前へ目次 次へ 56/62 第56話 四天王一人目 「ぎゃー!」 船は、大量の魔物を蹴散らし着地した。 この船が借り物じゃない事を祈ろう。 「ぐぬぬ、勇者め……俺は、四天王の一人、カルだ。お前を倒す!」 「四天王? そういえば俺、ダンジョン以外で戦ってないな。戦力がここに偏ってるのか?」 「ああ。魔王様には世界を滅ぼす力がある。戦力を分散させる必要がない」 「確かに」 妙に納得してしまった。 「まあいい。部下は負けたが、これで……」 カルは、そう言うと剣を取り出した。