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SNSで見るウクライナ・ロシア戦争 速報まとめ  作者: 扶桑のイーグル


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28/1369

3/18 一進一退

凡例

U-ウクライナ公式

R-ロシア公式

Of-その他公式(大使館職員や議員を含む)

In-諜報機関

Ij-個人ジャーナリスト(ブロガー、少人数のニュースサイト等も含む)

J-ジャーナリスト

Civ-民間人(趣味人含む)

S-専門家

NPO-NPO法人

FR24-航空機追跡アプリ

Si-衛星画像

G-ジオロケーション情報

F-凍結済みアカウント

時刻は日本時間基準


??? イギリスは4200発以上のNLAW対戦車ミサイルをウクライナに送った-https://www.nytimes.com/2022/03/18/us/ukraine-antitank-missiles-russia.html


0:00 チェコ共和国はウクライナからの難民を受け入れることができなくなった-@theragex(Ij)


0:22 インディペンデントのロシアの社会学者の調査によると、71%のロシア人がロシア対ウクライナの戦争を誇りに思っている-@avalaina(Of)


0:28 ロシアはボスニア・ヘルツェゴヴィナに対し、NATOに加盟しようとしたらウクライナと同じ運命を辿ることになると警告-https://www.thedailybeast.com/russia-is-now-threatening-bosnia-and-herzegovina-over-nato-too


0:31 米スロバキア国防相の共同会見が終了。スロバキア国防相は、S300防空システムなどをウクライナに提供する意向を表明-@takano_r(J)


1:00 ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、中国も同様な動きに出る可能性があるとして台湾は警戒を強めている-https://twitter.com/ReutersJapan/status/1504487732927602697


1:20 G7は、戦争犯罪者が「責任を問われる」との声明で警告-@theragex(Ij)


1:27 ムィコラーイウの近くではウクライナ軍が押し返している-@COUPSURE(Ij)


1:31 ウクライナ北部のチェルニーヒウで、ロシア軍の砲撃によりアメリカ人が1人死亡-https://twitter.com/BNONews/status/1504495533884428288


1:32 ロシア軍の砲撃により、東欧最大の規模といわれるハリコフのバラバショヴォ市場が炎上-https://twitter.com/dumskaya_net/status/1504495821030633473


2:03 カザフスタンの政治家アビロフ「これはウクライナ人にとっての祖国戦争である」-https://twitter.com/antiputler_news/status/1504503706569613326


2:07 南ア大統領、NATOを非難 ウクライナの紛争「回避できた」-https://twitter.com/ReutersJapan/status/1504505940246151168


2:23 ムィコラーイウに繋がる主要道路のほとんどはウクライナ軍のもとにある-G @JulianRoepcke(J)


2:25 ウクライナ軍はヘルソン市に向かって前進-@markito0171(Ij)


2:39 ロシアは3週間の戦争で1,000発以上のミサイルをウクライナに発射-@JackDetsch(J)


2:46 ゼレンスキーのそっくりさんとして3年前に有名になり、ドラマ国民の僕にも出たウズベク人俳優が政府の招待でキエフにいたところロシアが侵攻。彼をポーランド国境まで避難させる手助けをしたのが、プーチンのそっくりさんのポーランド人と金正恩のそっくりさんだった-https://twitter.com/KunUzNews/status/1504514583612043269


2:50 バイデン「プーチンは殺人的な独裁者、ウクライナの人々に対して不道徳な戦争をしている純粋な凶悪犯」-@theragex(Ij)


2:57 ロシア軍はキエフに砲兵を近づけた-@JackDetsch(J)


3:05 ロシア軍、第331親衛空挺連隊の連隊長が戦死-@dragoner_JP(Ij)


3:17 ロシア軍はイジュームを占領しようとしている-@JackDetsch(J)


4:12 中国がロシアの侵攻支援なら代償=米国務長官-https://twitter.com/ReutersJapan/status/1504560736617512966


4:16 ロシアTVで抗議の女性辞職 亡命は否定 「私は愛国者」-https://twitter.com/afpbbcom/status/1504557688511938565

ロシアのマクドナルドの一部は勝手に営業中-https://twitter.com/tass_agency/status/1504537085700673543?t=WReY83H5eOPgVxI4elXc_A&s=19


4:47 プーチン氏に影響及ぼすのは不可能、西側は「現実離れ」とロシア富豪-https://twitter.com/BloombergJapan/status/1504552294326669313


6:39 待ち伏せ攻撃を受けるロシア軍の映像がアップされる-@aldin_ww(Ij) 実際はカディロフツィ。動きはもたついて遅く、銃口を味方に向けてしまっている。応射もできておらず、練度の低さがうかがえる


7:05 ヘルソンからニコラエフに向けてロシア軍がミサイル攻撃-@theragex(Ij)


7:48 アントニー・ブリンケン米国務長官「ロシアがウクライナの地方公務員を組織的に誘拐し、用意した代役に入れ替えている」-@theragex(Ij)


8:09 米国防総省の戦況分析

【概況】

・ロシア軍は東部の一部を除いて前進がみられないが、各地で激しい戦いが続く

・都市部に対して遠距離からの攻撃が強まる。民間被害も増加

・黒海のオデッサ沖には6隻ほどの艦船があり、うち2隻は揚陸艦。上陸が差し迫っている兆候はない

・制空権争いに変化なし

【長距離攻撃】

・侵攻開始以来のミサイル発射は1000発以上に

・キエフ周辺では後方から砲撃部隊が前線に移動。首都攻略に向けて砲撃を強めるとみられる

・無誘導爆弾に頼る傾向が強まる。精密誘導弾が不足しているのか、節約しているのかは不明

【軍事支援】

・遠距離攻撃に対しては、米国が支援を決めたドローンも有効となる。できる限り早く届ける

・射程距離の長い防空システムをウクライナに提供する可能性について、同盟国と協議している。個別の合意はまだない

【開戦3週間】

・ロシア軍は補給の問題を乗り越えようとしているが、まだ苦している

・事前計画に問題があったことに加え、想定外の抵抗を受けていることが理由

・ロシア軍は人員の補充を含む増援も検討している

・3週間経ち、多正面で停滞する状況はロシアにとって想定外

-@takano_r(J)


8:15 ブチャ地区でロシア軍のSu-34が撃墜される-https://twitter.com/ArmedForcesUkr/status/1504748571035410432


10:26 自衛隊は、西に向かっているロシアの大型揚陸艦4隻を発見し、ヨーロッパに向かっていることを否定していないと述べた-https://twitter.com/Global_Mil_Info/status/1504630390492909571


10:48 ロシア軍トラックは荷台に木製パーツを多用しており、爆発などに巻き込まれると危険な破片となって撒き散らされる-@TrentTelenko(Civ)


13:41 ギリシャ政府はロシア軍に破壊されたマリウポリの産院を再建する用意がある-https://twitter.com/antiputler_news/status/1504827278106275847?t=db5f9FZ-E8N68ekxlbaAvw&s=19 帝政時代以来、マリウポリにはギリシャ系住民のコミュニティが存在する-karategin(S)


13:44 欧州の政治家のグループがゼレンスキーをノーベル平和賞候補に-https://twitter.com/spectatorindex/status/1504680173178077185


14:48 ウクライナ軍は待ち伏せ攻撃を行い、第35軍の上級将校を殺害-https://www.facebook.com/usofcom/videos/290399799889654/


14:56 ポルトガルのリスボンで、ロシア大使館が近隣住民によってプロジェクションマッピングでウクライナ色に染められる-@takigare3(Civ)


15:02 ベラルーシのマズイリ、鉄道に対するテロ行為の咎で2人逮捕-https://twitter.com/beltanews/status/1504699694315978779


15:06 ロシアの国会は、今回のことでロシアを離れた外国企業がもしも5/1までに戻ってこないなら、今後10年はロシアでの活動を禁じることにした-https://twitter.com/GazetaRu/status/1504700731646877696


15:09 イギリス国防省

・ロシア軍は今週最小限しか前進しなかった

・キールとムイコラーイウ周辺のウクライナ軍はロシア軍の包囲の試みを阻み続けている。ハリキウ、チェルニーフ、スーミ、マリウポルは今も包囲下にあり、激しい砲撃を受けている

・国連は、ウクライナの戦闘から逃れる避難民の数がすでに320万人を越えたと発表。この数は、今も続くロシアの攻撃により、さらに増えることとなる

-https://twitter.com/DefenceHQ/status/1504701568565886999


15:29 ロシア海軍黒海艦隊の水上戦闘艦が舷側番号と艦名を消している-@xia_takamachi(Ij)


15:54 ベラルーシ、外貨建て債務を自国通貨で返済か-https://twitter.com/ReutersJapan/status/1504712736672034816?t=bDo8D0mq2F2UUUcGxItGdw&s=19


15:55 【速報】日本の国会でのウクライナ大統領オンライン演説は22日夕方にも実施 自民党幹部-https://twitter.com/tv_asahi_news/status/1504712963667931136?t=RIAT_bG5BQeeEt47z-Mq6A&s=19


16:11 レーザー誘導のミサイルを、撃ったあとに照準を付け直す対戦車映像がアップされる-Arslon_Xudosi(Ij) レーザー警報装置と連動した回避行動や反撃を避けるためと思われる


18:46 ロシアメディアのインタビューで、ラブコフ首相が「ウクライナに入った武器を運んでいると思われるトラック、列車を攻撃する」と述べた-daikibokougeki(Civ)


19:24 ロシア軍はウクライナ軍の通信センターと思われる場所を攻撃-war_noir(Ij)


20:07 ウクライナ陸軍の第128山岳強襲旅団がロシア軍に投降を呼びかける-https://t.me/voynareal/15680


20:10 ロシア軍のKa-52戦闘ヘリのガンナー映像がアップされる-https://twitter.com/5inan_/status/1504777289644584972?t=zBzNJpTNp_fLEj9fPENoUg&s=19 戦争初日に落とされていたもののように見える。機関砲やロケット弾で複数の装甲車両を撃破するも、対空砲火によって出力低下、緊急着陸して終わる


20:13 ウクライナのゼレンスキー大統領による国会演説が23日夜に行われることが分かった-https://twitter.com/jijicom/status/1504777931738038274?t=zhR9jAM-cpVRtnd6ns58nw&s=19


20:21 ウクライナの対戦車兵の一部は、ロシア軍戦闘車両のレーザー検知器で探知されないように、射撃後に照準を合わせている-https://www.facebook.com/UkrainianLandForces/videos/817599932558330/


21:07 本田圭佑氏 ロシアのスポーツ選手への制裁についてコメント 「間違っている」-https://twitter.com/sputnik_jp/status/1504791497840881665?t=IvBW8ammadVZVuMbZbQQNA&s=19


23:22 ロシアがYouTubeを、少なくとも1週間はアクセス不能にする-https://twitter.com/BNONews/status/1504828036289646595?t=4qrL9LRABSLfMDzYOUAUvw&s=19


中国軍事誌による”ロシア軍BTG(大隊戦術群)”関連記事


BTG戦術の概要

ロシア軍BTGの起源は、ドイツがWW1より実践していた戦闘団に基づく。WW2東部戦線の死闘を通じ影響されたソ連軍は同様の「混成部隊」を編成した。 ソ連軍には、これら部隊の規定はなかったが、 当時大量に編成された独立戦車旅団の場合、戦車師団に比べ規模が大幅に縮小されていた。

その編成内に機動歩兵や防空などの支援部隊が存在したため戦車師団隷下連隊より連隊戦闘団に近いものであった。 同時期のソ連の平均的な歩兵師団が数千人の戦闘員を擁していたのに比べ、このような戦闘集団は人数に比しはるかに戦闘能力が高かった。

このWW2の経験は、1980年代のアフガン戦争でソ連軍が従来の大規模戦に対処するその構造上、人員が過剰であることに気づいたときに再び注目された。

アフガニスタンは山岳地帯のため、連隊を展開させることが難しく、指揮系統もレジスタンス掃討に必要な柔軟な戦闘スタイルに適応できなかった。

ソ連は大隊規模の戦闘部隊が作戦上の需要を満たすのに十分な規模であることに気づいた。


また、運用の柔軟性も高まったが、大隊組織内の支援火力がやや不足した。 その結果、戦車中隊、砲兵大隊または砲兵中隊、工兵中隊、化学小隊からなる「大隊任務部隊」を複数編成し、これらを機動運用した。

この”大隊 "は戦時の「パッチワーク」であり、増強された支援部隊は指揮関係や平時の訓練不足による限界のほか、歩兵部隊指揮官の支援部隊への命令の理解不足という問題もあったが、実際の作戦効果は明白であった。

しかしソ連軍上層部は「アフガンゲリラを相手にするのと、NATOを相手にするのは別」として、この体制は推進されなかった。 当時のソ連参謀総長オガルコフは、この戦闘部隊の柔軟性を見抜き、当時やや肥大化していたその指揮系統と部隊構造の改革を決意したが、ソ連末期の混乱で実現されなかった。

2001年、プーチンは軍事改革に着手するが、イワノフは保守派に阻まれ前に進めない。2008年のロシア・グルジア戦争はロシアの勝利に終わったが、それでも戦力不足、戦闘移行の遅さ、独立戦闘能力の弱さ、上部リソース依存の高さなどが明らかになった。 続くセルジュコフは抜本的な改革に着手した。

米軍にならい、柔軟性の高い旅団レベルの戦闘部隊を創設し始めたのはこの改革期であった。 しかし改革は、ロシア軍の基本体制には手をつけず、情報技術や人材育成の面でも実質的な進展がなかったため、大隊の旅団戦闘部隊への統合のレベルは非常に低いどころか、全くないに等しいものであった。

しかし重歩兵旅団は偵察など支援部隊で強化された。 セルジュコフは「将校と部下の均衡」として合成訓練を受けた指揮官を減らし、旅団長を大佐に固定した。

従来部隊を指揮していた連隊長は、短期間に専門を超える多くの部隊を指揮することを学ばなければならず無理があった。

それだけではない。ロシア軍は情報化レベルが低いため、指揮などまだ多くを手作業で行う必要があったが、セルジュコフは師団長や旅団長を大幅に削減したうえ、幕僚業務を分担できる人員もカツカツだった。

ロシア軍は、部隊間調整のため旅団と大隊の間に指揮系統を設けざるを得ず、縮小された指揮系統は元に戻ってしまった。 このような背景からショイグは就任後、旅団とされたが実態は師団であった部隊の一部を師団に戻した。

その一方で、本来の師団・旅団・連隊から大隊に至る基本的な合成単位の実験を始め、30年間の堂々巡りを経て、ロシア軍は再び大隊編成の中で合成を行うようになったのである。 これはロシア軍が近代的な「大隊戦術群」戦術を構築するための基本的な組織的・構造的条件を提供するものとなった。


東ウクライナでの実践

典型的なBTGは通常31台のIFVからなる歩兵大隊を中核に、自走砲大隊、ロケット砲中隊、戦車中隊、偵察、防空、電子、兵站、通信のための部隊が増強される。各部隊は平時は旅団に所属、戦時に歩兵大隊を支援する形態。歩兵大隊は有事に旅団級の支援を得て”戦闘の拳”を形成する。

ウクライナ東部におけるロシアBTGの戦術には、いくつかの特徴的な点があった。第一に、集中指揮の原則で、大隊戦闘団の作戦は物理的・地理的に(歩兵)大隊長を中心に展開し、情報を入手・作戦立案、実行する部隊に自ら指示を出すが、その際は(電子地図ではなく)紙の地図を使うことが多かった。

集中指揮は、BTGの通信担当の仕事量を減らすのに役立つが、航空偵察に直面すれば簡単に暴露してしまう。 集中した指揮統制構造は効率的な伝達が可能だが、アナログのシステムに依存しており、戦場環境の変化を迅速に把握・対応するのに時間を要し、奇襲や反撃などの突発事態には脆弱であると言える。

もうひとつは、戦闘リソースの集中使用である。 ウクライナ東部の戦場では、ロシアBTGが現地ゲリラと協力してUAV、SIGINT、HUMINTを多用しているが、これらのプラットフォームの能力はまだ限られており、情報浸透力を向上させて必要な情報を提供するには、これらの使用を一元化することが必要である

高度な情報技術による通信手段に欠けることから、戦力の調整を密にするためBTG指揮部は偵察部隊と前衛の機動部隊を一緒に編成し、偵察手段の探知範囲を最大化し、機動部隊への支援能力を向上させるようにする。 しかし2種類のユニットを同一に配置することで、価値の高い攻撃目標になってしまう。

BTGの偵察監視重点方向は、原則として前衛部隊が展開する方向である。 前衛部隊の役割が強調されているのも、ウクライナ東部の戦闘におけるロシアBTG戦術の特徴である。 前方の警戒部隊は、BTGが自由に行動できるようにするための重要なリソースである。

前方警戒部隊の存在によりBTG正規軍兵士は警備から解放されるので、必要な戦場活動をすることができる。 敵を攻撃する機会や、またはBTG前衛が攻撃された場合、BTG指揮官は直ちに砲撃を下令し、部隊を援護・敵を撃破するが、このような作戦はBTG本体に対してわずかなリスクしか要求しない。

砲兵運用はウクライナ東部におけるBTG戦術の特徴の一つである。 BTGは旅団レベルの砲兵火力を持ち、米BCTよりも長射程かつ数も多く長距離攻撃に優位であり、BTG指揮官は目視やSIGINTによって目標を特定すると、巻き添えや民間人への被害を考慮することなく迅速に攻撃を開始する。

砲兵射撃がBTG指揮官の手に委ねられるという大きな利点があるため、BTG指揮官は通常、自らの砲兵射撃に自信を持っている。実際、常に曲射火力による支援を受けることができるのである。

例えば2016年のデバルツェヴォ(音訳)の戦いで、ロシア軍は、かつてのソ連軍の砲兵師団に似た大規模な混成砲兵戦闘群を編成し、少なくともD-30榴弾砲中隊2個、2A36中隊、数個のロケット砲中隊を統一指揮の下で目標に向かって射撃している。

この砲撃は、砲毎の弾道特性を考慮し、戦線1kmあたり10門程度と高密度に配備された。 野砲部隊全体で1分間に少なくとも10トンの各種弾薬を投射、縦深20~30km以内のすべての目標を直接かつ効果的に制圧し、数平方kmの範囲に集中的に火網をかけることができた。

強力な砲撃はウクライナ軍砲兵を完全に圧倒し、大損害を与え3個旅団を全滅させた。 しかしBTGは旅団レベルの砲兵火力を持ちながら目標監視能力が不足していることも判明した。 BTGには前方に配置された観測員が不足している。 偵察監視部隊は前方監視と近接監視の両方を行わなければならない。

また、ウクライナ東部の戦闘では、BTGは後方からの攻撃を重視し、強固な要塞化した敵エリアには極力攻撃しない傾向があった。 BTGの手持ちの近接戦闘部隊は4個歩兵中隊しかなく、敵方との交渉のために支配地域を拡大することが目的であったため、攻撃は通常、前衛部隊の後方から開始された。

BTGはその攻撃的な火力で対象に死傷者を生じさせ、圧力をかけ、住宅地から退去させることができるが、外地の環境で死傷した兵員など戦力を補充することは不可能であり、死傷者は戦略的損失となるので、戦力を温存しておかなければならないのだ。

機動力の不足を補い、戦闘力を維持するため、ウクライナ東部の戦場におけるロシアBTGは自身への直接・間接射撃を避けるため、占領・索敵任務のために現地武装勢力からなる部隊で補強されているのが通常である。

これらは民兵、ロシアの退役軍人、傭兵などで構成され、BTG前方および側方で防御を固め戦線を確立、要所を確保するために編成されている。 問題は民兵部隊の指揮・機動・攻勢の維持は困難な場合が多いということだ。これら部隊の運用に伴う活動は、BTGの指揮・支援リソースの消耗をもたらす。

そのため、ウクライナ東部戦線のBTG指揮官は、1999年のグロズヌイの戦いや2004年の米国のファルージャの戦いと異なり、敵の要塞化した都市部の拠点を直接攻撃して完全に破壊するのではなく、孤立させて長期にわたって包囲することを好んだ。

BTG指揮官は、通常不利なウクライナ軍を直接圧倒するために合成した機動部隊を投入するよりも、リスクの少ない正規軍歩兵および歩兵戦闘車両による接触交戦を好み、砲兵火力を拡大するために敵との接触線を延長して、戦果を拡大したのちようやく戦車を投入している。


”中ロ西部・聯合-2021”戦略演習”における鍛錬

ウクライナでの戦果をくぐったロシアBTG戦術は”中ロ西部・聯合-2021”戦略演習において注目すべき変化が見られた。

今次演習に参加したロシア軍部隊名は、航空・宇宙軍部隊と同様、ロシア軍やメディアによって明らかにされていないが、ズベズダ紙などによれば、その主力は東部軍管区第29軍隷下の第36独立親衛自動車化狙撃旅団であることは容易に理解できる。

歴史的に見ると、 第29軍はWW2中に初登場したが戦後すぐに廃止された。2回目は中ソ対立中の1968年で極東ウランウデにおいて編成されたものの、1988年に中ソ関係の緩和とともに廃止となった。そして2010年、新軍事改革の枠組みにおいて第29軍は三度目の編成となった。

第29軍は、今日のロシア軍の戦闘順序の中では特徴的な部隊である。東部軍管区には4個の軍がありこれは4個軍管区の中では最多だが、 東部軍管区は旧シベリア軍管区と極東軍管区との合併により建設されたためだ。

第29軍はロシア軍の集団軍内で最も小さく、第36独立親衛自動車化狙撃旅団は第29軍における唯一の自動車化部隊である。 同旅団の前身はWW2中の第38親衛歩兵師団で往事の功績により「ロゾバヤ(音訳)旅団」の称号を持つ。

第29軍の狙撃旅団は1個のみだが、ミサイル旅団(新編成・イスカンデルSSM装備)、砲兵旅団(エース級部隊・シリア作戦に参加)、防空旅団(エース級部隊・装備更新待ち)、後方支援旅団など、同軍は主攻撃部隊というよりも明らかに戦闘支援集団としての位置づけだ。

この点から、第36独立親衛自動車化歩兵旅団は、集団軍レベルの火力支援と後方支援を持つことからBTGの「強化型」とも言える。


また陸軍航空部隊と空軍部隊も第29軍に隣接して駐留しており日頃から密接に連携している。今回共に中国に展開した第120独立親衛戦闘機連隊も29軍の「お隣さん」である。

演習において、中国陸軍の参加地上部隊も火力支援と後方支援が格段に充実した数個の合成大隊からなる。 中国側部隊は、紅旗16型/同17型、04A式ミサイル・砲一体型防空システムを装備した集団軍直轄防空旅団、PCL-181 155mm自走榴弾砲やPHL-03A300mmロケットなどの集団軍直轄砲兵部隊を含んでいる。

陸軍航空部隊はWZ-10攻撃ヘリ及びMi-171E輸送ヘリを参加させた。 空軍はJ-20のような第5世代戦闘機まで今回の「戦場」に投入した。 火力突撃から殲滅に至る訓練では、まず4機のJ-20がステルス性能により「敵のドアを蹴飛ばし」J-16とJH-7が「敵」の前方指揮所と対空監視所に対して精密攻撃を行った。

これは非常に示唆に富んでおり、今回の”中露西部・聯合-2021”戦略演習は「高烈度環境下、戦場における3~4個大隊規模の戦闘群を戦役レベルの火力及び各種部隊で支援する実験」と捉えることができる。

この演習の問題意識は、ロシアBTG戦術の欠点が実戦で明らかになったことにある。 まず直接戦闘能力の分野だ。 ウクライナ東部の戦闘において、ロシアBTGは決して高機動性を有する戦闘部隊ではなかったことを露呈した。 BTGは敵に接近・破壊する火力と機動力を具備しているとは言えなかった。

現地に配置された支援の準軍事部隊は、BTGの前衛部隊として敵の行動を制約するために主に運用され、準軍事部隊とBTGの両者は相互に連携することにより、支配地域の拡大という任務を果たせるのだが、BTGはむしろ民兵らの「フォース・プロバイダー(戦力供給者)」となってしまった。

戦場の環境が変わり、敵がウクライナ軍から米軍・NATOの連合軍となれば、現在のBTGの作戦能力が不足しているのは明らかだ。 米軍のBCT(旅団戦闘チーム)或いは米軍が主導する(多国籍)旅団連合任務部隊は、紛争が生起すればロシア軍BTGを抑止または撃破するために前方に展開されることだろう。

米BCTは、作戦においてロシアBTGの抑止、場合により撃破を遂行するよう命じられる可能性が高い。 近い将来に紛争が生起した際、ロシアBTGは火力、電子戦、野戦防空の分野で優位に立てるかもしれないが、米BCTは大量の各種兵器を保有するとともにその分厚い支援能力においてロシア軍を遙かに上回る。

ロシアBTGが戦術的な成功を得るためには、米軍に自身の4倍の犠牲を与えなければならない。したがって、BGT指揮官は米側に大量の犠牲を強要する攻撃計画の立案のみならず、予想される米軍の反撃に対する防御にも十分意識しておく必要がある。

ロシアBGT(中国の合成大隊)指揮官は、攻撃を成功させても、敵の反撃により成果が相殺される可能性を常に考慮しなければならないが、ロシアBTG或いは解放軍合成大隊の能力を超えている。この状況下では旅団レベルのリソースによる支援では不足で、集団軍或いは戦区級リソースによる強化が必要だ。

BTGは、敵の旅団規模の攻撃に対してその充実した長射程·精密な火力打撃によってのみ米軍の指揮統制システムを混乱させることが可能であり、上手くいけば敵後方の予備戦力や火力部隊を制圧或いは排除できるかもしれない。このような長射程·精密火力は集団軍または戦区級単位により提供されるものだ。

ウクライナ東部におけるBTGの一部の兵器システムは優秀なものであったが、彼らは米戦闘部隊の広い正面をリアルタイムで偵察監視できる有効な手段に欠けていた。

米BCTが運用できる機動的な兵力は、ウクライナ東部戦場におけるロシアBTGの3倍であるとともに、更に重要なことは、米側はデジタル化されたフラットな指揮により同時に多くの部隊を有機的に行動させることができる点だ。

そのため、BTGは敵の全作戦行動を追跡・分析かつ対抗しなければならない。しかしBTGにはこのような能力はないうえに、上位の情報分析部隊に支援を要請する正規のメカニズムもない。

攻撃型の米BCTは、戦場において大隊戦闘群の3倍の機動力を有しており、BTGは自らの生残性を確保するためにも敵に対する監視などの作業量を増加させなくてはならない。

これは、BTG内にあるドローン部隊の限定的なリソース(動員可能な旅団のリソース含む)をより長時間在空させ、分析員は兆候探知のためより多くの写真を判読しなければならないとともに、偵察で得られた目標情報を現在よりも頻繁に更新しなければならないことを意味するが、現状では不可能である。

現状、 BTG指揮官は情報に従事する人員と機材を使い果たすか、偵察リソースを節約して状況認識の低下による不確実性を冒すかの選択を迫られる。 これも集団軍あるいは戦区レベルのリソースを動員して問題を解決するしかない。

次は後方支援能力。 ウクライナの戦闘で、ロシアBTGの後方支援部隊はかなり後方に配置されていた。 よって交替人員、装備や予備部品は既に損害を受け後退する部隊から借りるか、後方の待機部隊からしか入手できない。必要なものが戦闘地域から500kmも離れた場所に置かれているということなのだ。

(BTGを擁する)旅団司令部は、BTGのために、八方手を尽くして兵站や物資調達に努めるが常続的に行うことは難しい。補給物資などはまず西部軍管区司令部に送られた後、BTG副指揮官宛に送付されようやく配分が決定する。

医療においては、旅団のリソースで増強されたBTGでも専門医療のための後送や戦場での救命能力は限定的である。戦傷救命が及ばず戦死者が増加するようなことがあれば、部隊の士気に重大な影響が生じる。

医療の不足により、BTG指揮官は危険回避のためより慎重になるが、BTGの戦闘力にも制限をかけることにつながる。この問題も解決する唯一の方法は、旅団レベルよりロジに優れた上位リソースを得ることである。

ロシア軍のBTGによる革新は、基本的には自動車化狙撃大隊をベースに”超規格”の火力部隊などにより補強した戦闘集団であることで、従来旅団規模の部隊の指揮、偵察、さらには砲兵支援能力をより小規模な体制で実現するというものである。

この新たな大隊戦闘群は、ウクライナやシリアなどへの介入で高い戦闘能力を発揮しロシア軍のステレオタイプの保守的なイメージを変えたが、古い兵器やデジタル化・情報化能力の欠如、脆弱な後方支援、持続的な戦闘力の低さなどから、動的戦闘を重視しないウクライナ東部のような戦場にしか向かない。

米軍などの先進的な敵は、高烈度の戦場においてBTGの拠点をノックアウトして簡単に麻痺させることが可能だ。

中国の合成大隊は、兵器装備の性能指標で明らかにロシア軍を凌駕し、更にはロシア側が保有していない兵器装備も多数あるとともに、デジタル化・情報化能力はより米軍に近く、指揮・戦闘システムも米軍に酷似しているものの、戦火の洗礼を受けていないため戦術的合理性を検証することは困難である。

中ロ両軍とも高烈度の地上戦に対処する必要があるとともに、共通の戦略的競合相手に直面していることを考慮すると、”中露西方・聯合-2021”戦略演習は両軍が互いの長所を学び、短所を補完する機会を提供するものである。


結び

軍事演習は、二国間関係において相互の戦略演習への参加は軍事協力の最高レベルである。 近年来、人民解放軍は猛烈なスピードで前進している。 合成部隊は人民解放軍陸軍の主要な作戦戦力となった。

合成大隊は小型化、多機能化、合理化、モジュール化など多くの利点を統合し、情報主導、システム支援、精鋭による戦闘、共同勝利の概念を強調し、重・軽・空挺・山岳・両用戦など多種類の新型合成大隊のモジュール化により陸軍戦闘システムに完全に組み込まれ、戦闘指揮におけるマルチソース認識、戦闘要素の高度な統合、戦闘空間の多次元への拡大を推進し、部隊の機動作戦や立体的な攻防両面の能力を大幅に向上させている。

新たな戦闘能力が、軍事闘争における価値をより効果的に発揮するためには、実戦経験という潤滑油が必要である。 ”中露西部・聯合-2021”戦略演習は、ロシア軍戦術の「実戦経験」を交換する重大な意義とともに、中露の戦略協力が「終焉も境界も限界もない」ということを見事に体現している。

翻訳、抜粋-@SonodaHiroki(Civ)


所感:ロシア軍の苦戦の理由が次第に絞られてきました。本日はロシア軍の、いわば戦闘する際のパッケージであるBTGの話が話題になりました。これだけが原因で苦戦しているわけではないと思いますが、理由の一つである可能性は高いと思います。

民間人への攻撃が強まっています。ロシア国内はプーチンへの支持率が8割程度になりました。ウクライナ軍が押し返さない限り、どちらにとっても難しい戦闘がしばらく続くでしょう。愚かな戦争です。

ゼレンスキー大統領の演説日程が決まったようです。ただ、なぜか各社22日と23日に分かれてしまっているのですが、どうしたことでしょうか。22日はイタリアとバッティングするという話もあります。

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