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第56話 四天王一人目

「ぎゃー!」


 船は、大量の魔物を蹴散らし着地した。

 この船が借り物じゃない事を祈ろう。


「ぐぬぬ、勇者め……俺は、四天王の一人、カルだ。お前を倒す!」


「四天王? そういえば俺、ダンジョン以外で戦ってないな。戦力がここに偏ってるのか?」


「ああ。魔王様には世界を滅ぼす力がある。戦力を分散させる必要がない」


「確かに」


 妙に納得してしまった。


「まあいい。部下は負けたが、これで……」


 カルは、そう言うと剣を取り出した。

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