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第23話 俺の一学期に終わりは来ない

ぢゅらおです。

前回の話で書いた後書きの約束をきちんと守りたいと思います。今回、後書きがとても長いので、今回は先に本編から見ることをおすすめします。

・・・けど僕なりの今の気持ちをまとめてみたので、本当は読んで欲しいと願ってもいいでしょうか…?

「俺は思うんですよ。一体子どもを学力とか言う目に見えない基準で比べて何がいいと!」

「・・・それは否定出来ないけど」

三室みむら。それは確かに間違ってない」

「おぉ! では先生今回の補講はチャラ──────」

「だがそれは、補講を受けなくてもいいという理由にはなってない。だろ?」

「し、しかし! この補講は学力という目に見えない数値で決まったことなのですよ!?」

「だが受けないやつもまた、学力によって決まったってことだからな? 学力を無視するってなったらみんな一緒ってことで全員補講ってことになるけどいいのか?」

「全員補講なしという考えはいずこに!?」

「そしたら三室だけ置いてきぼりになってしまうではないか。プラスとマイナスを揃えるなら、プラスをいじった方が早いからな」

「──────日程教えてください…」

「・・・今の会話必要でした?」


時はテスト返却日。良いも悪いも自分の全てが判明するこの日に、来人とそしてなぜか紗奈花さなかはもはや第二の故郷と言っても過言では無い生徒指導室に担任と向かいあわせで座っていた。


「まぁ補講を回避することは出来ないんだし、諦めて受け入れろ」

「俺、別に補講が嫌な訳じゃないですよ?」

「? じゃあなんで──────」

「ただ、俺が補講を受けてる時に他の奴らがプールとかで遊ぶのが気に食わんだけです…!!」

「・・・え?」

「──────正直に言うと?」

「補講を受けるのが1人だけなのが、寂しくて嫌なだけですよぉぉぉぉ!!!」


来人の悲痛の叫び。勉強が嫌というわけでもなく、自分が遊べないのが嫌というわけでもなく、ただ寂しいだけだと来人は高らかに宣言した。


恐らくウサギでもこの程度なら死ぬことはないだろう。なのに、17歳高校生の来人は補講に誰も居ないことでずっと騒いでいたというのだ。来人慣れをしている紗奈花でさえ、これにはさすがに呆れるしかなかった。


「ちなみにだが、補講受けるのは1人だけじゃないぞ?」

「!? 誰ですか!」


ガバッと意気消沈していた来人がら一気に起き上がると、その圧にさすがの先生も少しおぉ…と後退りをしていた。



「・・・私」

「──────の友達なのか! 誰なんだ!」

「違う!! わ! た! し!」

「へっ?」

「だから補講受けるの私もなの!」

「お前紗奈花か…?」

「じゃなかったら誰なのよおぉぉ!!!」


むきぃー!という音が付いてるかのような悔しがり方をする紗奈花。優等生である紗奈花が補講を受けるなんて来人は本人から言われても信じることが出来なかった。


「・・・いやいやいや、え?」

「これ以上引っ張るといい加減怒るよ!」

「ちなみになんの教科の補講なんだ?」

「──────こくご」

「なんだって? 道徳?」

「! 誰が人間性のない無感情人間だって!?」

「そこまで言ってない」

「あ、そう」


髪を逆立てる勢いで来人に飛びかかろうとしていた紗奈花は、「確かに…」と自身の中で納得するとすんっと椅子に深く座り直した。


「・・・そろそろ俺の話の続きしていいか?」

「あ、すいません先生」

「お願いします…」


やっとかという呆れの混じった咳払いを吐くと、先生は目の前に座る無駄に深く考え込む来人と恥ずかしそうに目線を下げている紗奈花に対して、細く睨みつけるような目を作る。


そんな先生の様子に2人は尋常ではない空気を深く吸い込む。


「まず間藤。この点数はなんだ?」


と先生が言いつつ目の前に差し出した紙。それは紗奈花の国語の答案用紙、しかもそこには19点という来人にとってはそんなに驚きもしない点数、紗奈花にとっては過去に戻ってやり直したい点数が書かれていた。


「お前みたいな優等生がこんな点数とってだらしがない…」


ピクっと少しだけ体を揺らした紗奈花だったが、すぐに体全体の力を抜き、目線を下に落とした。


「・・・すいません」

「まぁ俺がどうこう言ったって結果は変わらないし、謝られたところで同じだ」


珍しく厳しい指導をする先生。正直、先生には昔から残るちょっとした意識を今も持ってるのは授業を受けていて知っていた。


出来る人間は出来てないとおかしい。そうした考えを持つ大人は今でも多くいるのは知っている。さっきの紗奈花はそうした先生の言動に反応しようとしたのだろう。


「まぁまぁ…先生、猿も木から落ちるって言うじゃないですか、なんもそこまで言わなくても」

「・・・お前は言えた立場じゃないけどな」

「いやーもう俺に関してはいつもの事じゃないですか?」

「だからいつも言ってるんだから反省しろって言ってるんだ!!」


えへへへと軽く笑いをこぼす来人に対しては、毎度のことでもはやこれ以上怒ることすらめんどくさいようだ。


「まぁ俺から言うことは以上だ。とりあえずお前らは明日からの1週間、補講を受けるために学校に登校してくれ。以上だ」


そう言い残すと何か不満げそうに大股で教室を去っていく。


その様子に心の中でべぇーと舌を出した来人は横に座る紗奈花を見ると、とても弄ろうとは思えない深い感情を持つ表情をしているのに気がついた。


そんな紗奈花に何をしていいのか分からず、来人もただぼーっと椅子に座る時間が10分ほど続いた。


「あ、あのさ…紗奈花」

「・・・」


もちろん返答はない。無理もない。だが、それでも来人は必死に考えた言葉を紡ぐ。


「もし良かったらなんだが、その…補講期間一緒に登校しないか?」

「・・・え?」

「いや、この間家に行った時そんなに遠くなかったし、な?」


先程こぼした軽い笑いとは違い、今度は恥ずかしさを紛らわすため、明らかに作り出した笑いだった。それにしても、一緒に登校することが今の紗奈花の何になるのか正直分かってない。


だけど、もし紗奈花の立場が俺なら、今欲しいのはきっと…


「・・・来人から誘ってくるんだ」

「おい変な勘違いをするなよ? さっきも言ったが、さすがに毎回毎回補講を受けに1人で来ると心が寂しくなっていくんだよ」

「ふふっ。やっぱりうさぎじゃん」

「だからうさぎじゃねぇっ!」

「──────まぁ、ちょっぴり嬉しかったけど」

「いやあのたまに小声になるのやめてもらえません!?」

「小声って言うのは独り言だから、誰かに聞かれたくないから小声になるんですぅ!」

「じゃあ口に出すなよそもそも!」

「あーあ分かってないねー。口に出すから意味があるんですぅー」


人のことを小馬鹿にするような口調に来人はいつも通りだと内心、嬉しかった。

やっぱりこいつはこうでなきゃ。


「けど、帰りは待たないよ?」

「うん? いやそれは別に構わないが、てっきり行きも一緒だと帰りも一緒だと思ってたわ」

「うーん…なんというか正直一緒に帰るのちょっとね…」


言い淀みがある言い方に来人の心にダメージが入った。


「・・・俺と帰るのそんなに嫌だったのか…」

「いやいや! そういう意味じゃなくて、なんというか、渋い?」


もはやさっきより鋭い攻撃のせいで、来人の心は瀕死に陥った。


「やっぱりさっきの話なしで…」

「待って待って! 急に言われてうまく言い方が思いつかなかっただけ! 言いたかったのは、私が終わったあとに、来人が終わるのを待つの?ってこと!」

「俺を待つ? どういう意味だ?」

「いやほらさ。私は1教科のみだけど、来人とはさ・・・待って来人って何教科補講貰ってるの?」

「4」

「え?」

「まぁ予想してたよりは少なかったな」


来人の楽観的考えとは逆に、紗奈花の目には哀れみの涙が。そして、来人の肩にポンポンと置いた手には今までに類を見ないレベルの優しさが含まれていた。


「え、あの、紗奈花さん? どうしました?」

「いやそのね、私、1教科なんぞで落ち込んでて、隣にこんなにも絶望的な人がいたのにって思うとね、涙が止まらなくてね…」

「おいこの野郎。優しさのみでそれを言ってるならまだ許す。だが、もしその気持ちに別の感情が含まれているなら、この肩に置かれてる手にぎゅっと力を込めてみろ」


すると、うんとも言わせない速さで肩に置かれてる手から強い力を感じた。


「やっぱり今回も1人で行かせてもらいますわ」

「! 待ってぇ! ごめんなさい〜っ!」


優しさなんて感情が微塵も籠ってなかった反省をは持ち前のスルー技術で無視し、トタトタと教室を去ろうとする来人に、うぇ〜んっと泣きじゃくる(フリ)をしながら、背中にしがみつく紗奈花。


いつの間にか重かった生徒指導室の空気もこんな2人に呆れるかのように一足先にどこかに去ってしまっていた。




ぢゅらおです。

皆さん、なろうの方では今まで書いてた話を度々あげていたので、さほど期間は空いてないように見えますが、他サイトの方にとっては大変長らくおまたせしましたとしか言いようがありません。いつぐらいぶりの更新だったのかは、後でもう1回調べてみるとしまして、予め伝えておきますが、今回のあとがきは極めて長いものとなっていますので、興味のない方はここで閉じることをおすすめします。

では、この先を見てくれる方に感謝を最初に述べつつ、なぜここまで期間が空いてしまったのかその理由を説明しようと思います。

正直、モチベーションが無くなっていました。この一言につきます。実はと言うと、少しだけ、裏で進んでいた話が頓挫になってしまいまして、発表することが出来なくなってしまったことが、結構自分の心に穴が空いてしまったかのような感覚に陥っていました。また、大学生活の開始や、慣れない一人暮らしの開始なども相まって自分の体調管理もままならない状況になっていました。

一時期、もう書くのをやめようとも考えていました。けど、久しぶりに今まで買ってきた憧れの先生方のラノベを読み返して見たところ、やっぱり面白いなぁとつくづく実感しちゃったんです…で、どんなに時間がかかってもいいからやっぱりこの人たちに肩を並べようと思いました。僕が元々ネットで小説を書き始めた理由は、そういう先生達に1度会ってみたいという正直綺麗な理由とは言えない理由です。

けど、今は僕の物語を僕の言葉で誰かに伝えたいその気持ちが大きくなってきました。今は見てくれている人も評価も確かに少ないかもしれません。けど、僕はきっといつかこの気持ちは誰かに伝わって大きくなっていくものだと確信しています。僕は今まで自分でもふざけてるなぁと思っていました。けどそれは僕なりの考えで、小説を書く時に自分が楽しいと思ったり、面白いと思ったりしなければ読んだ人がその小説を面白いなんて思うことはないと思っていたからです。

けど、今回こうして真面目に書いている理由は自分の中でこれを分岐点にして夢を本気で叶えてみようと決意するためです。Web上には僕以上に夢を叶えたいと思う人、実力のある人、面白い物語など、ごまんとあります。けど僕が僕の考えでこの世界に飛び込んだ以上、もう辞めるなんて考え持たないことを約束します。今僕が公開してる物語は3つありますが、それぞれ僕が伝えたい思いが強く篭っている物語たちです。まずは、これらを僕の納得する形で完結させます。まだ先は長いことは分かっていますが、彼ら彼女らの物語を最後まで見届けあげてください。

そして、僕は今まであとがきによく見られる評価やブックマークの勧めなどは一切やらないスタンスを取ってきました。本当に面白い作品であれば、勧めなくてもきっとやってくれるだろうという考えの元です。また、読んでくれている方がいるというのはアクセス経歴を見れば分かるので、ポイントなどは比較的気にしないようにしていました。けど本気で書いていくうちにやっぱり評価を付けられるというのは1種のモチベーションの保ちに繋がっていると思い始めました。けど僕はこのスタンスはこれからも変えないことにします。後書きまで楽しめるそんな作品を作ることが僕の夢だからです。ですので、今こうして僕の心うちを話していることが皆様にとってマイナスになってしまうことが心苦しく、大変申し訳なく思います。

なので、次の話からまたいつも通りの後書きに変えるために、最初で最後のお願いをしてもいいでしょうか?

ぜひ、これからもこの作品を応援したいという方がいれば、ぜひブックマーク登録、評価をよろしくお願いします。

次回からは心機一転いつも通りのおふざけ楽しさ前回のぢゅらおを全開にしたいと思います。

何か質問がある方や、意見がある方はぜひ、感想欄や、X(旧Twitter)のDMなどで書き込んで頂くと今後の活動の改善に繋がるので、ぜひお願いします。また、文章の書き方で読みづらいところや変えた方がいいところがある場合は、ぜひ教えてください。全力で改善に取り組まさせていただきます。

ではここまで読んでくださった方は長い文章を読んでくださったということで心の底からの感謝を述べたいと思います。そして、僕の成長と物語の行く末をどうか一緒に見届けてください。

最後はいつも通りの挨拶で締めさせて頂きます。


ではまた次のお話でお会いしましょう!

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