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焼けた家



リョウ達はワークと別れて5日たった

普通の道を歩けば西の街まで半日ほどの所まで来ている

リョウもサチもアメリカ村を出て8日間まともな休憩はとらず林 森 山を移動している為、疲れが限界に達しようとしていた

 夜は眠っているがモンスターの住む場所ではタマの熱源探知があるとはいえ精神までは休めない 

途中、村に一度泊まろうとして山から出たが、村の出入り口にどこの兵士なのかわからなかったが見かけた為止めた




『サチさん もう少し行くと元の俺の家があった所があるからそこで1日休もう』


『はい・・・』


サチさんの返事に元気が無い 俺もだがサチさんも限界が近いのだろう


元の俺の家があった場所は開けているから焚き火を数カ所作れる その為、確実にモンスターが近づいて来なくなる それに地面が平らで体を休めるのに最高だ 林 森 山ではどこで寝ても地面が、がたぼこで寝づらかった


しかし、こんな形で自分の家があった場所に帰って来ることになるとは思わなかった それどころか戻って来れると思っていなかった


『見えた!』

『サチさん あそこだよ』


『はい』


俺の家があった場所に帰ってきた 焼け落ちた家に手入れのされていない薬草の畑がある

着いたのがわかったのだろうタマが鞄から飛び出した


〈ポヨーン ポヨーン ポヨーン〉


『ここがリョウが育った所じゃな』


『うん・・・』


焼け落ちた家を見たら悲しくなって俺は泣きそうになったが今は休む場所を作らないといけないと涙をこらえた

俺の様子に気づいたのかサチさんが声をかけてくれた 


『泣いて良いんですよ』


えっ!

サチさんの言葉が俺に刺さってしまった

この後、10分ほど泣いた

そして、スッキリした


俺は今まで泣いたとき思わなかったが今回は恥ずかしいと思ったので照れながら言った

『ありがとう・・・』


『いいえ 泣きたい時は泣いたほうが良いんですよ』


サチさんは優しいなと思った


この後、二人で焚き火の準備をした 四方に休む場所を囲むように焚き火を置いて火をつけた

これならモンスターは間違いなく近寄って来ない


次にご飯の為に狩りに行く

サチさんとタマには火を絶やさないように、この場に残ってもらって俺一人で行く 

生まれ育った場所の為タマに熱源探知をしてもらわなくても狩れる場所は分かる 

そして、予想通りの兎のモンスターを2羽狩っていつも行っていた渓流で処理をしてサチさんとタマの元へ戻る


戻って見るとやはりかなりの疲れていたようでサチさんは眠ってしまっていた タマが口を起用に使って焚き火に枯木を入れていた 


『このまま寝かしとくのじゃ』


タマも優しいなと思った




そして、俺は兎を焼きながらタマと雑談


『そういえばタマは教会って知ってるの?』


『うむ だが我の知っている教会とは違うかもしれん 我の知っている教会は神を信仰している場所であって体の悪い所を治す場所ではないのじゃ』


『神ってなに?』


ここで生まれる前の記憶が“?”


?なんだ 俺は頭の中に単語が聞こえた訳ではなかったが違和感だけを感じた

そして、タマは


『うむ 説明するのが難しいのじゃが ・・・・』

『知らん方が良い感じがするのう』


『なんで?』


『我の記録では戦争の原因となっておるのじゃ』


凄い怖い物かもしれない さっきの違和感は生まれる前の記憶が言おうとしたけどやめたのかもしれないな 


『怖いから知らなくて良いや』


『うむ その方が良いのじゃ』

『それより 西の街ヘ寄ってエセノに合わなくとも良いのか?』


『うん 本当は俺の事を信じてくれてると思うから無事だけは伝えたいけど 迷惑になると悪いからあわないで行くよ』


『お主が良ければ良いが』


そういえば西の街でエセノさん以外にも一つだけ気になる事はある この前の戦いの時、赤髪の口からハーンの名前が出て来た事だ あの時痛みでどんな内容だったか覚えてないけどハーンの名前だけは覚えている


西の街ヘ寄ってエセノさんとハーンと話して見たいけど迷惑をかけるかもしれない 東の兵士が西の街ヘの侵入が赤髪だけだったとは思えないし今もいるかもしれない それにサチさんもいる

真っ直ぐ教会ヘ行こう



そして、兎の肉が焼けたので食べた サチさんには起きたら食べられるようにすでに焼けた肉を焚き火から少し離れた所に置いておく

タマが見張りをしてくれると言ったので俺も寝た 地面が平らだとやっぱり良いな 


腰が痛い

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