2/16 (速報)
0:34 ポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相「EUは遅かれ早かれ、ウクライナに軍隊を派遣しなければならないだろう」-https://x.com/clashreport/status/1890786743495848367
1:52 ウクライナは、サウジアラビアの国家安全保障担当補佐官ムサド・アル・アバンが調整する米国とロシアの大統領顧問会議への参加招待を受けた-@NiKiTa_32156(Civ)
2:01 現在、ウクライナの財政赤字は400億ドル-@NiKiTa_32156(Civ)
2:12 米国はウクライナの安全を守るために何人の兵士を派遣できるかを尋ねるメモをヨーロッパ諸国に送った-@NiKiTa_32156(Civ)
2:23 マクロン大統領、トランプ大統領の最新の発言をめぐり、月曜日にパリで緊急の「欧州」サミットを招集へ-@front_ukrainian(Ij)
2:59 キースケロッグ氏「ロシアは領土の譲歩をしなければならない。軍隊の使用を停止し、人員を減らすことも可能です。また、イラン、北朝鮮、中国との同盟が形成されないようにすることも重要です」-@front_ukrainian(Ij)
3:57 マルコ・ルビオ国務副大臣は、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相と電話会談を行った-https://x.com/Liveuamap/status/1890837835512463449
12:53 ゼレンスキー氏、欧州に米国の関与低下を警告 「統一軍」の創設呼び掛け-https://x.com/cnn_co_jp/status/1890972704628437088
16:26 ウクライナに自爆ドローン攻撃。シャヘド/ガーベラ/詳細不明の自爆ドローンが143機飛来。ウクライナはシャヘド/ガーベラ/詳細不明の自爆ドローン95機を撃墜。46機墜落-@front_ukrainian(Ij)
16:41 ウクライナとデンマークは共同でレーダーを開発する-@front_ukrainian(Ij)
18:29 ロシアは、破壊工作のための新たな秘密諜報部隊を結成-@front_ukrainian(Ij)
21:33 ドンバスにおけるロシアの進軍は鈍化-@Tendar(Civ) ウクライナ軍が低空の航空優勢を強力に確保しており、ロシア軍は徒歩移動の時間を長くとらざるを得ず、進軍が難しくなっている。全前線で見られるわけではなく、局所的には進軍速度が上がっている場所もある
22:14 NATO当局者は、ウクライナがソビエトスタイルの戦術に頼って西側の武器を浪費していると批判-https://x.com/clashreport/status/1891113825220305346 ウクライナ側の持病として、指揮官クラスの指揮がソ連時代のやり方を踏襲しており、非効率かつ不合理なものとなっていることが挙げられる。現場レベルではより現代的な戦闘に対応している
22:23 ソビエト国旗を掲げたロシアの装甲車両が、クルスク州ニコルスコエ周辺のウクライナ陣地を攻撃-@Osinttechnical(J) 第155独立親衛海軍歩兵旅団の攻撃。成功か失敗かは不明だが、地雷と砲撃に加え、FPVドローンが有効に利用され大きな損害を負っている。映像を見る限り、電子戦装備は無いか、まったく不十分な状態で突撃したようだ
小情報
英国国防省
2025年2月13日にロシア国防省は、ロシア軍がヴォジャネ・ドルヘ[Vodyane Druhe]を支配下に置いたと主張した。 ここはH-32高速道路上にある村落で、コスチャンティニウカ[Kostiantynivka]とミルノフラド[Myrnohrad]の中間に位置している。なお、H-32はポクロウシク[Pokrovsk]市の東側で走っている主要補給路である。 この地域での戦闘は続いており、ウクライナ軍がロシア軍の攻撃のほとんどを撃退している可能性が高い。
ポクロウシクから西に向かうと、ウクライナ軍はT-04-06高速道路沿いに位置するコトリネ[Kotlyne]付近で反撃を行っており、ピシチャネ[Pishchane]でも反撃を続けている。 そして、この両村落では現在、激しい攻防戦が繰り広げられている。ポクロウシクから南西方向に12kmの地点に位置するウダチネ[Udachne]へと続く重要補給路を確保しようと、ウクライナ軍が現在、ロシア軍の前進阻止を試みているところである可能性は高い。
ポクロウシク包囲を試みつつ、前線沿いに位置するウクライナ側兵站線を遮断しようと取り組むことは、ロシア軍の攻勢行動における最優先目標であり続けている。 このことに重点をおいていることは、この地域での死傷率の高さにあらわれている。2025年2月11日付のウクライナ軍ホルティツャ部隊集団報道官発表によると、ポクロウシク作戦軸における2025年1月のロシア側死傷者数の内訳は、死亡7,000人、負傷あるいは行方不明15,000人であるとのことだ。
-https://x.com/DefenceHQ/status/1891050590131609797 和訳・抜粋@GdPanzergraf(Civ)
ISW ウクライナ軍のクルスク州進攻
2月15日投稿の撮影地点特定可能な動画によって、スヴェルドリコヴォ[Sverdlikovo]南部でロシア軍がフトル[Khutor]通りに沿って前進したことが分かる。
ISW ウクライナ領内戦況
2月13日投稿の撮影地点特定可能な動画によって、ロシア軍がシュチェルビニウカ[Shecherbynivka]東部でドルジュビ[Druzhby]通りに沿って前進したことが分かる。
2月15日にロシア側情報筋の一つは、ロシア軍がピシチャネ[Pishchane]中心部でシャフタルスカ[Shakhtarska]通りを越えて前進したと主張した。
2月14日投稿の撮影地点特定可能な動画によって、ウクライナ軍がダチェンシケ[Dachenske]東部で前進したことが分かる。
2月14日投稿の撮影地点特定可能な動画によって、ロシア軍がノヴィー・コマル[Novyi Komar]から北東の方向で前進したことが分かる。
-https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-15-2025 和訳・抜粋@GdPanzergraf(Civ)
戦争研究所「ロシアによる攻勢戦役評価」- ロシア軍の部隊移動と同軍の2025年春季・夏季攻勢の目標地域
ドネツィク州のウクライナ側要塞地帯の南端であるコスチャンティニウカ[Kostyantynivka]に向かう攻勢作戦を、2025年春季と夏季にロシア軍統帥部が優先する可能性を示す兆候があるなか、ポクロウシク[Pokrovsk]から南方と南西方向でのロシア軍の前進状況は、直近の2週間、鈍化しつつある。2024年12月と2025年1月にロシア軍は、ポクロウシクから南方と南西方向において、自軍支配下の突出部を拡張する意図で、迅速に進撃した。ミュンヘン安全保障会議が行われていた2月14日に、ウクライナのヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、ここ最近の数日間、ポクロウシク方面情勢は改善されつつあると延べ、この方面で作戦行動中のあるウクライナ軍旅団の報道官は、ここ最近の数日間、ポクロウシク周辺におけるロシア軍の活動はあまり激しくなくなっていると語った。ロシア軍はコトリネ[Kotlyne]の北方とウダチネ[Udachne]の西方での前進に苦戦しており、その前進の際、ロシア軍はこれら両地区において、ほかよりも連携のとれたウクライナ側防衛態勢に直面した模様だ。ウクライナ軍はまた、突出部内のロシア軍陣地を脅かす目的で、コトリネとピシチャネ[Pishchane](コトリネから南東方向)の両周辺で反撃をいくつか行っている。ロシア軍事ブロガー・アカウントの一つは2月15日に懸念を表明したが、その懸念というのは、ロシア軍進撃の鈍化によって、ウクライナ軍は今後の数週間のうちに大規模な反撃を開始できるようになるかもしれず、ポクロウシクの南方に位置するロシア側支配突出部を崩す機会を、ウクライナ軍に与える危険性があるというものだった。
ポクロウシクの南方でロシア軍の前進が鈍化している理由が、この地域において、ロシア軍前線部隊の戦力が低下し、ウクライナ軍のドローン運用が強化されていることにある可能性がある。2月11日にウクライナ軍ホルティツャ部隊集団報道官ヴィクトル・トレフボウ少佐は、ロシア軍が2025年1月におよそ7,000人の戦死者をポクロウシク方面で出していると発表した。また、2月2日にウクライナ軍のオレクサンドル・シルシキー総司令官は、2025年1月のこの方面におけるロシア側死傷者数は15,000人に達したと指摘した。ロシア軍が直近の5カ月半に、前線全体でかなり甚大な人的損失を出しているが、この損失のほとんどがポクロウシク方面で生じている可能性は高い。このような人的損失が、この地域に配置されたロシア軍部隊の戦闘能力にマイナスの影響を及ぼしている可能性は高い。
ロシア軍事ブロガーでシュトルムZ部隊の元教官である人物が2月15日に示した見解によると、ウクライナ軍のドローン行動は、ポクロウシク方面でのロシア軍の動きをかなり大きく阻害しているということだ。この軍事ブロガーは、セリドヴェ[Selydove](現在の最前線から南に11km、東に35km離れた地点)の北方と西方のそれぞれ3kmを越えた地点で行動しているすべてのロシア軍部隊が、ウクライナ軍ドローンの攻撃を受けていると主張し、ウクライナ軍ドローンがこの方面のすべての道路を監視し、道路上での動きを制限しているという見解も示した。この軍事ブロガーの主張によると、ウクライナ軍ドローンによって、ロシア軍が人員交替を行ったり、前線部隊に補給物資を送ることが「不可能」になっているとのことで、ポクロウシクの南方と南西方向におけるロシア軍の行動は、現在、かなり困難になっているとのことだ。また、この軍事ブロガーは、ウクライナ軍が、地雷、従来からある砲兵システム、攻撃・偵察ドローンを組み合わせて、重層的で強力な防衛網をつくり上げており、ドローンによる偵察を地上に配備された火砲システムとうまく統合することによって、この地域における打撃力を向上させているのではないかと推察している。ロシア軍がドローン運用の面でウクライナ軍と均等な立場になるにはほど遠いという懸念を、この人物は表明し、ロシア軍が過剰に当局主導の正規化を進めることが、ロシアのドローン能力の発展を滞らせていると指摘した。
ポクロウシク南方に展開しているロシア軍部隊集団の増強は進められていない模様であるが、その理由として、ロシア軍統帥部がコスチャンティニウカに対する攻撃を最優先にする意図を有している可能性がある。ウクライナ人軍事ウォッチャーのコスチャンティン・マショヴェツが2月15日に指摘した内容によると、ロシア軍統帥部は第8諸兵科連合軍(CAA)(南部軍管区[SMD]隷下)の各部隊を、クラホヴェ[Kurakhove]方面からトレツィク[Toretsk]方面に配置転換したとのことだ。第102・第103自動車化狙撃連隊、第163戦車連隊、第381砲兵連隊(これらすべて第8CAA第150自動車化狙撃師団隷下)の各隷下部隊に加え、第96連隊(これも第150自動車化狙撃師団に属していると伝えらているが、この部隊がウクライナで戦闘しているという報告を、ISWはこれまで確認したことがない)の所属部隊を、ロシア軍統帥部がクラホヴェ方面からコスチャンティニウカ方面に配置転換していることを、2月5日にウクライナ側情報筋の一つは示唆的に示していた。この報告書をまとめている時点で、ISWは第8CAA隷下部隊がトレツィク方面へと配置転換されていることを伝えるさらなる報告を確認していない。マショヴェツとロシア軍事ブロガーの一部は、第150自動車化狙撃師団隷下部隊がここ数日間、依然としてクラホヴェ方面で作戦行動を行っていると述べている。これらを踏まえると、ロシア軍統帥部が、第8CAAの配置転換を進めている途中にある可能性、あるいは、ロシア軍がクラホヴェ西方に残存するウクライナ側支配突出部を潰すまで、ロシア軍統帥部が第8CAAをクラホヴェとコスチャンティニウカの2方面に分割するつもりでいる可能性がある。ポクロウシク制圧は2024年2月以降、ドネツィク州におけるロシア軍統帥部の主たる作戦目標であり続けており、もしロシアが2025年もこの取り組みを引き続き優先するつもりでいる場合、ロシア軍統帥部は、戦力低下状態のポクロウシク方面ロシア軍部隊を増強するために、第8CAA隷下部隊を配置転換することもできた。かなりの規模のロシア軍部隊がコスチャンティニウカ方面に配置転換されたことは、ロシア軍統帥部が2025年春季・夏季の最優先任務を、コスチャンティニウカ攻撃にした可能性を示している。
-https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-15-2025 和訳・抜粋@GdPanzergraf(Civ)