表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太郎の石拾い  作者: すらいむれべるいち
8/13

名前

本日は、相も変わらず念の篭った石を拾い集め


クマ神が木をなぎ倒して開かれた場所には十数軒もの家が建てられている。


非常食の木の実と魚も沢山の貯蔵がある。


設備が完璧と言うわけではないが、そろそろ現地人との交流を始めてもいい頃だろうか。


そうなると、この村の外を歩く際の護衛となる魔物が必要になる。


カメ助は食材の確保を優先してもらい、クマ神はこの村の守護者となってもらう。


だからこそ新しい魔物なのだ。


まあ、どんなに願っても姿形は完全にランダムなわけなのだが。


一度実体化させてから核として融合させれば、ちょっとだけだが希望が持てる。


今回の核となるのは、実体化した三体の魔物だ。


鎧を着た骸骨・なんか大きめの馬・木で出来た人形


これらを核とし、三体の魔物を作り上げるのだ。


抽出・融合・実体化


そして出来上がったのは、白銀に輝く全身鎧と


骨で出来た馬と妖精みたいな小さい虫っぽいやつだ。


白銀の鎧は俺が中に入り、骨の馬は足として使う予定だ。


そして虫っぽいやつだが、こいつには畑で種を蒔いてもらうのだ。


畑は俺とカメ助で時間を見つけて耕した部分が少しだが広がっている。


そこの世話をしてもらうのがコイツと言うわけだ。


「頼んだぞ」


鎧の中に入り馬の骨をペチンと叩く。


それだけで勝手に走ってくれるのは大変有難い。


馬に跨っているのも鎧の魔物であるため、俺が中で寝てしまっても落馬する心配も無い。


ただ問題があるとすれば尻が痛いことだろうか。


うん、やばい痛い。


そして、他の村へと向かう間に考えるのだ。


新しい魔物達の名前を…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ