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またもやお前か〜。
いきり立った艦長が起爆操作のコンソールを取り上げる。
しかし水爆の起爆という事に頭が一瞬で冷静さを取り戻す。
躊躇している艦長の後ろから手が伸びてくる。
更にその後ろの船員が騒ぐ。
艦長の顔の真横に紫色の空間が突如現れる。
その空間から巡航ミサイルが〈ニョキッ〉と突き出て艦長の頭に〈ゴツン〉とぶつかる。
艦長はいきなりの殴打に横を向いて巡航ミサイルを見て目玉が飛び出しそうな顔をする。
その時、艦長の後ろからの手が〈ポチッ〉と起爆のボタンを押す。
「ギョなんと!なんて事だ〜」
艦長は泡を吹きながら目を白黒させる。
制御コンソールの画面に、《起爆受付成功 3秒後に起爆》とメッセージが表示される。
〈アウ〜〉
「押したっちゃじゃない〜」
またもや“女将軍ゴルゴーン・ステンノー” だ!
「また、お前えか〜」
「最後の最後まで〜」
〈アウ〜〉
「こりゃ、助からないわ!つまんないの」
「神よ〜」




