成長
いつもどうりヨシさんが用意してくれた朝ご飯を食べ家を出た
薬草の畑について人がいないのを確認してタマを外に出す
〈ポーン ポーン ポーン〉
『我も雑草取りを手伝うのじゃ』
『えっ どうやって?』
見るとタマは口で雑草を咥えてクルッと捻り雑草を抜いた
『凄いなタマ 口を器用に使う・・・・・口!?』
『タマ! どうしたんだその口は?!』
『んっ なんじゃ』
『口があるぞ』
『何!?』
タマは口を開けたり閉じたりして動かしていた
『本当じゃ やったのじゃ 多分成長したのじゃ 気づかなかったのじゃ』
『どうゆう事?』
『最初に言ったのではないか 我は成長すると』
『見た目が変わるの?』
『そのようじゃの我も初めてじゃから知らなかったのじゃ』
雑草を抜いた時は挟んだつもりだったそうだ
タマは雑草を抜くのをやめしゃべりと口を合せる練習はじめた
『あいうえお かきくけこ』
俺は雑草抜きをはじめた タマは気になるが仕事はしないといけない
『はーひふーへほ〜』
タマが流暢に話せるようになった頃、畑の仕事が終った お昼を過ぎている
『タマ 終わったよ武器屋に行こう』
『解ったのじゃ』
〈ポーン ポーン ポーン サシュ〉
タマは俺のポケットに入った 口がなんか かわいい
畑を出て街へ入り歩いているとジャンさんがいた
『ジャンさん』
『おうっ リョウ 帰るのか?』
『いいえ ナイフを買いに行きます』
『? ナイフなら持ってただろう』
『昨日、モンスターと戦った時欠けてしまって』
『何っ! モンスターと戦った? 昨日そんな事言わなかっただろう 山の奥の方まで行ったのか?』
『いいえ 山の奥には行ってないけどモンスターにあってしまって』
『そうか そうだよな昼に行って夕方に帰って来たんだから奥まで行ってる訳ないよな でも、モンスターに遭遇したんだな?』
『はい』
『どんなモンスターだった?』
『トラのモンスターでした』
『ト・・ラ・・・』
あっ! しまった またやってしまった 生まれる前の記憶がトラって言ったんだった
『どんな攻撃をしてきた?』
『え〜と 体の体毛を針状に強化して攻撃してきました』
『間違いないな・・・トラのモンスターだ』
『倒したのか?』
『はい なんとか』
『・・・』
『解った 山には入るなよ』
『はい・・』
そして、ジャンさんは走って行ってしまった どうしたんだ、いったい モンスターと戦った事言わなかったのは悪かったけど
周りを見ると街の人達が俺を見ている けっこう大きい声で話していたから目立ってしまったようだ 俺は足早にその場を離れる
確か武器屋はこのへんに・・・あった
〈カラン コロン カラン〉
武器屋のドアにはベルがついている為開けた時音がした
中に入るとすぐに剣や槍が目に入る 奥を見るとカウンターがあり武器屋の主人だろうか男がいる こちらをチラッと見て、すぐ目をそらした
感じが悪い
とりあえずナイフを探す
・・・無い?
もう一度探してみる 剣 槍 斧 鞭 弓 ・・・
南の街は大きな武器工房があって有名だから凄いナイフを期待してきたんだけど そもそも無い
感じの悪い人だけど聞いて見るか
『あの〜すいません』
『・・・』
那由多




