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まだ勇者side


………ま…………しゃ……ま…


女の子の声…?誰…?


「ん…ぅ…?」


「勇者さま!お気づきですか!?」


目が覚めると、僕の前には綺麗なドレスを着た金髪の女の子がいた。


「…?勇者…?」


「あの、勇者さま?どうかなさいましたか?

まさか!召喚時に何か問題が…!?」


僕以外は女の子以外誰もいないってことは…


「えと、勇者って、僕…?」


「は、はい。王家に伝わる、勇者召喚の魔法を使いました。

その召喚陣に現れたのですから、貴方は勇者さまですわ。」


えーと…これは…巧が前に言って異世界転移?召喚?ってやつかな?

いろんなパターンがあるって言ってたような…。


「…!巧!ね、ねぇ、巧は…もう一人、男の子いなかった!?鉈持った人に教われて…僕を庇って斬られちゃったんだ!その時に足元が光って意識が…!」


「落ち着いてください勇者さま。

まず、私はこの国の王女、イリーナと申します。

召喚陣には貴方一人が倒れた状態で現れました。

別の世界からお呼びしたので、負担があったのでしょう…。

こちらの部屋に運び、一日たっておりますが、陣が反応したりはしておりませんので、他に誰かが来たりはありません。

足元が光ったのは召喚魔法の光でしょう。

召喚魔法は、勇者として相応しい素質を持った人間を選ぶ様に作られているそうですから。」


そんな…一日!?あんなに大怪我してたんだ…そんなにたってたら…。


「あの、勇者さま。襲われたとのことでしたが、周りには誰もいらっしゃらなかったのですか?」


「え?う、ううん。僕ら最初は気づかなくて…誰かに大きい声で言われて…振り替えったら鉈持った人が…。

そうか…声かけてくれた人がいたんだから、怪我人を放っておくわけない…!」


そうだよ!周りには何人かいたし、救急車だって警察だって呼んでくれてるはずだ!

お医者さんだってすごいし、巧は強いし!

いつも僕と悪いことするやつと戦ってくれたもんね!


「周りに誰もいなかったら危なかったかもしれませんが、いたならば放っておく事は無いでしょう。

それにしても…その様なタイミングで申し訳ありません…。

ご友人の事、心配ですよね…」


「あ…うん、心配だけど…君だってわざとじゃないんでしょ?

巧も召喚されるには理由があるって前に言ってた!

そうだ、遅くなったけど、僕は嶋崎勇一。

勇一のほうが名前だよ!」


まずは僕がなぜ呼ばれたのか聞かなきゃね!

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