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蒼龍。

 

 潜水艦は “小太郎” が言った通りに船体の真ん中から真っ二つに折れた。

 その裂け目からカプセルの様に高密閉の救命艇が気泡の様に浮上して行く。

 救命艇の外部カメラが水中に爆発を繰り返しながら沈下して行く潜水艦を映す。


 〈グラリ〉

 何か大きな物体が横を通り救命艇は木の葉の様に揺れる。


 外部カメラはその物体を映し続けていた。

 それは…。

 龍。

 蒼い巨大な龍。


 龍は潜水艦を〈グルグル〉巻きにして管制ブリッジのある方に顔を向けて〈ガブリ〉と管制ブリッジを齧り(かじ)取って飲み込む。


 その後、蒼龍は超スピードで海域を離脱して行く。

 蒼龍に解放された潜水艦はどんどん沈んで行く。

 深く真っ暗な深淵で蛍の光ほどに小さく爆発の光が見える。


 蒼龍の顎門の格納庫で “風魔小太郎” は「儚いね〜」と呟きながら伸びをする。


「破壊活動終わり〜、戻ったら “ちる” ちゃんに褒めて貰おうっと」

 と〈ゴロリ〉と横になって寝息を立て始める。

 背中には貫通弾痕がある止血は自力でやった様だがよくここまで気力が続いたものだ。


  格納庫の内部ドアが開き、中から四つ腕の “エンペラー星人” が現れる。

「どれだけの生命力と意志力を持ち得ているのか、まさか我々は古のあの盟友に再び会えたのか」と呟き、医療アンドロイドに治療を促す。


 蒼龍が 傷付いた“風魔小太郎” を癒しながら神の化身の如く日向灘を回遊する。


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