周りが辛辣で辛いです。
「ほぅ、このような場所に随分と膨大な魔力を持つ人間が…珍しいな?」
おぉう!?
またなんかでた!?
「…この森に何の用だ!魔族!」
へー あれが魔族か…イケ…メン…。
…何?フツメンの俺に喧嘩売ってんの?
神といい、魔族といい…イケメンマジ爆発しろや!
「つか、魔族?あれが魔族?俺のイメージだと角あるとか、禍々しい部分鎧とか手足の指先が黒く尖ってたりとかあったのに無いよ?見た目クソイケメンな人間じゃん?」
『オーダー、受け付けました。魔族について、検索開始。
…魔族についての情報は多岐に渡ります、疑問にありました見た目についてでよろしいでしょうか、マスター?』
…ほわい?
あ、これ空中で聞いた声じゃね?
え?マスターって誰よ?オーダー?検索?え?
『私はマスターの知りたいことを検索し、マスターの脳内に知識として情報を送り込むために用意された存在です。
マスターが分かりやすいように表しますと…ゲームで言う鑑定含む知識サポート人格と言ったところしょうか?』
あ、もしかして神に頼んだ特典の知識に関する事か?
『その通りです。いくら身体的にスペックが上がっても急な情報の取り込みは負担が伴いますので…。
必要な情報を少しずつ取り込みつつ、整理出来るようサポートとして作られました。』
なるほどー!
あ、さっきは空中でお世話になりましたー!あざーっす!
『マスターは結局頭から…いえ、顔から地面に突っ込んでしまいましたから。
提案に具体的に具現化でパラシュートを、等にすればよかったと後悔しております
それより、魔族の見た目についての情報を送りますのでとっとと確認してください』
「あれ!?なんか辛辣になった!?」
「…?さっきから、独り言?
フェンリル、この人間、頭大丈夫なのかい?」
「いや、私も知らん。いきなり現れたし、クレーター作ったし、そこに顔から突っ込んでめり込んでたし、あげくには独り言でワケわからんこと言っとるし。」
「お前ら、酷くね!?」
つーか!初対面な魔族はともかく何でサポートの声以外は理由知ってるフェンリルにまで散々な言われよう!?