疲れた
『すぴー すぴー』
俺が林の中、朝日で目覚めると見た事のない光景があった
タマが寝ている?
タマは自分で寝る必要がないと言っていた
前に言っていたスリープモードと言うのになってしまったのか?
俺が焦っていると
『ぷあ〜』
『ん?』
『タマ・・・』
『あれ 何じゃ?』
『記憶が何かおかしいような気がするのう』
『タマ 今、寝てたよね?』
『なぬ? 我が寝ていただと!』
『うん すぴーって寝息も聞こえた』
『人間が脳を休めとる あの状態に我がなっていたのか! 夜が終わり朝が来た記憶が無いのはその為か』
『大丈夫なの?』
『よくわからんが成長したのかもしれんな 良し 成長じゃ!』
タマは本当に不思議だ 変化が凄い いやっ成長か 見た目が変わったり 行動が変化したり
帰ったらジャンさんに前にあった玉は寝ていたか聞いて見よう
そういえばジャンさんとヨシさん心配してるだろうな
『リョウ 熱源探知が出来るぞ』
『えっ 良かった 寝たのが良かったのかな』
しかし、これからが問題だ 俺達は迷子だ
高い木にでも登って上から見ようかとあたりを見渡すと川の向こうに・・・
『タマ!』
俺は驚いてしまい大きな声でタマを呼んでしまった
『何じゃ!どうしたのじゃ蛇か!!』
『薬草がいっぱいある』
昨日の夜は暗くてわからなかったが川の向こう側の木の無い平野に薬草がビッチリ生えている
『やったー 見つけた』
『本当じゃ』
〈ポヨーン ポヨーン ポヨーン〉
タマと俺は飛び出した
やっと薬草へたどり着いた
薬草を近くで見たら俺が山で作った物と同じかそれ以上かもしれない薬草だった
これはジャンさんも喜んでくれる
『タマ 俺は採取するから周りの警戒お願い』
『わかったのじゃ しかし、蛇は近づいてもわからんぞ』
『うん』
俺も警戒しながら薬草の採取をする
ナイフを持ち薬草が生えている周りを掘る 薬草を抜けやすくしたあと薬草の茎を持ち引張り根ごと抜く そして、鞄に・・・
『鞄が無い!』
『ん?』
また、鞄を無くしてしまった
どうしよう
『鞄ならその辺に沢山落ちてるぞ』
『えっ』
タマの言った畑の端のあたりを見ると鞄が沢山あった 鞄だけではない 他にもいろんな物がある
鍬 スコップ ホーク ネコなど畑で使いそうな物があった
かなり古い物だ 大災害の前の物だろう
ここは薬草の畑だったのかも
古い鞄を拾い中に土などが入っていたので全部出し綺麗にする
鞄の外側には文字のような物が書いてある 今の世の中の文字ではない
『タマ これ何て読むかわかる?』
『どれ ・・・これは文字ではない何かのマークじゃな』
『マーク?』
『今の世の中で言うと武器屋などに剣の看板が出とるじゃろ 何かを一目でわかるようにする物じゃ』
『これ文字じゃないのか』
ここで生まれる前の記憶が“クルマ”と言った
『クル・・』
『ん? 何か言ったか』
『いっ いや何も言ってない』
ふ〜 危ない 蛇の時は助かったけどこういう時はいらないな
とりあえず俺は鞄を手に入れた
薬草を採取して鞄に入れていく
そして、太陽が真上に来た頃鞄がいっぱいになった
『タマ帰ろう』
『わかったのじゃ』
ここで気づく 迷子だった
『そういえば迷子だったね』
『そうじゃった!』
タマも忘れていたようだ
『俺、木の上から見てみるよ』
俺は足にギフテッドを使いジャンプ 20メートル上の木の枝に掴まる
道が見えた
地面に着地
『タマあっちに道が見えた 行こう』
そして、俺達は一本の鉄の棒?を拾い道が見えた方へ進み出した
鉄の棒は銅のナイフより武器になるかと拾っただけだ
そして、3時間ほど歩くと道に出た
『やった 戻って来た』
『良かったのじゃ』
すると数人が歩いて来るのが見えた
『タマ 鞄に・・・』
しまった 薬草でいっぱいだ タマが入る場所が無い
『大丈夫じゃ そのへんの草の中を通ってリョウについて行くのじゃ』
『ごめん』
そう言ってタマは草の中へ入って行った
俺は揉め事が嫌なので近づいて来る人がどんな人か見る為に目にギフテッドを使い見た
『ダースさんそれにジャンさんに門番さん それと数人』
俺は走って手を振った
『ジャンさん』
その後は大変だった 無事を喜ばれたと思ったら奥まで行っただろうと怒られ 蛇のモンスターにあったと言ったらビックリされその後、怒られ 薬草の話では喜ばれその後、薬草より早く帰って来いと怒られ
とにかくやっと南の街へ帰って来た
『ジャンさん薬草すぐ植えたいんですが』
『そうだなワシも手伝うぞ』
『俺も手伝う』
『えっ?』
なぜか、ダースさんが手伝うと言ってきた
『俺も手伝うぞ』
さらに門番さんまで言ってきた
するとジャンさんが
『ダースお前はマズイだろう』
『大丈夫ですよ 一年以上家に帰っていないんで』
ダースさんの実家はジャンさんのライバルの薬屋だそうだ
そういえば南の街へ来たときは門番さんに薬屋は2つあると聞いたな
『リョウ君安心しろ俺は植えた事何回もあるから』
ダースさんも手伝ってくれる事になった
そして、ジャンさんが
『ポー 丁寧にしろよ』
『わかってるよ 親父こそ腰に気をつけろよ』
えっ?
『ジャンさん 門番さんってジャンさんの息子なんですか?』
『そうだぞ 名前はポーだ こいつも子供の頃から薬草植えかたしてるから大丈夫だ』
『はい』
俺がポーさんを見ると
『任せろ』
『俺がジャンさんにお世話になっていると言ったとき、なんで教えてくれなかったんですか?』
ポーさんが小さい声で言ってきた
『リョウ君が南の街へ来た時、親父の店を進めてしまったから何か照れくさくてな』
その後4人で植え方をして3時間ほどで終った 鞄いっぱいになっていたが畑に植えたらそんなに多くなかった
暗くなる前に終って良かった
その帰り銀行の受け付けの女の人と行ったごはん屋さんで食べて帰った
帰ったらヨシさんに喜ばれ すぐ家へ来なかった為俺とジャンさん二人で怒られた
自分の部屋へ帰ったらタマがいた 良かった 薬草の畑ではチラチラ見えていたけどその後はわからなかった 人目を避けて帰って来たそうだ 安心したら気を失うように眠った
疲れた・・・
疲れた




