書籍化作家を底辺は無条件に崇めなければいけないのですか?
「書籍化作家を下に見ている」
それは衝撃的な言葉でした。
小説家になろう!は小説を書きたい全ての人のためのサイトだと思っていました。
まさか、書籍化作家なんだから敬え、と言いたげな発言を聞くことがあるとは信じられませんでした。
特にその書籍化作家の作品をけなしたわけではありません。
ただ、その方とはそりがあわないな、というだけです。
作品も好みも何もかも度外視して底辺は書籍化作家を崇めなければいけないというのがこのサイトのルールだったとは、力が抜ける思いでした。
資本主義にのっとれば、消費者の立場のほうが強いはずです。
購入者がいなければ作家は収入を得られません。
けれど、好きな作家さんが筆を折ってしまえば作品が読めなくなることもあるので、その点も含めれば、消費者と供給者として作家と読者に上下関係などないと思っていました。
でもここではそんな普通の考え方も通じないのですね。
ここでの成功とゴールは書籍化。
そこにたどりつけたものがカーストの最上位。
他はその他大勢のカースト最下位。
不気味で歪んだものを感じました。
底辺でも書籍化作家でも、同じサイトを利用している限り、利用者としては同じ立場ではないのかと思うのです。