2/3
第2節 蒼き復讐の焔
…そうして悲劇は連鎖するのだ。…
エルミリーアが娘アリアス。
リフォンニーアが娘フェリス。
2人の巫女姫亡き後、天界神グルチアに引き取られ
美しき女神として成長す。
新暦25年建国祭。
祝の席に出席した2人の女神、
宇宙神アトランに自らの母の死の真相を聞かされ
2人の心に憎悪の蒼き焔灯る。
新暦26年
母達の敵を打たんと
1000万の天空兵率いて
女神アリアス蒼き憎しみ焔の鎧を纏い
女神フェリス紅き制裁の焔の剣を持ちて
憎き敵冥府の女帝の住む城に進軍し冥府の女帝を撃つ。
この戦いを 冥府大戦と言ふ。
その血に穢れし女神2人は、
冥府の呪いにかかる。
フェリス神威を失いてその地に眠り。
アリアス深き傷負いて神界を追放されたる。
流された東の島の小国にて
風の民が祖先となる 和の国の王 紅玉の妻となり
新たなる名を
夜月詠姫とす。