自衛隊。
宴もたけなわお子様達である “ゆうや” 等は“ぬらりひょん爺” の側に集まって話をしている。
“ミケ” ちゃんは〈ゴロゴロ〉と“ゆうや” の膝の上に頭を乗せて喉を鳴らしている。
“ハクア” は“ゆうや”へのお給仕。
“みなみ” ちゃんは“ゆうや” と話を聞いている。
“尊きお方” の導きでシャングリ・ラに向かう事。
“みなみ” ちゃんを現代に返す事。
“みなみ” ちゃんを紹介しながらこれまでの経緯も含めて話をする“ゆうや”。
一人おっさんで混じっている“敷島” 三尉が“ゆうや”に話す。
「そうか、“みなみ”ちゃんと二人で旅立った訳か」
「小6の身でよく頑張って来たな」
「おっさんもな自衛隊で日本の仲間を救いたくてな」
「戦う事を選んでここまで来たよ」
「だが戦うに身を置くとな、極限だからこそ強く通じ合う掛け替えのない仲間が出来るがその最後にも多く立ち会う事になる」
「これからの道は強い誰よりも強いハートが必要だぞ」
「出来るか?」
「自衛隊はそんな日本人を守る役目なんだ」
「俺もシャングリ・ラに同行しよう」
「成る程ね!それいいアイデア、賛成!」
“エミリア” も大賛同。
「試したい事が沢山実験出来る〜」と呟く。
「自衛隊のおじさんが付いて来てくれるなら大丈夫だね、“みなみ” ちゃん良かったね!」と“ゆうや” も今までで一番の笑顔を見せる。
ホッとしたんだな坊主。
自衛隊の名に恥じない行動を心掛けないとな。
俺もやっと目標が出来たな。
人は自分の評価を得たがる。
評価が無いと不平不満で腐る人も少なくない。
自衛隊はどうだろう、災害時だけ持て囃されるが平穏となれば文句やバッシングの対象。
毎日評価もなく、ただ有事の際に機能出来る身体、精神、技量を発揮出来るように黙々と励む。
帰宅して見るテレビは有事以外はバッシングばかり、そこに勤めている自衛隊その人まで有事には他人事で無関心な連中に全否定される。
でも彼らは鍛錬を続け、有事に優しさを発揮する。
並みの職業ではないね。
ありがとう御座いますしかありません。




