推理と青春
探偵の短歌を無理やり突っ込みました。一応ミステリーにはなってるとおもいます。^^
物を置いていて、しばらくしたら置いていた場所から物が無くなっていたらどんな反応をするか、例えばミステリー小説の主人公だったら少しあわてるものの冷静に考え答えを導きだすだろう、しかし一般人だったら考えることより先に体が動くものだと俺は思っている・・・
アキ[写真が・・・ない]
少しあわてたが、先生に聞けば分かるだろうと思った。
ユキナ[どしたの?]
アキ[ん?なんでもないよ]
話すのがめんどくさい・・・。
ユキナ[何か隠してるでしょ。]
なぜわかった!?エスパーですか?
アキ[んー・・・はぁ]
隠す理由もないので話すことにした。
アキ[朝、長妻先生に写真部の部屋がどこかってことを聞いて、写真部の部屋に写真置いたんだよ、そしたら放課後写真がなくなってたから少しびっくりしただけ。多分長妻先生だろうな、中3の4時間目が美術の時間で、美術室が工事中だから芸術科目専用の空いてる部室になるっていってたし中三は模写やるっていってたから間違えて一緒に持って行っちゃったんだろうな。]
ユキナ[ん?アキなんか変だよ]
なにがだ。
アキ[なにか変なとこがあったか?]
ユキナ[うん、だってさぁ、長妻先生に写真部の部屋聞いたんでしょ。だったら部活で必要な写真ってわかってるはずでしょ?]
なるほどな、長妻先生は美術の先生で写真部の顧問なわけだから授業が終わった後机の上に置くほうが自然だといいたいんだろ。
アキ[たしかにな・・・じゃ今から中3の職員室いって長妻先生にきいてくるけど?]
ユキナ[いくーー]
とことん暇な奴だな・・・。
ユキナ[アキ、今失礼な連想したでしょ・・]
だから、エスパーか!
アキ[じ・・・時間がないから急ごう。]
ユキナ[話をそらすなーーっ!それに放課後でしょ!?]
ユキナから逃げながら高校の校舎から中学の校舎の間をこれぞとばかりに走りぬけた。、
ユキナ[せんせーい。長妻先生いますか?]
おれは疲れはて、手を膝に置き、後から来たユキナに首をつかまれ猫のような状態になりジュース一本で交渉した。
武居[お、ユキナかそれとアキちゃんか!あははははっ!!]
その呼び方はやめていただけたい。
武居[長妻先生だっけ、長妻先生ーアキちゃんがようがあるって。]
殴る衝動を抑えなければ、こんの奴のせいで停学にはなりたくない。
長妻[なんだ?2人そろって]
コーヒーを片手に長妻先生があるいてきた。
アキ[先生美術室の隣の写真部に置いてあった写真とかしりませんか?]
長妻[あぁ~アレかやっぱりアキのかよくとれてたな、部室においてあるだろ?]
・・・やっぱり、ユキナも同じことを考えているだろう。
アキ[それが置いてないんですよ・・・]
長妻[ほんとうかそれは]
ユキナ[はい!、変だと思いませんか?]
長妻[たしかに変だ、すこしおれも調べてみるな、あの写真結構いい写真だったからな]
アキ・ユキナ[お願いします]
部室に戻った
アキ[ごめんな、つき合わせて、もう遅い時間
になっちゃったね]
ユキナ[なにいってんの、わるいのはこっちだよ・・・無理やり入部させてごめんね]
珍しいなユキナが謝るなんて。
アキ[お互い様だな。もう遅いし帰るか]
ユキナ[うん!!]
鍵かえさないと。
キーー、ガチャ
俺はユキナの小さな歩幅にあわせ歩いていくすると
武居[あれオマエラなにやってんだこんのおそくまで完全下校とっくにすぎてるぞ]
なんで武居が芸術科目専用校舎に・・・。
・・・・・・なるほどね・・・・・・。
アキ[武居先生美術室の隣の部屋の鍵です。]
ユキナ[ちょ・・・]
武居[お、助かるありがとな]
ユキナ[え?・・・・]
さっきユキナは言おうとしていた言葉は多分、(ちょっと、アキ失礼だよ自分で職員室行きなよおこられるよ)だとおもう。
アキ[先生さようなら~後その部屋にあった写真自分たち使うんで明日返してください。]
武居[あ~あれアキのかわかった、またな~ユキナもな]
ユキナ[・・・・は、はいさようなら・・・]
道を歩いてる途中、ユキナガ聞いてきた。
ユキナ[なんで犯人が武居ってわかったの?]
犯人って。まいいか武居だし。
歩いてるだけじゃヒマなので話すことにした。
アキ[まず1に、あいつは何の科目担当だ?]
ユキナ[体育]
うなずく。
アキ[じゃ2に、あいつなんで体育教員なのに美術室の移動場所をしっていたか、しかも担当の先生より早く。]
ユキナ[・・・なんで?]
アキ[じゃ分かりやすく言う、なぜ朝俺は部室に入れた]
ユキナ[教員が朝、部屋のとじまりを・・・もしかして]
アキ[そう、とじまり担当はあいつ、武居だ。普通の体育教員は行くわけないんだ芸術科目専用校舎なんてな、だけど武居は空き部室がありそこが授業になることを知っていた今さっきもいたしな。しかも武居はいつも早く学校に来てるだろ?去年にも美術室で工事されたんだけど、そんトキも写真部の部室だった、だから自信を持って朝、美術の授業場所をいったんだろう、しかも近い部屋が代わりになるのは当たり前のことだ。]
ユキナ[でも、授業が終わってすぐ職員室にいったのに鍵は合ったよ、時間的にあわないよ。]
アキ[本当にか?ようく考えてみろ俺たちは]
ユキナ[高校生・・・っていいたいいんでしょ、高校生のほうが遅く終わるからって。でも、4時間目終わってすぐに職員室だよ放課後になった瞬間だよ。たしかに美術の時間は早く終わったでも武居は・・・・]
わかったみたいだな。
アキ[そう、あいつは中学3年生が担当なんだ去年あいつが担当だから間違えるのも無理はない。でもユキナもきずいたはずだ長妻に聞きに職員室にいって中学生の校舎に行き職員室で最初に出向いた先生を・・・]
ユキナ[・・・武居]
アキ[ということだ。]
わかった・・・よな?
ユキナ[・・・・・]
説明したのに何も言わないのか・・・。なんかもの足りんな。
アキ[ユキナ・・・・・?]
ユキナが可愛すぎる満面の笑みで、
ユキナ[ジュースおごってね似非探偵さん!]
といって暗闇にきえていった。・・・似非探偵?
青春している学生の皆さん幼馴染なんてものはこんな理想的ではないので・・・ご了承を。