5話 最弱の三人 ⑤
「ようやく王都にもやっと慣れてきた頃だっていうのになんで・・・」
僕の名前はカガミ、2週間前に王都にやって来てスライム退治を始めたはいいが、今度からスライム討伐依頼は出さないって言われて正直ピンチだ!
「今までは2人のテリトリーに入らないようにしてきたけど、やっぱり会って意見交換しないとな」
「探知魔法・サーチアイ」
僕は半径50メートルを調べてが、人どころかスライムすら探知に反応しない。
「もっと奥に行ってみよう」
〜〜〜
「今日は全然スライムがいないな。人を探すにしてもスライムを探すにしても俺は探知魔法使えないから自力で探すしかないから大変だよ。」
俺の名前はレイド、今日はスライムしか倒せないという2人を探すために奥まで探索していた。
「あっ!スライム発見!」
「ガードスキル・シールドバッシュ」
「えぃ!やぁ!とぉ!」
レイドはスライムを激しく斬りかかるもあまりダメージを与える様子はない。
「ガードスキル・シールドバッシュ」
「ふぅー!ようやく倒せたぜ」
「もっと奥に行ってみるか・・・」
俺はスライムの魔石を拾い上げ、先に進み始めた。
〜〜〜
一方その頃タマミは奥へ奥へと進んでいた。
「少しずつスライムが増えてきた感じがするわ。あっ!また発見!」
「火魔法・ファイア・一点集中、飛んでいけー!!」
スライムは一撃で倒された。
「ふぅー、今回も無事に倒せたわ。もう少し奥に行ってみるか」
「火魔法・ファイア・一点集中」
タマミはファイアを発動させ、いつでも撃てるようにした。
1時間後、タマミは何かを発見した。
「あっ!あれは・・・」
「キャーーーーーー!!!」
〜〜〜
「今、叫び声が・・・」
「探知魔法・サーチアイ」
しかし何も探知出来なかった。
「ダメか・・・でも奥の方から聞こえたぞ!急ごう!!」
カガミは走り始め下水道の角に差し掛かった、その時!!
「ガードスキル・シールドバッシュ」
ドンッ!!!
何かとぶつかり、カガミは吹き飛んだ!
「いきなり飛び出してくるなよ!っていうかおまえは・・・」
倒れたカガミをレイドはじっくりと見つめていた。