“ハクア”の親友なんだ“ミケちゃん”は…。 副題:樹海で生き抜く逞しさと残虐さとお色気と…。〈実はリアルでも大切なお友だち〉>
怪猫_猫娘“くつ下ちゃん”と無事会合出来た“ハクア”。それと同時期に結界烏丸は巨人三体に襲われ窮地に陥る。そこを救ったのは、異変を感じて真っ先に駆け付けた“くつ下ちゃん”。見た目とは違う無慈悲なまでの強爪で巨人は瞬殺される。“御君様:ゆうや”にも強烈にそのミニスカートと真っ赤なパンティが刻み付けられた。
〈ゴロゴロ、ゴロゴロ〉先程から僕の膝の上に丸まって例の猫娘が喉を鳴らして居る。
“ハクア”が言うには、気に入ったら〈ピトーっピトーっ、ゴロゴロ、ゴロゴロ〉してくる猫娘の癖なのだそうだ。※気に入られたのか〜でも“みなみちゃん”の視線が突き刺さる…。
片脚を切り飛ばされた巨人は、“ジーク”と“ハクア”から尋問を受けて居るが口は固い…。
というか反応すら示さない無視状態。困り果てていると、“ミケちゃん”が「あたし聞いてこようか?」と申し出る。丁度良い「頼むよ!“くつ下ちゃん”」と頼む。
くるリンとバク転して巨人の所に駆けていく。
あ〜、またまた、お尻丸出しの真っ赤なパンティが視線の先に見え続ける…。
容姿は猫耳とミケ柄の尻尾が怪猫?の証だが、他は全く人間と変わらない、黒いタートルネックに黒いレザーのベスト、黒いハイソックスそしてレザーの超ミニタイトスカート、目元がキリッとしたボイッシュな感じの美少女なんだよね。
※だから困る…。目のやり場!だんだんと、“みなみちゃん”が鬼の形相となって行く行く。
そうこうしていると赤いチラチラが巨人に辿り着く。
〈どゴン、どガン〉巨人が必死に逃げようともがく。
無表情だった顔が恐怖に引きつる。
「ねー、どうしてお話しないの?」と“くつ下ちゃん”が爪先で横たわりゴロゴロともがく巨人の大きな腕を〈つーっ〉となぞる。
「ウガウガ、うガー」巨人が悲鳴をあげる。爪でなぞった後が、パックリと割れて骨が見える。爪は相当に鋭利なのか、血も出ずに白い脂肪層の断面が露出し、暫くして白い脂肪層に真紅のぽちぽちが滲み出て来る。
「ねー、ねー、どうして無視ニャ?」と、顔を覗き込まれた巨人が
〈ぎゃーーーーーーー〉割れんばかりの悲鳴をあげる。
「わかりました、ハア、ハア、お許しください。。お許しください申し訳ありません、何でもお話し致します。ですから魂いだけはお許しください猫又姫様」※あの巨人が〈ぶるぶる〉震えている。
「なーにね、もーわがままさんニャ^^最初から素直にするニャ」
〈ツンツン〉と爪先で巨人の手の甲を突つく。
〈ボフっ〉と手の甲に風穴が開く。
〈グあぎゃー〉と後から巨人の悲鳴が木霊する。
〈トントンと〜ん〉と“くつ下ちゃん”が戻って来る。
「お話ししてくれるんだって!ハニーちゃん褒めて褒めて」と尻尾をピーんと立ててもじもじしながら頭を下げている。
お礼は言わないと。
だけど、強烈過ぎる行動に言葉も出ないけど絞り出して「ありがとう」と恐る恐る頭を撫でる。
〈ゴロゴロ、ゴロゴロ〉とまた喉が鳴り始める…。
“ハクア”に促されて、巨人を詰問しに歩み寄るがこれは質問できる状態ではない。
「“ハクア”お願いだけどね、応急手当てしてあげれないかな〜?」と問うと、
「はい!全力を尽くします!」と風圧を感じる程の弾ける様な返事が返る。
「“鴉天狗”医療班、“御君様”の下知じゃ、これに参って身命をとして手当をせよ!」依頼と同時に〈すタタタタ〜〉と胸に医療班とハンカチ付けて“鴉天狗”が5羽、巨人の傍に駆け寄り治療に取り掛かる。
魔法なのか詠唱を始めながら止血の処置を行い始める。
“ハクア”がその周りを回りながら舞を舞う。その姿は、平安時代の白拍子の如く、清廉で華麗で荘厳。舞う程に巨人は白い光の靄に包まれる。
〈ゾロリ。。ゾロリ〉何か引きずる様な音が近ずいて来る。
植物が密集している藪から〈カサカサカサ〉と出てきたのは…。なんと、切り飛ばされた巨人の脚、それ自体が生き物の様に自力で巨人の体に近づいて来る。
そして、“ハクア”の舞の白光が巨人の脚に伸びて行き体へと引っ張る。
〈ゾロリ…ゾロリ〉と体の脚の切断面に引き寄せられて〈ぺタッ〉とくっ付く。白光が一際輝きを増す。切断された脚は何事も無かったように元に戻る。
何事も無かったように…。
「う〜っうー」と巨人が座り直し、“ハクア”に対して平伏す。
“ハクア”も舞を終えて平伏す巨人の前に立つ。
「巨人よ!私に平伏すは道理違い。
私はそなたの命なぞ微塵も救う気持はない!そなたの命は“御君様”のご意向。
平伏す方向が違います!」と、“ハクア”は白拍子の純白の袖を捲り、僕の方を手の平で恭しく指し示す。
巨人はその大きな体からは想像出来ないほどの俊敏さで、此方に向き直って平伏す。
「“御君様”の慈悲をとくと感じ入るが良い!」と“ハクア”が凛とする声音を樹海全体にも届かんとばかりの威勢で言葉する。
※それに呼応して〈パラパラ、パラ〉と砂埃が樹海植物の葉に降り掛かるのには誰も気づかない。
新たな敵、巨人の襲来を防いだ猫娘ミケちゃん“別名くつ下”ちゃんは、実は私が帰宅する時にいつも路肩で待っていてくれている野良猫の“くつ下ちゃん”がモデルなんです。往来する数多の人には見向きもしないけど、私を見つけると尻尾をぴーんと立ててニャーニャ言いながら擦り寄って来る大事なお友達なんです。




