スライム
家に帰りジャンさんヘ今日あった事を話した
『そいつはどっかの武器屋だな』
『武器屋さん・・・』
『あぁ 新しい英雄と呼ばれるリョウに自分の店の武器を使ってもらって宣伝したいんだろ』
『あんなに強引に来るのか〜 しかも、片手でトラのモンスターを倒したとか変な事も言ってたし』
『噂は大きくなっていくからな そのうち見ただけで倒したとかって言う話になってるかもな ハハハ』
『は〜 そもそも英雄でもないのに・・・・』
『ハハハ それはどうにも出来ないな 周りが勝手に決める事だからな』
周りが勝手にか じっちゃんも東の街に勝手に拳帝にされてたな
『そういえばジャンさんの発掘の神手も周りが勝手に決めたんですか?』
『当たり前だ 自分でワシは発掘の神手です。なんて言う訳ないだろう』
『ハハハ』
『それよりタマちゃん本当に大丈夫なのか?』
『んっ 我は何も問題ないぞ』
ジャンさんが心配するのも当たり前である 俺も心配だ
タマは玉と玉と完全に一体化し元の5倍くらい大きくなって丸ではなく楕円形になった
『タマちゃんの仲間が分裂するのは知っていたが一体化するのは知らなかったな』
えっ?
『ジャンさんタマの存在を知っていたんですか?』
『あれ? 言ってなかったか 昔遺跡の中でタマちゃんの仲間にあった時仲良くなって案内してもらったりしてた』
最初からタマを受け入れてくれたのは玉という存在を知っていたからか
『ジャンさんタマの事教えてください』
『あぁ いいけどそんなに詳しくないぞ 人工生命体は専門外だ』
それから夜遅くまでジャンさんにタマの事を聞いた
タマは世の中では人工生命体 スライムと呼ばれていて結構有名だそうだ
隠す必要がないのか聞いたら、隠して置いた方が良いそうだ 金持ちとかが欲しがっている為狙われる心配があるみたいだ
ジャンさんは俺がそれを知っていて隠していると思っていたようだ
俺がタマに登録されてると言ったら初めて聞く話らしく驚いていた 知識を吸収して賢者になる目的がある事も知らないそうだ
人工生命体スライムは打撃には強いが二つに切られると死ぬらしい
攻撃力なく遺跡の調査をしている時など警戒すらしなかったそうだ
分裂して数を増やせるから仲間は結構いるのではないかと言っていた
『タマ 今の話を知ってた?』
『うむっ 解っておる ただスライムと言う名称は今の人間が付けたのじゃろうから知らなかったのじゃ』
『ありがとうございました』
『あぁ 逆に悪かったな リョウの事だから全て解っていると思っていた』
『えっ?』
『ダイヤモンドを知っている奴がスライムを知らない訳ないと思っていた』
『そっ そうですか』
生まれる前の記憶のせいか
もう一度ジャンさんヘお礼を言って自分の部屋へ行った ここで思い出した 夜ご飯を食べていない 派手な武器屋さんのせいだ
俺は諦め寝た
次の日、朝ご飯を食べたあと買ったナイフと鞄を持って家を出た 鞄の中身はタマだ もはやタマはポケットには入らない
タマの事は内緒の方が良いとジャンさんに言われたので今までどうりでタマを隠して行動する
畑につくとタマがいつもどうり飛び出した
〈ポヨーン ポヨーン ポヨーン〉
!! タマの動きが変わった 地面に着地すると潰れたように目えジャンプすると楕円形になる 液体の塊が飛び跳ねているようだ
『雑草取り頑張るのじゃ』
『俺は薬草を摘むよ』
手分けして作業を進める 途中畑の前を人が通った時タマは今までどうり動きを止めて玉の振りをしていた 玉には見えないが・・・まぁ 物体には見えるだろう
タマの雑草取りは格段に早くなっていた為午前中に全ての作業が終った
『タマ帰ろう』
『わかったのじゃ』
〈ポヨーン ポヨーン ザシュ〉
タマが鞄に入った 前より重みを感じる
そして、家へ帰って
薬草をヨシさんへ渡して
『今日は街を出て東にある林に行って来ます』
『気をつけてね』
ヨシさんへ行きさを言って出かけた
爪が柔らかい




