Fランクな人生
俺がFランクな人生を送る羽目になった決定打は何だろうか?
門前払いされた大学はFランだし、高校もFランだったし、小中学は普通の公立学校に通っていたが特別Fラン学級に入れられていた。
普通は特別Fラン学級に入れられないのでそんな所に入れられるような人間であった事が問題なのは自明の理であろう。
究極の原因を求めて極限まで遡ってみるとやはり精子の時点で問題があったという結論に行き着く。
そんな精子で受精してしまったのは事故であって、親父の故意であるはずがないので責任転嫁すらできないが、乱斗なんて名付けたせいでフルネームの択捉乱斗を略してFランと読めるので、それがあだ名として定着して連呼されていじめられたのは恨んでいる。
余談だが、択捉さんは全国に10人くらいしかいないクッソ珍しい苗字らしい。
不登校になる勇気も無いので義務教育9年間は虚しく思いつつも真面目に学校に通った。
誰も悪くないやるせなさは発達障害とかいう実体の無い概念にぶつけ、時にそれを言い訳にする事で何とか自分の立場を守ってきた。
だがそれ以上に精神的支柱としてきたのがネットであり、こんなFラン人生を豊かにしてくれた。
ネカフェで、ある掲示板に丸一日書き込み続けて書き込み数2位になった事だってある。
我ながら「陰キャだな」とつくづく実感する。
陰キャでなければFラン人生を送ったりネットしたりしないし、逆もまた然りで、Fラン人生を送る事やネットする事は陰キャの基準なので陰キャ扱いされる蓋然性も高いだろう。
名実共に自他共に認める陰キャでなければこうして自分語り小説を書いていないだろう。
こんな糞小説、誰が読むんだろう?
タイピングの資格を取るくらいタイピングが速いけど陰キャだから体力が無いので、今日の執筆はここまでにしておく。