主要登場人物紹介
【雪美条高校探偵部員】
江藤慎一郎
雪美条高校1-C
一応、本作品の主人公。推理は全然駄目だが、推理小説は好き。凛花や福森の推理に相槌を打ちつつ話を聞く程度のことしかできない。頼まれた雑用をこなしながらミステリーの話をするという探偵部の活動が何よりの楽しみ。平和な日常を望んでいるので、自分から積極的に事件に関わろうとはしない。
初登場:File1
森浦凛花
雪美条高校1-C
普段は無表情で何を考えているのかよくわからないと言われているが、ミステリーの話や推理する時は表情が全く変わる。推理力は部内でトップで、先輩や福森からも一目置かれている。ちなみに成績も学年トップクラス。
初登場:File2
凪沢ほのか
雪美条高校2-C
探偵部副部長という肩書きではあるが、推理ができるというわけではない。普通な女子高生としての生活も、推理小説のように事件が頻繁に起こる刺激的な生活も望んでいる。そのため事件に興味があり、積極的に事件解決を目指す。母の影響か、ある程度大きな事件でも動じない。
初登場:File1
中湯陽太
雪美条高校2-E
とある事情でほのかとの仲が悪くなり、部活にもあまり積極的ではなくなった。参加するのはほのかの関わりがなさそうだった時のみ。男子の部活の仲間とは仲良くなろうとしている。
初登場:File3
十田兼一
雪美条高校3-D
探偵部部長という肩書きを誇りに思い、探偵部のことをよく考えている。部員からの信頼もある。サバサバした性格であり、あまり好いていない人も多い。受験せずにそのまま付属の雪美条大学へ進学する予定だからか、普通の高校3年生とは違いたまに部活にも顔を出す。「部長」の肩書きは先輩がそうであったように卒業まで保持し続けるつもり。
初登場:File1
名瀬美陽
雪美条高校3-E
かなりの美人で成績もよく、人望もあるというかなり出来た女性(なのになぜこんな探偵部に入っているのか?という疑問は持ってはならない)。推理力は凛花や福森には及ばないがそこそこできる。受験勉強が忙しくなり、最近の部活動には参加していない。
初登場:File2
【探偵部員の関係者】
日野田理絵花
中泉学院1-C 探偵小説研究部員
江藤の中学時代のクラスメイトで、共に学級委員として仕事をしていた。ゴタゴタがあったものの、江藤と付き合っている。推理はかなりできて、謎解き中の彼女の姿は……。頭もよく、雪美条市近辺で最もレベルの高い高校、中泉学院の生徒。家は花屋である。
初登場:File1
田野花絵
雪美条高校1-C
江藤とは小学4年生から中学生1年生の2学期までクラスメートだった。その後、両親の都合でフランスに行っていたがクリスマス頃に戻って来た。転校の直前に江藤に……?
初登場:File12
福森章雅(47)
雪美条高校日本史担当教師 探偵部顧問
推理力はかなり高く、探偵部員たちから尊敬されている。困りごとがあるとすぐに頼られ、さらに素早く答えを見つけ出す。教師としても一流で、授業も面白い。ちなみに雪美条高校に来た時からずっと探偵部顧問。
初登場:File1
白家美恵子 (33)
雪美条高校美術教師 美術部顧問
推理力は福森と同じくらい。人のことを考え、皆の前で真相を明かすことをあまり好まない。昔は画家になろうと思っていた。
初登場:File3
【雪美条警察署】
吉峰紅美子(30)
強行犯捜査係 警部
雪美条警察署で最も容姿端麗な警察官とも言われるほどの女性。ちなみに既婚者である。あくまで一般人である凛花の力などは使わず、自らの力で真相を見抜こうとする。推理力は高い。
初登場:File4
網倉賢三郎(30)
強行犯捜査係 巡査部長
禿げ頭に何となく老け顔なことを合わせると40歳くらいにも見える。実年齢より若く見える吉峰と比べるとさらにそれが際立つ。係長の娘のほのかとその仲間たちに事件の情報を流して事件を解決してもらっている。ちなみに網倉と吉峰の2人は昔、雪美条高校探偵部に所属していて、福森との面識もある。
初登場:File4
蓑下八重乃(24)
強行犯捜査係 巡査
かなり小柄で、小学校の中にも生徒として潜入できると思われるほど。先輩である網倉のことを慕っていて、彼の言うことはなんとなくで承諾してしまう。
樽川弾吾(41)
強行犯捜査係 警部補
背は高いのだが、優し気な瞳のせいでどこか頼りない感じがする。権力が上の者には逆らわないようにしており、ヘコヘコしているところが目立つ。いざという時は頼りになるようだが……?
真井田淳介(40)
強行犯捜査係 警部
スラッとした体形にきっちり整えられた髪などから几帳面さを窺わせる。恵理の良き相談相手でもある。初めて理絵花の推理を聞いた時に彼女の実力は認めのたが、あまり出しゃばってほしくないと思っている。なぜか現場に現れる江藤や理絵花にうんざりしている。
初登場:File5
江木畑紗也子(25)
強行犯捜査係 巡査
短い髪や顔つきなどからしばしば男に間違えられるが、れっきとした女性である。声も江藤曰く「少年の声」である。理絵花の従姉であり、彼女の推理力を信じて事件解決のため、情報を教えてくれる。
初登場:File5
貝崎幸晴(24)
強行犯捜査係 巡査
真面目そうな顔立ちで、黒縁眼鏡が目立つ。男性にしては少し髪が長めだが、どういう訳か切ろうとはしない。あまり立場は変わらないはずなのに、なぜか江木畑には逆らえずにいる。
岩間秋奈(37)
強行犯捜査係 警部補
丸い顔に親しみやすそうな細い目が特徴的。理絵花の活躍は承知していて、自分の頭を悩ます事件は情報を伝えることもする。
凪沢恵理(45)
強行犯捜査係係長 警視
ほのかの母。ほのかが警察関係者から情報を得るためにしばしば名前を使われる。
【探偵部員の家族】
藤畑天音(34)
たこ焼き屋「タケタコ」店員
ほのかの叔母(父の妹)。兄妹でたこ焼き屋をやっている。最近の楽しみはお客さんのたわいもない会話から色々と想像すること。
凪沢岳彦(44)
たこ焼き屋「タケタコ」店長
ほのかの父。たこ焼き屋を営む傍ら、小説も書いている。自費出版しているのだが、誰も彼の作品を見かけたことがない。