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妖怪を選抜する理由は妥当

 ラストバタリアン筆頭将校のシュナイザは作戦遂行を円滑に効率的に行う為に妖怪達の選抜を行うという。


【オカルト特務機関ヴリル】統括のマリア・オルシックがブロンドの髪をかき上げながら提言する。


「スメラン星人の超テクノロジーでも認知しない霊魂を昇華した妖怪なる存在がパルス電磁境界を通過出来ることは先程の火の玉で検証は出来ましたが、昇華体の和魂(にぎみたま)だけが通過できても物理的な物は通過できません。妖怪を派遣すると言うことは丸裸で敵地に送り込むという事です」


「作戦が破綻していますね!」


「なるほどその通りですね、私の説明不足ですね」

 小豆公望が受け応える。


「妖怪の素養を皆さんにご説明していなかったので補足が必要ですね」

「妖怪はその存在自体で相手を禍う特殊な術を持っています」

「ほとんどの妖怪が物理的武器を持たずに己の和魂の身体から武器を組成し創り出します」

「例えば鬼の棍棒。これは物理的な物です。上位の鬼である茨木童子の持つ鬼の金棒は鬼の身体の一部を武器として組成した物です」

「選抜する妖怪は上位の武器を組成する術を持つ者らとしています」


 パルス電磁境界を透過出来るのは霊魂を昇華させた妖怪。

 境界線の向こう側は敵地。

 何が待っているか分からない。

 敵地では自分の身は自分で守らないといけない。

 ただ、武器をパルス電磁境界を跨いで持ち込める事は出来ない。

 上位妖怪はその身体から闘う術を生み出す能力がある。

 更に妖怪は進化のミラクルジャンプを経てとてつもない能力を身につけているものも居る。

 妖怪を選抜する理由は妥当。

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