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キャラクター紹介

【エル】


 身長は185cm。年齢は42歳。

 金髪碧眼の男性だが、歳のせいかどちらにも濁りが見える。白の混じった髭と気だるげな雰囲気を除けばもっと若作りできるだろう。


 昔は勇者メンバーの一員だった。魔物に家族を殺された過去を背負っており、ようやくその復讐を果たした頃にフォクシーと出会う。


 若い頃と同じく感情豊かではあるのだが、いかんせん彼の人生が過酷だったため表情は随分と険しくなっている。それが原因となって部下には慕われつつも怖がられていたが、勿論本人に自覚はない。




【フォクシー】


 身長は142cm。年齢は1031歳

 銀髪のセミロングで狐の耳と尻尾を持っている。ラヴィとは双子でフォクシーは妹。


 心情がもろに顔に出る。なんなら仕草にも尻尾にも出る。

 好奇心旺盛で、たまに狐のような行動をとるのが特徴。棒を投げたら拾ってきてくれる。


 腕に黒いアクセサリーをいつも着けている。出かける時は魔王用のマントとジャーキー入りのポーチを持っていく。


 彼女の性格が子どもっぽい理由は色々あるが、一言で説明するのなら『千年はジャーキーで溶かしたから』である。そのジャーキーに勝ったのだから、エルの料理の腕はかなりの物だろう。



挿絵(By みてみん)



挿絵(By みてみん)




【ラヴィ】


 身長は142cm。年齢は1031歳。

 銀髪のセミロングで兎の耳と尻尾を持っている。フォクシーとは双子でラヴィは姉。兎らしく瞳の色は赤である。


 毒舌で妹思いなことで知られているが、自分のことはあまり語りたがらない。意外と甘えたがり。




【オウムの魔物】


 ユフィという青年に飼われていたオウム達に魔力を注入した存在。

 言われた言葉は一度で覚えるほど賢く、可愛い子達だった。


 とはいえ流石に昔の言葉を覚えておくのは難しいらしく、彼らが口にするのは魔物になる直前に聞いた言葉ばかりだ。

 だけどフォクシーが聞いた通り、ユフィの名前と初めて会った時の言葉は忘れられなかったらしい。




【口の魔物】


 人間の口と目を中心に集めて固めた肉塊に魔力を注入した結果生まれた存在。

 声が重複して聞こえるのは、誰かが話し出すと他の口がつられてしまうから。


 特技は合唱とのこと。しかし耳が無いので観客の拍手や喝采は聞こえないようだ。

 お喋り好きで、一人の時はよく口喧嘩をしている。お互いの声は聞こえるのでそんなに寂しくはないのだとか。

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