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第31話 全員集結!!

烈とエリカとミリアとリズは周辺を散策している。

烈はリズと予選について色々聞いた。


「とまぁーこんなところだよ〜」


「へぇ、そんな思想持ってる人いるんだな。面白い。」


烈は予選を勝ち抜いた人間の思想に興味を示していた。


「この世界には多種多様な考えを持つ人が沢山いるんですねー」


エリカは新しい知識を増やしうんうんと頷いている。


「楽しみだな、本戦が。」


ミリアが周りをキョロキョロと見回す。


「なにやってんの?ミリア」


よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに嬉しく答える。


「ルナとセレナ達はまだかな〜って!どんな風になるか気になるじゃない!?」


確かに、メンバーはあと2人だけ。

一体どれほど成長しているのだろうか。


「それではリズお姉ちゃんって前とどういう所が変わったんですか?」


突然の質問に烈とミリアは見つめ合う。

リズは返答に期待してニコニコしている。


「楽しみかな〜?」


ミリアは冷や汗をかく。

リズの見た目に大きな変化はない。

烈が必死に頭をこねくり回す。


「お〜そ〜いんだよ〜」


身体をゆらゆら揺らしながら催促する。

そしてやっと烈は1つだけ解法を見つけた。


「お前の力、試させてもらう!」


「平等の天秤!」


白くあたりが包まれる。

そうするとミリアの手が震えた。


「な、、、、なにこの力……とんでもないぜ!レツ!?」


「ミリアとリズを天秤にかけた。」


リズの魔力とミリアの魔力を足して2で割った。

エリカを巻き込まなかったのは、人数は少ない方が良いことと、エリカには魔力が多いからだ。


「あらら吸い取られちゃったんだよ〜」


ミリアが興奮してリズの手を取る。


「ねぇねぇ!リズ!?こんな力どうやって身につけたの!?」


「ふふ〜ん、秘密かな〜」


情報は命の出会った時も言っていた。

どんな能力を身につけたのか、本当に楽しみだ。


「はぁぁー!」


つんざくような声が響く。

しかしどこか聞き覚えがある。


「ねぇ、この声って!」


「ルナちゃんの声かな〜〜」


推測が正しいかどうかを確かめるために声の方向に飛び出す。

しかし烈はいなかった。エリカも


騒ぎということには変わりは無いので烈はいつも通り既に走っていた。


「騒動を起こすやつは私が許さない!!」


ルナは喧嘩を止めていた。


炎の剣は喧嘩をしていた人間に向いた。

そして喧嘩は止まった。


「次は気をつけるように!」


そうルナが言い切ったあと、烈は話しかけた。


「よぉ、騎士さんお勤めご苦労さん。」


ルナが振り返るととてつもなく驚く。


「レツ……!」


そして奥から続々とミリア達が来る。


「ミリアもリズも!」


ミリアはそのまま突っ込んでルナに抱きつく。

ルナはそのまま倒れてしまった。


「はしゃぎすぎだよ〜!」


その光景にエリカは笑っている。

そしてルナは立ち上がり烈に提案した。


「私と勝負してくれ!レツ。」


突然の申し立てに烈はビビる。


「ついにバーサーカーになったか?ルナ。」


「違う!」


どうやら真面目に取り合って欲しいらしい。

デザイアルの本戦前ということと、人が多いこともあるのでとりあえず移動することにした。


荒野から離れ草木が生えている所へと移る。ルナの炎が燃え移らなければいいなと烈は願った。


「さぁ何時でもどうぞ。ルナ」


ルナは確信している。昔の烈に勝負を挑むことはない。だがあの苦しみを経験したからこそ必ず強くなっていると。


「参る!」


剣を上に掲げると、キラキラとあたりが光り、その光が剣に向かって集合している。


だが烈は発動を阻止する為に動く。


「隙だらけだぜっ!!」


ルナは自信満々に口角を上げる。


日射(マタハリ)!!」


剣よりも先に「太陽」が降りてきた。


(やばいこのままだと食らう……!不利な状況だ!)


何もすることができずに、もろ肩に当たってしまった。


鋭い痛み…、しかし軽い火傷程度のものだった。

威力を軽めたのだろう。とんだ侮辱だ。


「まだまだこんなもんじゃないだろう、レツ。」


(言ってくれるねぇ)


烈は立ち上がりニヤリと笑う。そして


「急激な変化に耐えろよ?」


烈は平等の天秤を発動した。

あたりが白くなり晴れると、ルナの力は減っていた。


「ぐっ!?」


ルナは驚いたが、冷静に考える。


(レツが平等の天秤を発動したということは周りを巻き込んだ。しかしミリアもリズも恐らくレツより強い。ならばまだこっちの方が強い!)


そんな推測で慣れない身体を動かす。しかし当たり前に烈がすぐ側に表れ、


「俺だって成長しているんだぜ?」


予想もしていなかった威力の攻撃か横から入る。

ルナはガードは取ったが、予想だにしないものだったので飛んでしまった。


「レツ、お前まさか……!」


「あぁそうだ、俺の天秤は俺自身を乗せた。」


ルナは驚く。まさか烈がそこまで成長していることに。

しかし更に再確認した。烈は本気で平等な世界を果たしたいのだと。


「なんで急に突然?」


烈は戦闘をけしかけてきたルナに疑問を抱いた。


「それはレツの力を見たいのと、」


なんだか照れくさそうに烈と目を合わせない。


「……私が変わったってことを知って欲しいから。」


言い切った。烈は納得した。

だからこそ烈は分析して言う。


「前と比べると格段に魔力コントロールが上手くなってる。そして応用力の高さが相変わらずすごい。成長したな。」


ルナはそう聞くと照れる。

烈がルナの背後を見るとミリアがいた。ミリアはそのままルナの脇の下に手をかけルナの山脈を持ち上げた。


「ほほーう、ここはまた一段と大きくなったんじゃない?」


ニヤリと笑う。ルナの赤面は限界を超えた。


「ひりあッ!?!?」


そしてルナの周りが光り始め、光はミリアの方へ向いた。


「あっっっつ!?」


ミリアは火傷した。


「何をやってるだ……。」


烈は呆れていた。

リズはくすくすと笑っていた。


「楽しそうですね、レツお兄ちゃん。」


エリカは羨ましそうに見ている。


「なーに言ってんの、エリカも俺らの仲間だぞ。」


エリカははっと烈を見る。

そしてまた正面を見て微笑んだ。


「そうですね」


突如、地盤が揺れた。

何事か分からずにいたらミリアが言う。


「地震!?、いやこの短さ誰かが起こしたやつだよ!」


人工地震。誰かが何かをしたのは間違いないだろう。

烈はエリカにアイコンタクトを取る。


「魔力を探知してみます!」


エリカが力む。すると


「ある所の魔力は乱雑で暴れているけど、ただ1人だけ安定している人間がいる……?」


「つまりそいつが犯人だな?案内しろ、エリカ」


地震を起こした犯人を追求するために、エリカが示した方向へと烈はエリカを引っ張り、走っていった。

他も続いて行く。


場所はなんとデザイアルだった。

騒ぎの中心から会話が聞こえてきた。


「セレナ、興奮しすぎだ。地面揺らしてどうする。」


いかにも大きい漢はガルド。

そして金色の髪をして、かなりボロボロな聖女のような格好をする、セレナがいた。


「だってよ、ついにこの日が来たー!ってなってさ早くレツさん達に会いたいぜ。」


他人のフリを貫きたかったが、烈はセレナに話しかける。


「よ、久しぶりだな。セレナ。あとガルド」


セレナは勢いよく後ろを振り向く。

烈はセレナの変わり果てた姿を見て、驚きが隠せない。

さすがのミリアも驚いている。


「何があったの?」


ついには心配の声も上がってしまった。


「ま、感動の再会というわけか。」


ガルドが適当なことを言う。


「まさかさっきの地震って……」


烈はほとんど明白なことを再確認する。


「あぁ、あれは私だよ。」


烈は戦慄する。前までは後衛支援系だったのに、今はバリバリの脳筋になっているからだ。


「本当に何があったんだよ。」


ガルドが説明した。


「やっぱりこいつ(セレナ)には戦闘系のポテンシャルがあったんだ。んで鍛えてるといつの間にか」


「……聖女ってなんだ?」


セレナの職業を忘れてしまいそうになる。


「ところでその子誰?」


恐らくエリカのことだろう。

不思議そうに見ている。エリカは見つめられてドキリとしている。そして烈の手を握った。まるで父親に甘える娘そのものだった。


「私もずっと気になっていたんだが」


セレナが閃く。


「ははーん、レツさんとミリアちゃんって二人で修行したよね?」


ミリアと烈はコクリと頷く。


「謎が解けたぜ!、その子はレツさんとミリアちゃんの子どもだ!」


その一言はこの場を凍らせた。


「はぁぁぁぁぁーーー!!?」


先に声を出したのはルナだった。

その顔面は最上級に燃え盛っていた。

リズはなるほどと手を打っている。


ミリアはたどたどしくなって

烈さえも何をどういえばいいのか分からなくなっている。


「名前はなんて言うの?」


セレナは興奮して聞く。

エリカは頬を膨らませていて、どうやら何かを訴えたいようだ。


「レツとの子ども……」


ミリアが頬を赤らめて指と指とでちょんちょんしている。純粋すぎるが故に刺激が強すぎたのだ。

そして吹っ切れた烈が説明した。


「この子は!エリカって名前で、俺達と一緒に平等を目指す魔女で仲間なんだ!。だからエリカは俺とミリアの子どもじゃなくて、えっと」


烈の言葉が詰まり、そしてエリカがその言葉を補った。


「大好きな人です!」


そう言ってギューッと麻痺させるかのように強く腕にしがみつき身体を密着した。


エリカの体温と鼓動が腕を通して感じる。


「レツさん……えぇ」


セレナの顔が死んでいる。

なにやら誤解されているようだ。烈は非常に焦っている。


「聞け!」


セレナ達が騒がないように一喝入れた。

そして自分の世界に入ってるミリアを叩き起し証人として一緒に説明した。



「だからエリカも俺たちみたいに平等を果たしたいんだ。」


「そう、運命共同体なのです」


話がまとまり、誤解も解けた、

連続して話し、烈はすごく疲れている。

エリカは威張っている。


「レツにまだお嫁さんはいない!」


ミリアが断言した。


「まぁ出来るわけないよな、こんな平等バカに」


平等バカ、それはそれで中々失礼だ。

烈が反論しようとする。しかしリズが会話を断ち切った。


「話を切るようで悪いけど、そろそろ輝石協会の教主様がいらっしゃるみたいだよ〜」


「教主……?」


烈達が会話に夢中になってる時にリズは情報を輸入していたようだ。


その情報を辿るとデザイアルの目の前に着く、そこには神輿のような、担がれている桁違いに大きい駕籠が佇んでいた。


「教主様だ!教主様がお見えになるぞ!」


周りの期待は究極に上がっている。デザイアルに訪れた人間は全て注目している。


そして駕籠の中の人影に色がついていく。


烈はとある人物が頭によぎる、アガネ・ゼエルだ。しかし1000年前の人物でさすがに亡くなっているはずだ。

なので教主という地位が継承されただけだろうと高を括っていたが、そこに現れたのは


「私はアガネ・ゼエル。」


アガネ・ゼエルと名乗る教主だった。

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