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太郎の石拾い  作者: すらいむれべるいち
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はじまり

皆さんこんにちは、どうも太郎です。


この度、異世界へと飛ばされる様です。


と言いますのも、この現状では逃げ場がありません。


雑な説明で大変恐縮でございますが、俺もよくわからないので許してください。


先程までクラスの面々と、最近流行りだしたアニメの話をしていました。


それはアニメの内容ではなく、異世界はあるかないかと言う二択の話だったのです。


異世界など存在しないと思っていたので、クラス中で話題の小説やアニメ等も鼻で笑っていました。


それが今では、クラス全員がパニックになっています。


例のアニメの導入と似たような形で発生した魔法陣が、床一面に広がっているのです。


俺もパニックです。


百歩譲って異世界へ連れて行かれるのは許しましょう。


しかし、俺には絶対に許せないことがあるのです。


それは、小学生の頃から集めてきた石のコレクションを手放さなければいけなくなると言うこと。


これだけは絶対に避けたい。


それ程に大切なコレクション達なのだ。


年数に比べ数は多くないが、それは部屋が狭く諦めた物が多く存在するからである。


そんな選び抜かれた石達ですら、このタイミングでは取りに向かうことが出来ない。


頭の中でそんなことを考えていると、魔法陣が消えた。


俺を残して消えてしまった。


教室には俺以外に誰も残っていない。


何も残っていない。


机も椅子も、黒板も時計もロッカーも


何もかもが消えていた。


どうなってるんだ…?



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