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十階層生成

 九階層まではできたので次はボス階の十階層だ。ボスはガブに任せることにする。それを踏まえてどういった配置にするか。


「ガブはどんな階層がいい?」

「配下にもよるぜ。蝙蝠だけじゃ弱すぎるし他にも闇属性の魔物が欲しいところだぜ」


 闇属性か、何か新しい魔物はいるのかな。アルティ、教えて。


「う~ん、っと。闇属性だと餓鬼、傘蝙蝠、シャドウウルフ、シャドウクロー、ゾンビ、ダークウィスプ、ポーンスケルトンかな。あまり多くないよ」


 種類も少ないし、そこまで強い魔物はいない。テイムモンスターの方が当たり前だけど強い。何体か配置しようか。さすがにガブが一人では探索者のパーティーには勝てないだろうしね。それに召喚陣で補強かな。


「ガブ、君以外のテイムモンスターも使いたいんだが誰とだったら連携しやすい?」

「そうだな、ポチはどうだ? あいつなら闇属性で聞き分けもいいしな」


 ポチ、一般的な犬の名前であるがその正体はケルベロスである。幼体の時は普通の子犬だったんだが進化に次ぐ進化で頭も増えてケルベロスとなった。

 俺になついていてかわいいんだが、大きさはかわいいサイズではないし、飛びかかられると吹っ飛ばされてしまうくらい力も強い。それに三つの頭で舐められると服もでろでろになってしまう。それでも忠誠心も高いしかわいいと思うのは親バカなんだろうか。

 とりあえず五階層と犬で被るがガブとポチにボスは任せよう。

 さてフロアの造りも決めないとな。その間にポチを連れてきてもらおう。


「じゃあ、リリス。牧場からポチをここに連れてきて」

「わかりました。マモル様」

「それじゃあ、ポチが来るまでの間にフロアを造ろう。ガブに任せることにする。どんなのがいい?」

「それだったらどのくらいDPを使っていいんだ?」


 そう言えば確認してなかった。いまの残DPは。


【DP 892】


 思ったより少ない。てかフロア生成と階段設置で350持ってかれるから実際は500強で造るのか。どうしようか。ガブにも残DPを伝えると


「だったら凝ったことはできないな。マモル、とても大きな部屋を1つ造ってくれ。DPが100余るくらいでいい」


 言われた通りにコスト400の部屋を設置する。一辺が500m程の正方形の部屋だ。まん中の壁際に階段も設置する。

 そしてガブの言う通り階段とは逆の壁際に5m四方程度の壇を造った。

 

グルルルッ


 横から獣の唸り声が聞こえたと思ったら身体が宙に浮いていた。床に転がるとこちらに向かってダダダッという音が近づき、何か大きいものが覆い被さってきた。

ベロン

 顔が舐め回される。しかも三つの舌でだ。

 

「お座り!!」


 叫ぶと舐め回しは終了し身体も解放された。そして少し距離ができて犯人の顔もわかる。

 まあ見なくてもわかってはいたがケルベロスのポチだ。体長は5m程で、お座りをしているととても大きい。それでも三つ首を傾げて大人しくこちらを見ている。最近はろくに構ってやれなかったので寂しかったのだろう。遊んでと言わんばかりの瞳には罪悪感を覚える。

 撫でてやりたいがお座り中は頭の位置に手が届かないので


「伏せ!!」


 命令と共に伏せる。そうすると頭が目の前に来るので撫でてやる。このとき三つの頭を平等に可愛がってやらないと拗ねて変な行動を起こすから要注意なのだ。なので手が二本しかない俺はとても忙しい。適度に愛で終わると伏せの状態で待機させる。

 フロア生成の続きをやろうと思い椅子に座り直すと膝の上にシャインが幼竜になって乗ってきた。ポチを撫でていたのを見て遊んで欲しいようだ。片手で滑らかな鱗を撫でてやる。すると頭を俺のお腹にグリグリと押し付けてきた。ガブもいつの間にか一番小さい蝙蝠形になって横でホバリングしてるし、ルーも狼になって座っている。

 それぞれ頭を撫でてやったりアイテムボックスから櫛を取り出して鋤いてやる。気持ち良さそうな顔を見せられてこちらも気分がいい。だけど一人、こちらに来ないのもいた。


「ほら、ヴァイスも離れてないでこっち来なよ」

「いや、私は大丈夫です」

「遠慮しなくていいから。いつも助けてもらってるんだしそのお礼だよ」

「そこまで言うのなら」


 やっとのことで説得した。ヴァイスも変化で動物型になる。彼女は真っ白いふくろうだ。ガブがぶら下がっている腕を伸ばし上に留めてやる。反対の手で身体をを撫でてやるとふわっふわで気持ちいいのだ。しかし本当に手が足りない。ヴァイスとガブが留まってる腕も手はルーやポチ、シャインを撫でている。

 満ち足りているなあ。そう思う。現実世界でこんなに多様なペットは飼えないし、ましてや現実にはいない動物も多々ある。そしてキリの良いところで牧場の子達も遊んでやらないといけない。そう思った。


ウー!、ウー!、ウー!


 突如警報が鳴る。甘えていたモンスター達も戦闘モードに移行し、ルーは一目散に五階層へと向かった。

 監視カメラを見ると入り口に侵入者が見えた。数は2パーティ程だろうか。まだ六階層以降は解放していないため五階層までで撃退しないといけない。できるのであろうか?



残DP142

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