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ボブゴブリン。

 

 浜辺の一角では別の戦闘が始まっていた。

 それは “ゴルゴーン・ステンノー” が最初から仕組んでいたシナリオ。

 嫌らしい性格には嫌らしい先がある。


 “ゴブリン” と “ラストバタリアン” で蹂躙(じゅうりん)したこの町を最終的に植民地化するために派遣していた “インスマス人” による住民塗替え成りすまし作戦。

 別の浜辺に上陸していた“インスマス人” が〈ゾロゾロ〉と侵入してくる。

 この付近は一番最初に“ゴブリン” に蹂躙された外国人愛護団体のキャンプ地跡。

 迎え撃つは “ゴブリン” 。

 後詰めで待機していた “ゴブリン” は50名、先程の戦いで20名が消耗しているのでその残り30名となる。

 だがこの “ゴブリン” は戦線の反対側に居る。

 これは戦線を離脱して逃げようとしていたのではないか。


 その逃走経路の前方に “インスマス人” が現れたのだ。


 ここを突破しないと逃げれないと悟り応戦体制を取っている。

 そこに “ラストバタリアン” の斥候部隊が現れる。

 前後を挟まれた感じの “ゴブリン” には活路が無い。


 “ゴブリン” は、“インスマス人” に向かい攻撃体制を取る。

 その構える武器は棍棒では無い。

 ボウガンだ。

 飛び道具を持つ“ゴブリン” も居るようだ。

 後ろから来る “ラストバタリアン” には無防備過ぎる。


 “ラストバタリアン” が発砲し始める。

 MP40サブマシンガンの射程が遥かに長い。


 〈ヒューンヒューン〉

 弾丸が空を切り飛んでくる。

 だが “ゴブリン” を通り越して、“インスマス人” に着弾する。


 “ゴブリン” の真後ろに散開した “ラストバタリアン” の斥候部隊の隊長が “ゴブリン” に声をかけた。

「ここを突破したいのか? “ボブ”」


「ああ、我々はここを突破して新天地を目指す」


「“ボブ” ここはどこまで行っても人間の世界。行き場なんてないぞ。」


「分かっている、だがもう無意味な戦闘はしたく無いんだ!」

「同じ戦闘なら開拓して果てるが良い」


「分かった “ボブ” 俺たちが道を開いてやる。待ってろ!」


「斥候小隊前へ〜」

「 “ボブゴブリンのボブ村長” を支援するぞ! 」


 “ラストバタリアン”の斥候小隊が各々、“ボブゴブリン”等に茶々を入れながら駆け抜けて行く。


 なんと、“ゴブリン” は使役されるだけの間柄では無い関係性があるのか。

 この “ボブ村長” が率いる “ボブゴブリン” 30名は、“ゴブリン” 種の中で極めて知能が高い稀な種族。

 “ラストバタリアン” 隊が彼らを後詰にしたのは危険が及ばないようにした考慮だった。


 “ラストバタリアン”の斥候小隊は次々に “インスマス人” を蹴散らし、“インスマス人” の群れのど真ん中に風穴を開けて活路を見出す。

 もう直 “インスマス人” の群れを抜ける所まで進軍したその時…。


 前も後ろも“インスマス人” に取り囲まれる。

 罠だった。

 “インスマス人” は最初から “ラストバタリアン”斥候小隊を袋の鼠とする作戦だった。

 これは “敷島隊長”等が仕掛けられた罠と同じ。


 “インスマス人” は人量で圧倒して取り囲む。

 その後、相手も “インスマス人” 化する。

 ※ “インスマス人” 化はどの様に感染するのかはまだ不明。


 “ラストバタリアン”の斥候部隊員は先程の “アイアンハーケン” との戦闘で「ヴリル Transformation!」を使い果たして今は一般兵士の強さでしか無い。

 窮地だ!

 そこに “ボブゴブリン” が “ラストバタリアン” が罠に嵌った事を知り突っ込んで来る!


「来るな〜! ボウガンでは役に立たん、逃げろ!“ボブ”!」


 “ラストバタリアン” を取り囲む “インスマス人” の背後からボウガンを射まくり “インスマス人” の壁を削り “ラストバタリアン”等と合流する。


「“ボブ” 逃げろ言っただろう!」と斥候部隊の隊長は笑みを浮かべる。


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