光るもの#2#
短編です。
光ってるもの・・・・、きえるもの・・・・。
何だ・・・全然まとまらない・・・。
とりあえず、柔道がおこなわれている場所に行ってみるか。
それから写真部の部室を出て芸術科目専用校舎からでた。
歩いていき、近くなるごとに人の歓声が大きくなっていくのがわかった。
柔道専用のホールの扉の前まできた、開けてないのに、わかるほどのすごい熱気
が、扉からもれていた。
・・・開けたくないな・・・
しかし、開けなくてはすっきりできないので仕方なく開けた。
開けた瞬間に空気がゆらぐのがわかった。
アキ[うっ・・・]
あたまいたい。
男くささで充満した部屋、こもっている熱気、柔道部の審判や補欠の選手たち
が四足ついて、顔と床を接近させていた多分、ユキナか三刀屋が教えたんだろう
それにしても暑いな・・・。
日差しが選手の汗を反射してるのが分かる。
そうか!・・いやでも、汗は落ちてすぐ畳(柔道のコート)に吸収されるから
、光ってるものが落ちいてるっていう表現の仕方はおかしいな・・・。
あっ・・・・なるほどね。
アキ[あの~、柔道部のみなさん、光ってるものですがみつかったので
探さなくて大丈夫ですよ]
柔道部の険しい顔がやわらかになった。
#放課後#
野球の結果は、ユキナチームの優勝、三刀屋も準優勝をおさめた。
三刀屋は用事があるから先に帰るというので、ユキナに光ってるものの
正体が何かの推理をみせた。
アキ[光ってるものの正体、あれな、氷だよ。]
ユキナ[氷?]
アキ[ユキナは光ってるものが宝石類にみえたのか?]
ユキナ[いや、違うよ、光ってるものとしか]
やっぱりか。
アキ[柔道がおこなわれてる場所はすごい熱気だっただろ、そんなところで
5・6時間もいたら普通は倒れる、だから教師は、
氷とかをたびたび持ってきたんだと思う。]
ユキナ[確かに、先生氷を選手にくばってたね]
アキ[うん、しかもあの場所は昼時に日差しが入りやすくなってるんだ
、だから氷が反射したんだろうな]
ユキナ[じゃあ、氷は。]
アキ[蒸発か選手の下敷きになって溶けたとかだろうな。]
ユキナ[なるほどね、スッキリしたよ~!]
アキ[それより、優勝したんだろ、なにもらったんだ?]
ユキナ[ふふふ・・・なんと、文化祭の模擬店一日無料チケット!]
アキ[商品価値下がったな・・]
ユキナ[そうかな・・・?]
文化祭かぁ・・・
文化祭、青春の代表的なイベントですね^^