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挟撃される。

 

 〈ウキャキャ〜〉

「無理無理むり〜、“アイアンハーケン” のオカワリ〜〜、はい、オカワリね」

 〈ウキャキャ〜キャ〉


 防風林と砂浜の境目に3体の “アイアンハーケン” が降下して来た。

 “ラストバタリアン” は、大方の人数が最初の “アイアンハーケン” を追い抜き防風林を目指して駆け出した所で丁度前後を“アイアンハーケン” に挟まれた形となった。


「それでは〜、おやりなさい!」


 新手の “アイアンハーケン” がシュマイザー機関砲が装備されている腕を突き出しながら前進し始める。

 抜き去った “アイアンハーケン” は、移動は出来ないが首を真後ろに回転させて腕もグルンと後ろに向きにする。

 回転させた腕には勿論、シュマイザー機関砲が装備されている。

 ロボットなので可能となる芸当。


 遮蔽物のない場所で前後からんの高速のシュマイザー機関砲は、覚醒状態の “ラストバタリアン” でも犠牲無しでは切り抜けられない窮地となった。


  〈ジリジリ〉と、3体の “アイアンハーケン” が距離を詰めて来る。

 弾丸を避けられない距離まで近づくつもりだろう。

 機関砲に弾を送り込む回転シリンダーが 〈キーン〉と回転を速める。

 射撃開始までもう時間は掛からない。


 〈キーーン〉回転を増す。

 〈キーーーーン〉


 〈バフッ〉

 回転が停止する。


 “アイアンハーケン” のパイロットが慌てて報告する。

「回転シリンダが何者かに停止させられました!」


「何者かとは何よ! ちゃんと確認しなさい!」


 カメラではよく見えないのでコックピットのハッチを開けて腕のシリンダー部分を目視する。

 樹の根だ!樹の根が巻き付いている。

 シリンダーは回転出来ずにモータがオーバーヒートして黒い煙が立ち始めている。

 直ぐにハッチを閉じて “女将軍ゴルゴーン・ステンノー” に報告する。


「“ゴルゴーン”様、ドルイド僧です!」

「ドルイド僧が現れました!」


「何処にいるの場所を伝えなさい!」


「それが姿は発見できません」


「よく探しなさい、巡航ミサイルをぶちかますから!早く探せ!」


 仕方なくハッチを開けて周りを見渡す。


「グアアア、居ました居ました。町側の防風林の向こう側に巨大な根の上に立っています。」

 防風林の町側に八岐大蛇(やまたのおろち)の様な8本の巨大な根が鎌首を上げて此方を睨む。

 その真ん中の一番大きな根に “森羅万象” が立っていた。


「潜水艦の遠視カメラにも映っているわよ!遅いのよ報告が。」

「もう発射したわ!巡航ミサイル〜、核弾頭付きにサービスしたわ!」

 〈ウキャキャ〜〉

「艦長、潜水しなさい!」


「ちょっと!“ゴルゴーン”様、我々は核防御していません、余りに近過ぎます!」

「助けてください、どうすればいいのですか〜」

 〈ヒエエエエエエ〉


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