終末の大戦
かつての大戦、突然現れた魔物たちは人界を食い荒らした。
見るに見かねた大地母神ガイアは、七人の姫にそれぞれの武器を渡し、戦わせた。
しかし魔物はガイアの予想よりもはるかに強く七人の姫は、自らの命をもってこれを制した。
倒すまでには至らず大地に姫の命、武具の力で封印することとなった。
人魔大戦後伝より抜粋
プロローグ
夢か現か、妙齢の女性の声が頭に響いた。
「少年よ、よく聞け。 七つの害悪の力これまでになく強く、それは過去の人魔大戦を超える力持っている。七人の神器による封印は解けそうになっている。過去の人魔大戦では私は七人の姫に武具を与え戦わせたがその時の力を超えるのであらば、同じことをしても意味をなさないであろう。そこで私はそなたに我の持てる力のすべてを貸す。なぜそなたかと思うだろう。そなたは魔力が使えん。私の力は他の力があるものと相性が良くない。したがって魔力が使えないものを選ぶこととなった。そしてもう一つ、そなたは過去の大戦の魔物のことを知っておろう?無知では力を持っていてもあやつらには勝てん。したがってそなたを選んだ」