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解き放つ。

令和元年、弊立神宮に参詣しました。新たな元号の年、日ノ本の始まりの地を訪れる事は今の世に生きている私にとって生きている証となりました。

 

 これは堪らない。

 速射弾の嵐。

 嵐と共に鋼鉄の巨人 “アイアンハーケン” が着実に近づいて来る。


 そんな中コンテナの陰の “ラストバタリアン” 達は、各々の武器の点検に余念がない。

 そしてその表情は追い込まれた焦燥感ではなく、まるで試合前のアスリートのような緊迫の中に出番を待つ期待感の様な雰囲気に包まれている。

 副艦長が声を張り上げる。

「いよいよ、純粋アーリア人の超人力を解放する時が来た」

「我らと人類の進化の道行きの鍵を握る日本人の住まうこの地でこの時が来たことは必然であろう」

「先ずは我らの力を思う存分見せてくれたまえ」

「ヴリル Transformation!」


 コンテナの陰の “ラストバタリアン” が腰のショルダーバックの蓋を開ける。

 3つ並んでいる青、赤、白の釦。

 青を押す。

 光沢のある金属繊維が硬質な鱗状の鎧に変質する。

 高純度のヴリル溶液が身体を駆け巡る。

 脳が活性化して瞬時の判断力や予測能力、身体の反応速度が格段に向上する。


「行きたまえ!」

 副艦長が告げる。


 豪雨の様な機関砲の音の中、この声を聞き遂げたのだろう、一斉に “ラストバタリアン” が飛び出して行く。

 外は機関砲の弾丸の嵐。


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