えて来た訳ではない 足を一歩踏み出せば建物に入る為の階段がある所に突然、俺達は来たのだ
『サチさん夢かな?』
『はい そうだと思います』
俺達二人が現実逃避してるとタマが言った
『大丈夫じゃ これは遠くからは見えんが近くに来ると見える様になる、ただの技術的な物じゃ』
『そうなの 昔の地球の技術?』
『そうじゃ』
俺とサチさんは安心した
落ち着いて見るとジャンさんの家と同じぐらいの大きさの丸い建物がある 5段ある階段の先に扉があり、あちらこちらに丸い窓もあった
そして、俺達は目配せをし確認して丸い建物の5段ある階段を登って扉を開けた
中は真っ暗だ 外は明るいし窓があるのに何も見えない
すると真っ暗な中から声がした
『なんじゃ お前達は?』
あれ? 熱源がなかったはず 俺は警戒した 熱源がない人間などいる訳がない
『ん? 玉がおるな』
その瞬間、部屋が明るくなった
広い部屋の真ん中に大きなテーブルがありその上に・・・
『玉! でかい!』
俺は思わず大きな声を出してしまった
俺の肩の上に乗ってるタマの10倍ぐらい大きい玉がいるからだ
するとタマが肩から降りてでかい玉に近寄って行った
『あっ タマ!』
俺達も後を追って建物に入った
〈ポヨーン ポヨーン
ポヨーン〉
タマがでかい玉のいるテーブルに乗って並んだ
『仲間じゃ』
『うむ 仲間じゃのう』
『でかいのう 賢者か?』
『違う 大賢者じゃ』
『我は5人の人間と人生を共にしたしたからのう』
『5人! 凄いのじゃ』
まったく同じ喋り方で同じ声の為にどっちが話してるのか途中わからなくなったが内容でなんとなくわかる
タマが生きてる仲間に初めてあったからなのか嬉しそうに話していたので黙って聞いた
でかい玉は今まで5人の人間と契約を結んできたようだ
? 寿命的におかしくないかと思った時タマが聞いてくれた
生命が終わった玉が遊び道具として使われていたのを見て可愛そうだと思って自分と融合させて眠らせる事を何回か繰り返したら体が大きくなったて寿命が延びてしまったそうだ 今は600才ぐらいだと思うと言っていた
タマも二体の玉と融合してるから寿命延びたかも
ここで何をしているのかとタマが聞いたら 人間に狙われているから隠れているそうだ
南の街の【皇帝】に助けられたから南の街だけは繋がりを持っているそうだ
こんな珍しい玉は狙われるだろうなと思った
そして、どうやら賢者と言うのは賢き者と言う事で3人の人間の人生を経験すれば、世の中の知識が身につくと言う事らしい
昔一体の玉がそれを成し遂げ自慢したのがひろまって玉達が目指すようになったようだ
そして、タマの話が終わったのか気を使ってくれたのかわからないけどタマが言った
『そこにおるサチと言う娘がギフテッドが体から勝手に出て困っているのじゃ 何とかならんか?』
『んっ?』
サチさんが前に出た
『どうにか出来ますか?』
『ギフテッドが体から出て何が困るのじゃ?』
『東の街が私のギフテッドを貯めて南の街を落とそうとしてるみたいです』
『なんと! そんな技術がこの大陸にあるとは驚きじゃ』
でかい玉によると別の大陸にはギフテッドを貯める技術があるそうだ 俺にはわからなかったが電気に変わるそうだ
そして、サチさんのギフテッドが勝手に体から出るのは病気でも異常でもなく努力の一つらしい どのように使えるかはわからないそうだ
『しかしじゃ、出っ放しはもったいないのじゃ これをやろう』
そう言うとでかい玉が口から何か出した
〈ペッ〉
〈コロン コロン〉
見るとそれは
『ダイヤモンド!』
俺はまたダイヤモンドと言ってしまった
『お主よく知っておるのう』
『南の街で・・・』
『ダイヤモンドの事は広めるなと皇帝に言っておいたのじゃがなあ』
ごめんない 南の街の人
どうやらダイヤモンドの口止めは、でかい玉のようだ
そして、ダイヤモンドはかなり貴重な物らしい ギフテッドを吸って貯めておけるし そのギフテッドを読み取って他の物に移したり出来るそうだ 昔の地球では人間の血を吸わせていたそうだが今はギフテッドで出来るそうだ
銀行でやったのはこれかと思った
でも、なんでそんな貴重な物をサチさんヘ?
『それを持っておれば漏れ出るギフテッドを吸ってくれる そのエネルギーを身を守るのに使うがよかろう』
『良いですか? そんな貴重な物をもらって・・』
『良い 我はいっぱい持っておる』
『ありがとうございます』
『それで、お主の種類はなんじゃ?』
うわっ 正面きってギフテッドの種類聞いたの初めて見た でも、ダイヤモンドをくれる様な人だし大丈夫かな 人じゃないか・・
『わかりません ギフテッドも使った事ないです』
『そうか なら』
〈ペッ〉
〈カラン〉
でかい玉は口から俺も銀行でもらった板をだした
『板の上にダイヤモンドを置いて触ってみよ』
『はい』
サチさんは常にギフテッドが出てるから触るだけでいいようだ
そして、ダイヤモンドと板が光った
15才 Ⅰ Ⅸ と出た
あれ? 俺にも種類が見える
そういえば銀行の受け付けの女の人が本人しか見えなくしたのはギフテッド研究所の努力だと言っていた
『我はここに籠もって10年たつのじゃ その為、数字の意味はわからんがお主達にはわかるのじゃろ』
『俺とタマがわかります』
大災害前の地球は身分証明として使われた技術だそうだ
『今の世の中じゃとお主の方が知識があるかも知れんのう』
『そうか』
タマは得意げだ
それにしてもダイヤモンドをどうやって使うんだろう
え〜と 射手と
Ⅸ これは俺と同じでわかっていない種類だ
これは気にしなくても良いな
『あの〜 サチさんはギフテッドを飛ばすのが得意みたいなんですけど、どうやってダイヤモンドを使うんですか?』
『飛ばすのが得意なら飛ばす道具にでも取り付けて使うのが良いのじゃないか 昔、そうやって使っておった者がいたのじゃ』
俺の銃みたいな物に取り付けて使うのか
あっ そういえば元の家の地下にでかい銃があったな 燃えちゃっただろうな
『ありがとうございます』
『ありがとうございます』
俺とサチさんはお礼を言った
ここでタマが大事な事を言ってくれた
『しばらくここに置いてくれんか さっきも言ったがこの娘が狙わねておるのじゃ』
『良いぞ 好きなだけおるが良いのじゃ』
こうして俺達はでかい玉にお世話になる事になった
どうなるの?




