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22話 最弱の錬金術師 ③

町に着いた僕達3人はまずは冒険者ギルドに向かった。


「いらっしゃいませ。初めて見るお顔ですが冒険者ギルドに登録はしておられますか?それともフリーの冒険者ですか?」


「僕達はフリーの冒険者です」


「かしこまりました。本日はどういったご用件でしょうか?」


「この町に着いたばかりなので鉱山の情報とあと薬草の納品をお願いします」


「薬草の納品なんて珍しいですね。この町では薬草の納品に関しては道具屋で買取してるから、そちらでお願いします」


「わかりました」


「鉱山の情報になりますが、ここの鉱山では鉄の鉱石とミスリルの鉱石が採取できます」

「ただし、ミスリルの採取出来るところにはギルドに所属していないフリーの冒険者の立ち入りは手数料を支払ってもらう事になっておりますのでご注意下さい」


「わかりました」


「鉱山の魔物情報ですが、鉄の鉱石が取れるところはスケルトンが出ます。ミスリルの鉱石が取れるところには上位クラスのスケルトンが出ます。鉱山の情報は以上になります」


「ありがとうございました」


〜〜〜

ギルドを出て道具屋に向かいながら話はじめた。

「なんかアッサリしてたな」


「僕達フリーの冒険者だからこんなもんじゃないのかな。それよりミスリルが取れるってすごいところだね!!」


「カガミ、期待するだけ無駄だ!ここは低ランクの冒険者かミスリル狙いの上級者しかいない町だ。上位のスケルトンはそれだけ恐ろしいって事だ!」


「そうなんだ・・・」

ちょっと落ち込むカガミ。


「そもそもスケルトンっていうのは元冒険者なんだ。低ランクのスケルトンでも気を抜いていればスキルや魔法を使ってくるから用心した方がいい魔物だ」


「わかった。だから実力をつけるにはちょうどいいところなんだね」


「そういう事だ。強さ的にはゴブリンと変わらないがゴブリンは単純な攻撃しかしてこないがスケルトンは様々な攻撃をしてくる。これがDランクとCランクのモンスターの違いっていうわけだ」


「わかった」


「あのーー私、鉱石には詳しくないからいろいろ教えてもらってもいいかな」


「鉱石は鉄、銅、銀、金、ミスリルが基本的な鉱石といわれている。冒険者カードもSランクがミスリル、Aランクが金という感じになっているから覚えておくといい」


「ありがとう」


「さらにいうとオリハルコンやヒヒイロカネという鉱石もあるみたいだが、希少な鉱石だからあまり詳しく知らないがすごい力を秘めている鉱石らしい。って話をしていたら道具屋が見えてきたな」


「話しているとあっという間だね。あっ!さっき薬草採取してた人もいるね」




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