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遺跡



お昼ご飯を食べ南の街ヘ向け出発して2時間ほどたった

俺は後ろ向きで走ってパイプを一本だけ操るのもだいぶなれてきた

疲れは凄く感じるが振り返ってもギリギリ落とさなくなった

サチさんも朝よりジグザグ走行の幅が少なくなってきたみたいだ


『サチさん結構なれてきたみたいだね』


『はい』


だが、俺が声をかけたのが悪かった サチさんは返事をしたまま道を外れて草むらへ入って行ってしまった  そして・・


〈ドサ〉


『ゴメン サチさん』


『いいえ 私が・・・』


その時、転んだサチさんのお尻のあたりから音がした


〈バキバキ〉


地面にヒビが入った


『えっ?!』


そして、サチさんのお尻の下の地面が陥没した


〈ドドドーン〉


『キャ』


サチさんは陥没した穴の中へ落ちてしまった

俺は焦った


『サチさん!』


急いでサチさんの落ちた穴へ近づき覗き込んだ

すると10メートルぐらい下にサチさんが立っていた


『大丈夫!?』


『大丈夫です』


俺は安堵した


『今、助けるね』


俺が穴の中に入ってサチさんを抱えてジャンプするのが良さそうだ そう、考えているとサチさんが言ってきた


『リョウさん 家があります』


『えっ?』


サチさん 何を言ってるの 俺が声をかけてしまって転んで頭を打って・・・


俺は早くサチさんの元へ行かなくてはと思い穴の中へ飛び降りた


『サチさん!』


するとサチさんが俺じゃなく別の場所を見ている

振り返り俺もその場所を見てみると本当に家があった


『はっ!?』


大部分、土に覆われているが間違いなく家だ 扉はないが入口があり 硝子もないが窓があるのがわかる


『サチさん ゴメン』


『なんですか?』


『いやっ なんでもない』


とりあえずサチさんに謝った

それにしても地面の下に家があるなんて・・・そうか!


『大災害の前の家が土の中で残っていたんだ』


『なるほど』


『遺跡だよ 凄い!』


俺は興奮した 遺跡の中には生活が楽になる便利な物があると言われている 実際今の世の中の生活は遺跡から見つかった物が多くて使われている 大きい物でいえば 船 があり小さい物はベットからハサミまでいろいろだ

目の前にある家は船みたいな物はないだろうがハサミの様に凄く便利な物があるかもしれない


ここでタマも飛び出してきた


『遺跡じゃと』


〈ポヨーン ポヨーン〉


『うん』

『サチさん タマ 中に入って見よう』


『はい 面白そうですね』

『行くのじゃ』


そして、俺とサチさんとタマは家の中に入って行った だが、家の奥の方は無かった 土の壁になっている 無事なのは入ってすぐの部屋だけだ

しかし、その部屋は広くはないがいろいろあった 見た事ないものから知っている物まである 見た事が無い物はタマに聞こう


『ここにある物教えてね』


『わかったのじゃ・・・んっ?』


『どうしたの?』


『我もわからん物が多くあると思ってな』


タマが知らない物がここには多くあるのか 凄く珍しい物ばっかりなのかな

俺は目の前のテーブルの上にある物を手に取ってタマに聞いて見た


『これは?』


『わからん』


 するとここで生まれる前の記憶が“ツメキリ”と言った

んっ タマよりも生まれる前の記憶の方がいろいろ知っているのかな


ツメキリと言う物の脇にあった物をタマに聞いて見た


『タマ これは?』


『わからん』


するとまた生まれる前の記憶が

“電話”と言った


少し離れた所にあった物を聞いて見た


『じゃ これは?』


『これは多分かなり旧式のパソコンかの?』


するとまたまた、生まれる前の記憶が“パソコン”と言った


パソコン? どっかで聞いた事があるような気がする

それより今まで気づかなかった

生まれる前の記憶が知っているのにタマが知らない物があるなんて

タマは知らない事は沢山あるのはわかっている そもそも知識を獲て成長する生物だ 

でも、生まれる前の記憶は知っていてタマが知らないとは思わなかった 生まれる前の記憶はなんでも知っているのかな でも、確かタマの事は知らなかったみたいだけどな・・・・・

あっ、確かに蛇のモンスターの時は生まれる前の記憶が熱源探知を知っていてタマは知らなかった

 

俺が自分の頭の事を考えている時、その間タマはサチさんに抱かれて家にある物を見て回っていた

そして、タマが言った


『断定は出来んがこの家は我のいた時代よりも前の時代の家かもしれん』


『タマが生まれた600年ぐらい前より前の時代の家?』


『そうじゃ 旧式のパソコン そして、家の形が四角じゃ 我の時代は家の形は丸じゃ』

『しかし、凄い田舎の方じゃとこのタイプの家もあったかもしれんが』


え〜と つまりタマがこの家の物がわからなかったのは時代が違うって事 生まれる前の記憶は知っていたからこの家の時代の記憶って事かな?

でも、凄い田舎だと、タマと同じ時代の可能性もあるって事だな

普通に考えれば大災害の時に土の下に埋まったと思うけど


腹が痛い

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