一緒に
〈ズキ〉
胸の痛みで目が覚めた
ベットに寝ているみたいだ
周りを見ると綺麗な装飾のされたテーブル 椅子 家具などがある 知らない部屋だ
窓がありそこにサチさんがたっていた
『サチさん』
〈!〉
『リョウさん目が覚めた』
サチさんが俺が寝ているベットの横に駆け寄ってきた
『良かった もう、2日も眠っていたんですよ』
2日・・・寝ていた?
確か俺は・・・
〈!!〉
ユウ君は タマは 村の人は !?
『大丈夫ですよ みんな無事です』
俺は安堵した
『タマちゃんは隣にいますよ』
寝たままサチさんの反対を向くとタマが俺の枕の隣に寝ていた
『スピー スピー スピー』
『タマちゃん リョウさんの顔色が良くなるまでずっと隣で心配していて さっき寝たみたいです』
『ゴメンねタマ』
タマを撫でたかったが肩が痛くて出来なかった
『リョウさん心配していたのはタマちゃんだけじゃないんですけど』
サチさんの顔が怒っている
『ゴメン』
『一人で敵に突っ込んで行くなんて無謀過ぎます 私達は誰かを犠牲にしてまで生きたいと思っていません!』
『二度とこんな事しないでください!』
『はい』
サチさんにも怒られてしまった
助けられた時ユウ君にも怒られたし
『ところで、ユウ君は?』
『ユウさんもさっきまでここにいたんですけど呼ばれてどこかに行きました』
『サチさん俺が寝てる間の事、教えて』
『わかりました』
それからサチさんからこれまでの事を聞いた
まず、ユウ君が俺を抱えて来たここは東領から南領に入って徒歩で1日の場所にあるアメリカ村でユウ君の出身地だそうだ
今いるこの家はユウ君の実家で村の警備を担当する所らしい
ユウ君と俺がアメリカ村について半日後にサチさんと村人がついて
サチさん達がアメリカ村についた時、俺は体中に薬草をあてられ包帯でぐるぐる巻になっていて助からないと思ったそうだ
しかし、次の日には顔色が良くなりみんなで俺は本当に人間かどうかを話をしていたそうだ
そこへユウ君と知らない人がやって来た
『おっ バカリョウ目覚めたか』
ユウ君はまだ一人で敵に突っ込んだ俺を怒っているようだ
『ユウ君 ありがとう』
『フン 相談してから動け』
『うん』
そして、知らない人が前に出て来た
金髪 短髪 175センチ 痩せ型 革の鎧にショートソードを装備している 兵士のようだ
『君がリョウ君か タエ兵士長から聞いてるよ』
タエさんから?
『あなたは?』
『俺はタエ兵士長直轄特務隊のダビングだ』
ここで生まれる前の記憶が“ウツス”と言った
『はっ?』
『んっ タエ兵士長直轄特務隊のダビングだ』
しまった 自分の頭の中への疑問だったのに俺が聞こえなかったと思って2回言わせてしまった ウツスはとりあえず置いておこう
『はじめまして』
そして、ユウ君が言った
『ダビングさんがあの兵士の幻で俺たちを助けてくれたんだ』
『! ありがとうございます 俺 勝手に敵に突っ込んで余計な事をしてしまってすいませんでした』
『いやっ 余計でもなかったぞ 俺の幻を作るのに時が必要だったから君が奴らの相手してくれて助かったよ』
『君の勇気がみんなを守ったんだ 偉いぞ』
ユウ君とサチさんが一緒に言った
『ほめるな!』
『ほめないでください!』
『はい』
ダビングさんが怒られた
この後ダビングさんに俺が知った事を話した
東の街はモンスターに襲われていないし落ちてもいない事 今は東の領に入っただけで殺される事 村を東の街が象のモンスターを操って襲わせた事 同時に沢山のモンスターを操れる事 俺がギフテッド研究所に行った事 研究所がギフテッドのエネルギーを貯めて南を攻めようと考えている事 風帝にあった事
サチさんの体質の事は言わないようにしていたがサチさんが自分で話していた
ダビングさんはこれからこの情報を持って南の街ヘ向かうそうだ 最後部屋を出ていくときに言われた
『タエ兵士長は君を本気で俺達の特務隊に入れる事を考えているからね』
『・・・・・』
とりあえず俺はケガが治るまでアメリカ村にいる事になった
サチさんや村の人もケガしている人の回復を待って南の街を目指すそうだ
ユウ君はアメリカ村を守る為にしばらくここにいると言っていた 東の領から近い為、心配なのだろう
夜になり俺はさらに回復してベットで座れるようになった
そして、タマが目覚めた
『リョウ』
『タマ!』
『心配かけてゴメン もう大丈夫だから』
『我こそすまん』
『何が?』
『あの時、我は東の兵士ばかりに気をとられ南から来ていた味方に気づかなかったのじゃ 気づいていればケガせずに済んだかもしれん』
『助けてくれた兵士さんと話したけど時間稼ぎは必要だったみたいだから同じだったかもしれないよ』
『それでもすまぬ』
『こちらこそ ゴメン』
『そうじゃ! リョウ我は本気で怒っておるぞ』
『だから心配かけてゴメン』
『そうじゃない!』
『何?』
『我を置いていったのじゃ それだけは許せぬのじゃ!』
タマは敵に突っ込んで行った事ではなく自分を置いて行った事を怒っているみたいだ タマの為だと思ったけど俺の自己満足なのかもしれない あってからほとんど一緒にいたもんね
『ゴメン タマ、ずっと一緒に行こう』
『わかれば良いのじゃ』
そして、俺は次の日には全快していた 南の街ヘ行くと言ったらそんなにすぐにあのケガが治るわけ無いとみんなに言われ、しばらくアメリカ村にいる事になった
吹雪




