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方位磁石



俺達は遺跡の中にある物を手に取って見ていた

誰も探索してない遺跡、きっと今まで発見されていない物があるのではないかと思いながら見ている

初めて発見した物で役にたつ物であれば凄いお金になる事がある


今回はサチさんが発見者になる

遺跡の中の物はすべてサチさんの物だが全部持って行けない

いない間に取られてしまうだろう だから、良い物は持って行きたい

初めて行く南の街のこれからの生活には、お金が必要だ 出来れば見つけてあげたい


『リョウさんこれは?』


『それはペンチ』


『これは?』


『ピンセットだね』


サチさんはここにある物ほとんどが初めて見る物のようだ

俺も一年前まで同じだけどね

昔の地球の物であれは道具屋に持っていけば少しはお金になるが沢山持って行けない



俺が何か見つけないと 

しかし、俺もどれが今まで発見されて発見されていない物かすべてわかる訳ではない 


そして、小さい棚に置いてある物を手に取って見ると見た事がないものだった 

大きくはない 何かを掴む物だ

なんだろう?

ここで生まれる前の記憶が“ビューラー”と言った

これはもしかすると初めて発見した物かもしれない しかし、役にたつ物だろうか?

凄い細くて小さい物しか掴めないし重い物も持てない いったい何を掴む物なんだろう

また、ここで生まれる前の記憶が”マツゲ”と言った

おっ 久しぶりに少しだけ説明してくれた これは、マツゲを掴むのか 

? 掴んで何するの?抜くの?

・・・・・・

残念な事に役にはたつものでは無さそうだ しかし、初めての発見の可能性はあるから少しは高く売れるかもしれない


次にパソコンの机の引き出しを見てみた 紙などがあったが触ったら崩れてしまった 

引き出しの奥に円柱の物があったから取り出して見た

一瞬時計かと思ったが違った

手のひらに乗るぐらいの大きさで時計のように針がある しかし、数字は無く記号が四つ書いてある 

これも、初めての物かもしれない

また、ここで生まれる前の記憶が“ホウイジシャク”と言った

生まれる前の記憶の声をこんなに聞くのは時計を教えてもらった以来だ そのうち会話が出来そうな気がしてきた でも、そんな事をしたら俺の周りには人がいなくなるだろう こんな事を考えている時、タマが声をかけてきた


『それは何じゃ?』


『ホウイジシャクだよ』


『何じゃ それは?』


『・・・・・・』


しまった またやってしまった

サチさんは俺を不思議そうに見ている 

タマは・・・


『相変わらずじゃのう』

『どれ、それを見せてくれなのじゃ』


俺はタマの前にホウイジシャクを置いた

マズイ タマはもう、俺が名称がわかってどう使うかわからない事柄をなれてしまったようだがサチさんには気持ち悪がられるかもしれない


『リョウさん』


マズイ なんてごまかそう


『方位磁石は方角を知る物ですよ』


えっ!


『リョウさんが知らなくて私が知ってる事もあるんですね』


『あっ そっそうなんだ 方角を知る物なんだ 教えてくれてありがとう』


サチさんは単純に名前は知っているけど使い方がわからない解釈で終わったんだ 良かった

でも、これを何回も繰り返していくと「なに この人、気持ち悪い」とかになるだろうな 気をつけよう


俺が気を引き締めているとタマが珍しい事を言った


『我はこれが欲しいのじゃが、もらってもよいか?』


タマが何か欲しがるなんて初めてだ 方角を知る物か 迷子にならないように勉強してるタマには最高の物かもしれない


『サチさん タマにあげてもいいいかな?』


『もちろんです』

『でも、なんで私に聞くんですか?』


『サチさんが発見者だから』


『3人で見つけた物です 3人が発見者です』


『でも、決まりで遺跡を見つけた場合は遺跡の中の物も遺跡の第一発見者が所有者に・・』


駄目だ サチさんは目立って駄目なんだ 遺跡を発見したなんて名前を出したら居場所がバレてしまう 俺もだけど 

ジャンさんが見つけた事にしてもらうか

サチさんに名前を出せないから俺の知ってる人に所有権を譲る話をしたら元から所有者のつもりはないからとあっさり頷いてくれた

ジャンさんならきっと上手いこと処理してくれると思う


『ところでサチさん方位磁石でどうやって方角がわかるの?』


『方位磁石を回して赤の文字に赤の針があう方角がが北って言う事です』


『へ〜 よく知ってるね』


『私の村にもあったので』


『タマ わかった?』


『わかったのじゃ』


そう言うとタマが方位磁石を食べた


〈パク〉


『えっ? タマなにしてるの?』


『大丈夫じゃ 我の体の中にしまって置くだけじゃ』


『そう』


・・・・


とりあえず また、遺跡の中の物を手に取って見ようとしたが

夕方になって遺跡の中が暗くて見えなくなってきてしまった

明日、朝からもう一度見る事にした


地上に戻って休む準備をする サチさんが焚き火の準備をして俺が夜ご飯の狩りをする

サチさんは村で焚き火の準備をしていたようで手際が良かった

俺はイノシシが狩れた 川で処理をして串刺しにして焚き火で焼いた

俺もサチさんも後ろ向き走りで疲れていた為か二人で全部食べた 

タマが見張りをしてくれると言ったので俺とサチさんは眠た







南の街はどんな事になってるかな 俺は情報を渡したからやれる事はもうないけど・・・

ありがとう御座いました

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