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白と赤

 一歩踏み出せば一歩下がる。

 一歩下がれば一歩踏み出す。


 果てしなく思われるにらみ合いが続いた末、一つの咆哮が耳に入ってきた。


 刹那。

 俺は一匹の狼を叩き潰していた。白狼と対峙する俺を見て飛び込んできた(いぬ)だ。


 一瞬の間空中に浮いた俺の脚を白狼は狙う。


 ザザッ……


 後ろ足で地面を全力で蹴り白狼の攻撃を回避。さらに着地のタイミングで白狼の尾を踏みつける。


 この動作を一回の跳躍でやってのけた俺は前足が地面に接した瞬間体の向きをかえ、さらに飛びかかる。


 「ギャン……!!」


 何とも言い難い狼の悲鳴を鋭い牙で首の骨をかみ砕く音でかき消す。



 倒れた白狼の周りには大きな血だまりができていた。

 真っ赤な血、それに染められた真っ赤な雪。


 実の兄弟は見るも無残な姿に豹変した。


 「すまなかった……」


 そう言い残し森の中へと入っていった。



 さっきまでずっと俺たちを見ていた気配が一気に襲い掛かってきた。

 一歩一歩確実に避けながら一撃で死に至らしめる。

 後ろ足で跳び前足で引っかく。その死体を踏み台にしさらに蹴り飛ばす。




 白く吐き出される少し乱れた息…どのくらい走ったのだろうか。

 森を大きく迂回し谷のほうへ走ってきたのでそろそろ見えてくるはずだ。


 と、その瞬間、視界の右隅にひどく汚れた白い一つの影をとらえた。

 赤い水玉模様だった。




 そして俺は叫んだ。

はいはいどうもこんばんわ~


結局1話書くごとに結末変わっていくんですよねぇ……


ほんと、僕の頭の中はどうなってるんだろ……

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