表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/10

熊田と壁山の会話

「え。青山さんと熊田ちゃんって知り合いだったの?」

「うん。二年前に喫茶店で会ったことがあるんだ。それでその時の彼女の振る舞いに」

「恋しちゃった⁉」


目をキラキラと輝かせて訊ねる壁山に熊田は唸って。


「わからない。心臓がドキドキして変な気持ちになるのは間違いないんだよ」

「そっかー……アレ? 熊田ちゃんって男の子が好きなんだよね?」

「そのはずなんだよ。中学の時にイケメンくんに恋をした話はしたよね」

「うん。何回も聴いたよ」

「だから私は男の子が好きなのに、女の子の青山さんのことが気になる。これって変かな?」


壁山は即座に首をブンブンと振って。


「ちっとも変じゃないよ。だって青山さんとってもカッコいいんだもん。劇団の男役?とかしてそう」

「ああ、言われてみればそんな感じがする」


青山の爽やかで優雅な振る舞いは熊田がこれまでに恋した男子にはないものだった。


「そうなると、私は青山さんを無意識に男子だって思っているのかな?」

「結論づけるのはまだ早い気がするよぉ。もう少し様子を見て、自分の気持ちを考えてみよう」

「そうだね。ありがとう壁山ちゃん」

「えへへ。どういたしまして」


友人の壁山と話したことで熊田の心は少しだけ軽くなった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ