久しぶりに
ケン「お、またミミズだ。これで12匹目…」
ヤマメ「数えてたのね」
畑の中で桑を振るい、土を掘り返しては柔らかくするヤマメとケン。服に土が所々付き、額から汗が流れている。二人の頑張りっぷりが見て取れる。
ケン「ミミズが居る畑って、栄養があっていい野菜が育つらしいね」
ヤマメ「そうね。結構見つかるといいんだけど」
ケン「あ、13匹目」
陽も傾き、辺りは明るさを徐々に失いながら赤く染まっていく。緑の木々が黒くなり、畑の横に設置されている簡易住居にヤマメとケンは戻ってきた。これで二日目である。
ヤマメ「今日も疲れたわねー…いつもはこんなに動かないからちょっと疲れやすくなってるのかも…」
ケン「腕と肩が過労死しそうだ。それを支える腰もズキズキとしている」
ヤマメ「そうね…。でも、明日でこのキツイ作業も終わりよ。頑張りましょう」
ケン「あぁ、そうだな…これも全ては生活費の為…」
他の妖怪達が一足先に寝静まった中、別室で布団に入るヤマメは二人分布団が容易されているにも関わらず、ケンの布団に潜り込み、ケンをギュッと抱きしめる。
ヤマメ「疲れてる時は、こうしてるのが一番ね…」
ケン「俺を健康器具みたいに言わないでくれ」
ヤマメ「じゃあなんていえばいいの?」
ケン「………栄養?」
ヤマメ「かもしれないわね…。栄養、それも中毒性を持ってる栄養。一度服用したら、もう二度と手放せない程にね…」
撫でまわすように布団の中でケンに触れるヤマメは色っぽく、目を細めて静かにほほ笑んでいるのが、部屋の隅に置かれた灯篭の明かりで分かった。
ケン「女の子にあんまり労働作業は向かないって思ってたけど、俺より動いてたよね。ヤマメって」
ヤマメ「妖怪だもの、アナタより多少力はあるわ」
ケン「これじゃ後の大黒柱になっても、威厳は保てそうにないな…」
ヤマメ「え、大黒柱って…?」
ケン「だって、そりゃ付き合ってるだけ…じゃ、なんか曖昧だろ?こんだけ一緒にいるんだから。そりゃ結婚まで行くって思うよ」
ヤマメ「…そ、そうよねっ。私はケンの事好きだし…ケンも、私のこと好き…?」
ケン「あぁ、大好きさ。でも一つだけ、ちょっと怖いことがある」
ヤマメ「何?」
ケン「蜘蛛ってさ、交尾した後ってオスが食べられるって言うじゃん?俺食われちゃうのかな~…」
ちょっと落ち込むような表情を見せるケンに微笑み、よりギュッと抱きしめる。
ヤマメ「そんなことしないわ。大事な人だもの。それに、子供なんていなくても、アナタだけ居れば良いもの…」
ケン「へ~」
ヤマメ「そうだわ。久々にやってほしいことがあるの」
ケン「なんでしょうか」
ヤマメはおもむろに服の下から6本の蜘蛛の足を出現させ、ケンに纏わりつかせる。一瞬ビックリしたケンも、前に見たことがあると思い出してすぐに落ち着きを取り戻す。
ヤマメ「これを見たら…もう何を言ってるか、分かるでしょ?」
ケン「…いや、分からないな」
ヤマメ「もう…、舐めてって言ってるのよ」
ケン「あぁ、そういうことか、ならお安い御用だよ」
ゴロンとその場で回転し、ヤマメに背を向ける。そして自分の目の前でギチギチと小さく動いている6本の足のうち一本を両手で掴み、先端から咥え、舌で舐め回す。
ヤマメ「ひゃっ!きゅ、きゅうにそんな強く…!」
ピチャピチャと水っぽい音が響く。同時に真後ろからヤマメの甘い声が聞こえてくる。脚を舐めるケンにも熱が入ってきた。両手で蜘蛛の脚を撫でつつ、丹念にその脚を舐め続ける。
ヤマメ「は、ああ~、これ良いわ…っふぅ!あ、あああ…」
自分にギュッと抱き着き、逃げ場のない心地よさにおぼれるヤマメは、ただひたすらに喘ぎ続ける…。
久々の脚舐めプレイです。引かれるの覚悟で言いますが、自分もしてみたいです。
風呂場で巣を張ってた小さい蜘蛛が、入り込んできた蟻を食べてるのを観察してましたが、蜘蛛って捕まえるのと巻き付けるの早いですね。仕事人ですよ。
読者様につかの間の安らぎを
「kanisaku」




