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第5話 大都市イダへ

「剣は持っているな。こっちだ、行商の馬車が、大都市イダに向けて出る。乗せてもらおう。友達なんだ。事情を話せばわかる」


村長宅から離れると、最初に村長宅を案内した村人が、また親切にしてくれた。やっぱり世界の危機だからかな。有り難い。


「許可が出た、じゃあ魔王倒すの待ってる」


行商人は二つ返事で同乗を許可した。やっぱり切迫してるんだな。


「大都市イダ…私も行きました」


リリも行ったらしい。どんな所なのだろうか。

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