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太郎の石拾い  作者: すらいむれべるいち
7/13

魔物

きっとクラスの奴等も何かしらのタイミングでメッセージが見えれば先が見えてくるだろう。


それに、定番の召還で言うならばメッセージを見る方法を教えてくれる人が近くに居るとも考えられる。


だが今の俺に出来ることは、ただ心配するだけではなく


この廃村を建て直し、いざと言うときの避難地として学校の奴等を匿える場所を作ること


なんだろうな…。


ま、生きていればいずれ会えるだろう。


その時になって笑って話し合えればそれでいい。


今はそれでいい。


だから俺もせっせと念の篭った石を拾い集めるのだ。


もはや趣味からは大きく外れてしまったが、石を拾うのは相変わらず楽しい。


現代の文明的な生活からは遠く離れてしまったはずなのに、笑ってしまうくらいに充実している。


不思議なものだ。


よし、がんばるぞ!


拠点となる街の整備・防衛力となる魔物の追加


この世界の人間との交流はそれが出来てからやっと始められる。


クマ神も家の建て方を覚え、周囲を更地にしては家を建てている。


もはや遊び感覚だ。


最終的な手入れは人との交流が始まった後になるが、現状ではこれで十分だ。


カメ助も魚捕りに慣れたのか、毎日そこそこの量を捕ってくる。


食べきれない場合は開いて天日干しにするのだ。


本当は塩水に漬けてから干したいのだが、無い物は無いのだ。


そういえば魔物ってみないな…


この世界に来てから見た魔物と言えば、カメ助とクマ神だけだ。


当然、日本では見たことは無い。


もしかしたらこの世界にも魔物は居ないのかもしれない。

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