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第42話 勇者の真実

「あなたが気付いていない最大の疑問、それは、あなた自身です」


「俺自身?」


「はい。この世界はフィクションですよね? ではあなたは?」


 世界の理は、意味深にそう問う。

 俺もフィクションだと言いたいのだろうか。だが、そんな事は薄々勘づいているし、今更驚かないけど。


「俺の存在も、フィクションって事?」


「そうとも言えますが……あなたが、本当は存在しない者だとしたら、どうします?」


 本当は、存在しない? どういう事だ?

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