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決闘



『タマおはよう』


『ん おはようなのじゃ』


タマがまた寝ていた 


『これから 毎日寝るの?』


『わからんのじゃ 起きてられないのじゃ』


『ふ~ん』


ジャンさんに前にあった玉は寝てたか聞きたいけど、いつも起きるの遅いから会えないだろう


俺とタマは一階に降りると いつもどうりヨシさんがいた


『おはようございます』

『おはようじゃ』


『おはよう ご飯出来てるよ』


『いつもありがとうございます』


やはりジャンさんはまだ寝ているようだ

俺はヨシさんが用意してくれた朝ご飯の白パンを食べようとしたらタマが「じーー」と見ていた


『どうしたの?』


『わからんのじゃ』


『?』


ご飯を食べたので畑に出かける


『行って来ます!』


『気をつけてね』


俺とタマは薬草の畑に向かう タマは鞄の中だ


薬草畑につくとタマが鞄から飛び出す


〈ポヨーン ポヨーン ポヨーン〉


昨日植えた薬草は大丈夫なようだ

まず先にジャンさんの薬草の畑の作業をする タマは雑草を取る 俺は雑草を取りながら剪定をする 最後に水を撒いて11時頃終った

次は昨日植えた薬草畑だ 

水を撒いて終わり 

ちゃんと根付くまで何もしない方が良いような気がした

昨日植えた薬草はジャンさんの畑で植えてある薬草より間隔を開けて植えた 俺が山で作っていた時も昨日林の中にあった薬草もそうだった この先、雑草が生えても全部取らずに育てるつもりだ 最初はこの予定で作る


『タマ』


『何じゃ』


『昨日の疲れが残っているから今日は帰って休もうかなとおもう』


『うむ わかったのじゃ』


俺達は家へ帰る為に畑を出た


街の中に入って行く

俺は基本的に朝と夜の1日2食だが今日はお昼ごはんも食べようと思っている 昨日の疲れでだと思うが体が重い こういう時は沢山ご飯を食べると大丈夫だとじっちゃんに言われた 

お昼ごはんと夜ご飯を買いにお肉屋さんへ行く 結構お金はかかるが体のためだ仕方がない


お肉屋さんが見えて来たその時

俺の前に男の人が立ちはだかって来た


『お前が新しい英雄か! 俺と勝負しろ!』


『はっ?』


男は見た目、俺と同じくらいの年で青色の髪 革の鎧 ショートソードである 


『さぁ ついて来い役場へ行くぞ』


『えっ?』


この人は何を言っているんだ? 

そして、街の人達がこちらに気づき始める


『決闘よ』

『また決闘〜』

『あらっ あの子』

『英雄じゃない?』

『あの子が新しい英雄?!』


ザワザワし始めている 俺は目立ちたくないのに・・・南の街がいくら西の街へ情報を出さなくても俺が目立ってしまえば噂が西の街へ届いてしまうかもしれない 


そもそもこの人の事を俺は知らない 勝負ってなんで? 

そう思っていると


『駄目ですよ!』


後ろから声がした 振りかえると 銀行の受け付けの女の人だ


『この人はまだ14才です 決闘は出来ません』


銀行の受け付けの女の人が俺の前に出て来て言った すると勝負を言ってきた男が


『問題ない 俺も14才だ』


『えっ!』


銀行の受け付けの女の人が驚いている 

ん?と言うか俺は13才・・・いやっ!違う14才だ そういえば西の街を出る時は13才だったけどその2日後に誕生日だった 南の街へ入る前に14才になっていたんだ いろいろあって忘れていた 

それより14才と15才で違いがあるのか?

銀行の受け付けの女の人は俺が南の街へ来たばかりで何も知らない事を知っている 聞いてみよう


『あの〜 14才と15才で変わるんですか?』


『はい 15才から上は何才でも決闘を申し込めるのですが14才から下は同じ年しか決闘が出来ない決まりです』

『14才の人が決闘を申し込むなんてあまりないので15才より上かと思ってしまいました』


そうなんだ ついでに


『あの人役場へ行くと行ってますけど何でですか?』


『決闘は役場に認めてもらって兵士の立ち会いで行います 街中でさせない為にある決まりです』


なるほど しかし・・・


『何をコソコソ喋ってる 早く役場へ行くぞ!』


俺に勝負する理由がない


『断ります!』


俺はキッパリ断った 


『・・・・・』


『・・・・・』


『え〜〜〜〜〜!?』


なっ なんだ?

勝負を言ってきた男だけじゃなく街の人に銀行の受け付けの女の人まで驚いている どこに驚く内容があったんだ だって俺はこの人の事を知らないんだよ


俺が驚いてあたふたしてると銀行の受け付けの女の人が 小声で


『リョウさん決闘を断る事はすっごい恥ずかし事なんですよ 私はそんな人見た事ありません』


『そっそうなんですか でも、俺はあの人知りませんし 決闘する理由もありませんよ』


『それでも断る人はいません』

『でも、断って駄目という事はないです すっごい噂になる可能性はありますけど』


マズイ!目立つ噂は駄目だ!!


『きっ今日は用事があるので明日でお願いします』


『・・・いっ 良いだろう 明日の朝、役場の前で待っている』


そう言って男の人がどっかに行った

街の人達は


『なんだ 今日決闘するのを断ったのね』

『ビックリした』

『そうよね〜』


ふ〜 これで大丈夫かな?


『リョウさん大丈夫ですか?』


『はい ありがとうございます』


『出来るだけケガさせないようにしてくださいね』


『はい』・・・ん?

ケガさせないように?


『おそらくリョウさんの方が100倍強いでしょうから』


『そんな事はないですよ』


『ハハハハ』


笑いながら銀行の受け付けの女の人は行ってしまった


俺は体がさらに重くなった為予定より多く肉を買って家に帰った

野梅

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