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ライバル令嬢の妹になりまして〜目が覚めたら推しの妹!?〜  作者: 雪菊


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蝕まれた身体は思ったより傷ついているように感じる。もっと前から魔法の練習を頑張っていたらもう少しその状態が良く把握できたかもしれませんが、私は全部ぶん投げた引きこもり令嬢だったので今のこれが全力です。


ベルと重ね合わせた魔力がリオンハルト殿下を包む。真っ白になった髪が魔力を反射して一瞬金色に見える。息がそっと口から漏れると黒い靄が一緒に少し出てきた。ミーシャさんがそれを片手で払うと靄が散った。



「すごく長い間体内に呪いが籠っていた感じがします」



厳しい眼差しのミーシャさん。

それでも彼女の魔力で黒い靄は浄化されている。


一応私も中和を頑張っているのだけれど、どこまで頑張ればいいかがわからない。ゲームと違って数値が可視化されていないのは辛いです。


必死で魔力を注ぎ続けると、だんだんクラクラしてくる。肩を叩かれて、振り返るとミーシャさんが気遣わしげに「交代いたしましょう」と優しく提案してきた。

さすがヒロインというべきかミーシャさんの方が魔力が強いのでとりあえずお言葉に甘えて交代する。


立ち上がると立ちくらみがして少しだけよろける。



「フィー」


「大丈夫です。それよりも……」


「うん。顔色は少し良くなったね」



難しい表情でリオンハルト殿下を見つめるクリス。少しだけ息子の顔色が良くなったからだろうか。祈るような顔をするソフィア様を見るとできればなんとかしたいと思う。


交代で休みながら癒しと浄化をかけていく。朝から初めて、夕方ごろに一応対応が終わる。だいぶ息が楽になった感じだ。



「残留している呪詛はもうなくってよ」



ルナという名の妖精が「ふう」と言いながら汗を拭うような仕草を見せる。ベルはヘロヘロで私の頭の上でぺたんとなっており、セシル(クリスの妖精)に世話を焼かれている。



「一応、信頼できる医師に診てもらうべきかと思います」



そう言えば、リオンハルト殿下の手を握ったソフィア様は泣きながら頷いた。


離宮を出ると、ふと名前を呼ばれたような気がして振り返る。金色の少年のような妖精がそっと私に手を振って「またね」とでも言うように微笑んだ。


とりあえず、これでヒュバードお兄様の病みイベント消えた。

ミーシャさんが小声で「監禁エンド回避」と言っていて思わず振り返る。すると、ミーシャさんも驚いたように目を見開いた。


て、転生者〜!?

本編より魔力が弱いフィーネ。身体もこっちのがちょっと弱い。

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