林ヘ
東にある林へ行く為南の街の出入口ヘ来た いつもの門番さんがいた
『こんにちは』
『おうっ リョウ君』
あれ?名前で呼ばれた教えたっけ? もしかして・・・
『どこに行くんだ?』
『今日は東の林に薬草を採取しに行きます』
『あっ! この前嘘ついただろう 近くで薬草を採取って言っていたのに山に行っただろう』
バレてる
『すいません』
『まぁいいさ そのおかげで街は守られたんだからな』
やっぱり俺がトラのモンスターを報告したのわかっている
と、言うことは・・・
『英雄になって大変だろう』
『英雄じゃありません!』
名前で呼ばれた時から少し予想してたけど、あのパーティーからどこまでひろがっているんだ
『英雄と呼ばれて喜んでいないようだな』
『だって英雄じゃないので!』
『ハハ 俺の近くにも英雄と呼ばれて嫌がっていた奴がいたから何となくわかるよ』
『でも、トラのモンスターを睨んだだけで倒せるんなら英雄でいいんじゃないか?』
〈!!?〉
『にっ 睨んだだけでトラのモンスターを倒す!?』
『んっ なんだ違うのか?』
『そんな事できる訳ないでしょう!!』
昨日は片手で倒した事になっていて 今日は、睨んだだけで倒した事になっている ジャンさんに言われていたけど、こんなに早くなるとは
『そうか 噂が大きくなったのか』
『どうして睨んだだけで倒すなんて噂になるんだ』
『あぁ それはこの街の【皇帝】が睨んだだけで敵を倒すギフテッドだって言う噂があるんだ それに便乗されたんだろ』
『皇帝・・・』
南の街を守る最強の戦士 そんな凄い人の噂が俺の噂に混ざってこんな事になったの 皇帝怒ってるんじゃ・・・
『は〜 とりあえず薬草を採取に行って来ます』
『気をつけろよ』
俺は林に行く前に疲れてしまった
林に行く為南の街を出る 少し行くと人の通りが無くなった おそらく東の街とはつながりが無い為だろう 人がいないので俺は足にギフテッドを使い一気に林を目指すことにした
林は歩いて30分くらいの所にあるが俺は10分ほどでついた
『タマ出て来ていいよ』
〈ポヨーン ポヨーン〉
『熱源探知はまかせるがよい』
『お願いね』
俺とタマは林に入って行った
タマは大きくなったが上手に木をかわして進んで行く
俺はタマがいて安心なので薬草探しに集中して進んで行く
30分ほど進んだが薬草は見つからない
薬草探しがこんなに手こずるとは思っていなかった 6才の頃薬草採取をしたした時はすぐ採取出来た 場所が良かっただけだったのかな
『リョウ木の上に何か熱源があるぞ』
見てみると鼠のモンスター・・・じゃない
『なんだ?』
ここで生まれる前の記憶が“リス”と教えてくれた あれがリスのモンスターか俺には鼠のモンスターに太いしっぽをつけただけに見える ジャンさんはおとなしい性格だと言っていた 確かに襲ってくる様子はない かわいい
林の奥へ進んで行く
『無いな〜』
俺は屈みながら移動していた為腰が痛くなっていた 少し休憩しようと腰を伸ばしたその時
〈ザザザッ〉
木の上から何か降ってきた いやっ 襲って来た!
『タマ!敵だ』
俺は敵を後ろに飛んでかわしながらタマに声をかけた
そして、ナイフを抜いて相手を見ると見た事の無いモンスターだ
『シャー』
『なんだこいつは?!』
生まれる前の記憶が“ 蛇 ”
“キャー”と言った
太い紐のようなモンスターだ 曲がったり巻いてあったりしてちゃんとした長さは解らないが見えている所は100メートル以上はありそうだ
頭は人間よりデカイ!
その頭が口を開けて俺に突っ込んできた
『シャー』
俺は左にかわした だがそこには蛇キャーのしっぽの先端があった
〈ビュン〉
俺は咄嗟に左腕にギフテッド使いガードした
〈ガシ〉
たが凄い力の攻撃だった為吹っ飛ばされた ギフテッドを使わずガードしていたら左腕は無かったかもしれない 俺は吹っ飛ばされながら銃を抜く 着地と同時に蛇キャーヘ向けて引き金を弾いた
《ドン》
蛇キャーの頭にあたる
《ヌル》
『えっ?』
俺の打った光の玉は蛇キャーの頭にあたった瞬間方向を変え空ヘ飛んでいった しかし、蛇キャーの動きを停める事は出来た
そこへタマが来た
〈ポヨーン サシュ〉
タマは俺の左肩に乗った
『あれは蛇じゃ 我の記録より遥かにデカイが』
蛇? 蛇キャーじゃなくて そんな事はどうでも良い
『奴には体温が無いのじゃ』
体温が無いモンスターがいる事はジャンさんに聞いていたが山の奥と言っていた
『シャー』
蛇のモンスターはこちらを睨み威嚇してくる
どうする蛇の体は滑るように見えた 攻撃をあてられるのか?
『シャー』
蛇のモンスターは体を起こし上から見下ろしてくる
『シャー!』
蛇のモンスターが上から襲って来た デカイ頭が上から落ちてくる
俺は後ろに飛んでかわす 地面に蛇のモンスターの頭が突っ込む
《ドゴン》
さらにすぐ頭を上げこちらへ攻撃をしてくる 後ろに飛んでかわす
《ドゴン》
さらにすぐ頭を上げこちらへ攻撃をしてくる 後ろに飛んでかわす
《ドゴン》
さらにすぐ頭を上げる尻尾の先端が俺の左後ろから攻撃して来た 地面を転がりかわす
《ドゴン》
蛇のモンスターの動きは、かなり変則的で読めない だが、トラのモンスターと比べると遅い為ギフテッドを使わなくてもかわせる 最初の攻撃のように不意つかれなければ問題ない
《ドゴン》
問題は蛇のモンスターの体が滑る事だ
《ドゴン》
考えながら蛇のモンスターの攻撃をかわす
《ドゴン》
さてどうする
《ドゴン》
痒い




