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龍騎兵

 

 〈ドクン、ドクン、ドクン〉

 強い精神波が空気を震わす。


 横たわる “白” の向こう側 “鈴之助” が居る場所に漆黒の渦が現れる。


 〈パチっパチっ〉と火花が大きく弾けて “白” は完全に沈黙した。


 漆黒の渦が青、赤、黄と虹色に輝き〈パーン〉と消える。


 “鈴之助” の第三の眼が開いている。

 “鈴之助”がとうとう覚醒した。

 数多の知識が “鈴之助” に流れ込む。

 ここにエンペラー星人の総統が覚醒した。


()がれ腐敗せし、(ちり)傀儡(くぐつ)どもよ。僕の友達をよくもよくも〜〜〜!」

 〈どゴーーン、ブンブウンブンブウン〉

 光の柱が上空に物凄い勢いで駆け上る。


 そして、「ピタゴラス!即刻、龍騎兵で不浄を(はら)え、塵に還せ!」と叫ぶ。


 西都原古墳群の小古墳50基の地の底から光の粒手が音速で吐き出される。

 〈キーン、ドギャン〉音速を超えた衝撃音を伴って上空数千メータまで噴き上がる。


 “鈴之助” の命令一下(いっか)、急降下で日向町に50基の光の粒子が舞い降りる。


 商店街の通りで奮戦する床屋のおじさんは、4本の手の内2本をダラんとさせながらも2本の手に持つ電磁スピアで “ゴブリン” と切り結んでいる。

 光線銃で応戦していた女子高生は、足を砕かれ座位のまま光線銃で気力の応戦。


 その二人に思念が入る。

「遅くなったね、おじさん、おねーちゃん、もう大丈夫だからね」

 思念と同時に上空から光の矢が目の前に突き刺さる。


 現れたのは2メータ程の藍色の龍に跨ったガンメタリックの甲冑に身を固めた龍騎兵10騎。

 龍騎兵の一人が後ろに下がるように指を指す。

 床屋のおじさんは女子高生を背負って後方に後退する。


 龍の口から甲高い音声で「不浄の者共、これより “御君(おんきみ)” 様の命で塵に還す」

 龍の眼から〈シュパンシュパン〉と藍色(あいいろ)の光線が照射開始される。

 “ゴブリン” は光線を受けると凍り付きボロボロと崩壊する。

 龍騎兵は背中から床屋のおじさんと同じ形のライフルを抜き出し照射始める。

 こちらは、雷撃となり “ゴブリン” を雷の様に不規則な動線で貫いて行く。


 通りを埋め尽くしていた “ゴブリン” は、ほぼ一掃される。

 通り一面、氷と黒焦げ “ゴブリン” で覆い尽くされる。


 八百屋のおばさんは、覚醒した“鈴之助” の思念を感じて香久耶家から大御神社へと走り始める。

 走る先に〈ブオン〉と龍騎士3体が現れ並走する。

 龍騎士を目で認めると、「私を坊ちゃんの元へ」と告げる。


「了解致しました。 “メラ”様、龍騎を使って下さい」

 龍騎兵の一人が飛び降りると、手綱を八百屋のおばさん “メラ” に渡す。

 “メラ” は龍騎に跨ると一気に龍騎を加速させ上空に駆け上る。

 〈キーン、ドゴン〉と音速を突き抜ける。


エンペラー星人の総統が目醒めたた。

新たな “御君” が現れた。

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