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エッセイというかなんというか

なろうで好まれる文章力とやらのカギを握ったので、あなたにだけこっそり打ち明けます

作者: 山端のは

※このエッセイは、なろう攻略に気づいちゃったかもと浮かれた作者が適当に書きつづったものです。

※少々追記いたしました。


 結論から言います。

 キーワードは、「視点」と「カメラワーク」にあると。


 かつて、神視点が悪だと言われていた時代がありました。

 物語は主人公の目を通して語るべし。


 しかし、なろうで好まれる一人称は一人称の皮をかぶった神視点なのではないでしょうか。


 アニメやマンガやゲームなど多様なコンテンツに囲まれて育った世代はそれにたいして違和感を覚えません。

 映画を加えたとしても、カメラワークからして昔の映画と違いますもんね。技術の面から考えただけでも。




 それと前々からうっすら感じていることですが、なろうは民話構造の現代化ではないのかと。


「桃太郎みたいな話を聞かせて」


 炉端で子供たちが自分のお気に入りの物語をねだるように、なろうのなかで同じ構造を持つ物語を求めていると。


 民話や昔話となろうのテンプレには共通点があります。が、ここでは割愛します。自明か、興味ないかどちらかでしょうから。

 極端にデフォルメされているとだけ言っておきましょう。




 神視点を私の理解でざっくりいうと、マンガのコマですね。画面にいる人すべての表情、思考が丸見えになる。

 マンガによって小説の読みかた自体が変わってしまったように思えます。


 なろう内において、神視点は悪ではないといっても過言ではない!

 ましてなろうとコミカライズは切っても切れない関係性。小説自体がマンガ的であることは不思議なことではないのです。


 と言ってもさすがに一人称でほかのキャラの心情までわかっちゃうとエスパーかってツッコミが入っちゃうのでそこではなくて。


 神視点なのはカメラワークです。

 カメラは主人公の目そのものでなくていい。近くにドローン的なカメラがもう一台あったっていい。

 後ろに目がついててもいいんです!


 つまりは一人称の皮をかぶった神視点こそ、なろうので多くの読者が求めている文章力のひとつではないかと考察しました。


 そして神の視点は鮮明でなくてもいいのです。なろうの多くの読み手たちは写実的な背景などもとめていない。極端に単純化した景色で充分なのです。

「中世ヨーロッパ風の町並み」なんてもはや記号ですよね。それで充分だと考えている人が多いように感じます。

 エルフ。ゴブリン、スライム。説明不要。これも記号です。昔話の王子、魔法使い、悪魔が説明不要なように。


 これも民話化、昔話化の一環だと思います。主人公の感情が希薄で痛みを感じない、もしくは感じづらい。みたいなところも。




 マンガで例えるなら普段はデフォルメ、大事なシーンだけ鮮明になる感じ。その手法でキャラを立てるのです!

 いやあ、カメラワークがものをいいますね。


 あとはもう、テンプレを研究してタイトルとあらすじを工夫して高速で中身を書きあげ毎日更新したらランキングに載れる可能性があるんじゃないですか? 適当。


 ちなみにテンプレ批判ではありませんよ。肉付け次第じゃない?

 なろうという民話で育った人たちがこの先どんな物語をつむぐのか、楽しみでさえあります。

 楽天的かもしれませんが、いずれ民話だけでは物足りなくなりると思うんですよ。書き手も読み手も育っていくんだから。


 ランキングも新陳代謝しますしね。



 ここからは先は蛇足です。というか、おせっかい。

 なんか読み返してみたらテンションまで変わってますね。ちょっと恥ずかしい。







 それにしてもカメラの機能を搭載している方はいいですよ。たぶんね、有利です。

 脳内の映像をそのまま書き出せばいい。


 なんて憧れますね……。

 はい。ついてないです。カメラ。私事ですが、ついてないです!

 自分と対話するときのように、音声情報で文章が降りてくるタイプ、とでも言えばいいのでしょうか。


 残念ながらカメラはついてない。

 そんな人のために、参考になるかどうかは知らないけれど一応おススメしておきますね。


 えっと、絵コンテっぽいもの書くってどうですか?

 べつに絵心要らないです。だって自分で理解できればいいんですから。派手な構図も要らないです。人が何人いるかくらいわかれば。背景描けなくても、教室とかお城とか書いておけばいいですよね?


 全部書く必要もない。

 鮮明に見せたいシーンだけ描いておくんです。


 イメージの補完。これね、案外大事です。

 ちなみに絵心がほしいって人にはおあつらえ向きのエッセイ書いてますよ。下にリンクでも貼っておきますね。宣伝。


 小説の紹介は……、一人称風の神視点を操れるようになったらする、かも? できるかな。

 これね、一昨日かそこらの思い付きなんですよ。だから自分ではできてません。きっぱり!

 神視点は悪、という教えで育ったし、web作家のびのび書いてていいなー。くらいにしか思っていなかったのです。あと三人称も好きだし。


 なお、あくまでなろう攻略の一助になるかもね、くらいの考察であり作家として身を立てたいなら文章作法はまだまだ必要と考えます。

 あと本心から言わせてもらうと、素人の言うことだから、話半分に聞いてね!?




 さてここまでお付き合いくださりありがとうございました。

 単に自分が古い時代の常識からアップデートできてないだけなのか、わかりきったことわざわざ書くなよなのか、はたまた一人称風神視点など存在しないべと怒られるのか。反論・ご意見むしろ大歓迎です。むしろ教えてくださるとうれしいです!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 同じことを思っていました。 書いてくれて明確になり、自信になったり、考えが深まったりしました。 [気になる点] 反論じゃないのですが、すり合わせに語らせてください。 [一言] 一つ違うの…
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