輝く星、生命の星。
地球に隕石が落ちてから、世界は変わった。
人類が一億人いたとしたら、自分を含め何人生きているかなんて分からないし、自分に何か攻撃さえされなけば、心底どーでも良い。
『良し…マッチ蝋燭ゲット。カンパンに…缶詰め沢山!良かったァァァ!』
リュックに詰め込み、知らないマンションの一室に入り、久し振りの食事をとる。
『寒い……』
生き残れて良かったのかは分からないけど、私は生かされた。死なずに生かされた。
『毛布…隣室から借りよう』
隣室から毛布やコートを借り、部屋に戻り包まる。
『パパママ…おチビちゃん…寂しいよ』
世界は変わった。
隕石が落ちてから、何から何まで失った。
家族。
友達。
学校。
恋人。
そして、青く美しい地球。
数ヶ月後、生きてる人に出会う。
それはまた別の話。
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