プロローグ
21××年 某月
イギリス、ロンドン上空に直径20メートルの隕石が落下してきた。
その大きさにしては衝撃は凄まじく、日本でも最大震度5の揺れを感じるほどだった。もちろん、イギリス周辺のヨーロッパ諸国に津波被害がでたのは言うまでもない。家屋、ビルには甚大な被害がみられた。まさに、今世紀最悪の災害と言えるだろう。
だか、これはほんのきっかけでしかなかった。
隕石と一緒に呼ばざれぬ客が突如現れた。
地球外生命体である。
ここでは、侵入者と呼ぼう。
侵略の速度は凄まじく、ここ数年で地球の陸地の4分の1は侵略されてしまった。だが、人間も黙っているわけではない。
侵略から2年後モンゴルの奥地で対侵略者用の鉱山が見つかり、同時期にアフリカの南部で対侵略者用の毒薬が見つかる。それ以降は早かった。
モンゴルとアフリカで「地球外生命体対対策団体」略して「E.L.K」の本部が発足。
それを中心に、全世界の各地に支部局を設置。いつ、進行されても対処できるよう同じ場所にシェルターを設置。
一般市民はその中で暮らす事が世界で義務付けられた。
シェルターにはこの世の娯楽施設、公共施設、地球上の全てを詰め込んだ大まさに小さな世界「シェルター都市」となった。
この物語は、そのシェルターで暮らすある少女の奮闘物語である。