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幻想入りした最強 〜強すぎる三強〜  作者: 狗井
第一章 幻想入りした高校一年生達
21/25

夜の一時 前編

飯が終わってから俺と椛は皿洗いを、文は明日の新聞を作っている。そろそろ皿洗いも終わりそうだ。

「よし、終わったな。ありがとうな。椛。…さてと、風呂もそろそろ入っただろう。入るか?」

「いえいえ、そんな。私も食べましたし。それとご主人様が先に入って下さい。私は後で良いです。文さんには私から言っときますので、どうぞごゆっくり。」

「そうか。なら、お先に。」

そして俺は着替えとタオルを用意すると俺は風呂場へと向かった。

         ===================

カポーン

「あぁ、いい湯だ。それに木製の風呂ってのは良いもんだな。」

そんな独り言をつぶやいていると、洗面所の方から二人の声が聞こえてきた。

「ちょっと文さん。やめた方がいいですよ。気持ち良さそうに入ってるみたいなんですから、邪魔しない方が良いですって!」

「シー!椛、声が大きい。バレちゃうでしょ。(二人共、バレバレな事に気付いてないようだ)そんな事は百も承知よ。でも、よーく考えて見て、椛。あなた、狗井の裸、見たくないの?今が絶好の機会ってあなたも分かるでしよ?それに狗井の驚いた所も見てみたいしね?」

「それはそうですけど…。それとこれとは違う気が……。」

「見たいの、見たくないのどっち!」

「見たいです!見れるものなら、見たいに決まってるじゃないですか!」

「それじゃあ、行くわよ!」

「はい!………(あれ?行く事になってる?)」

どうやら、来るようだ。そして布が擦れる音がすると…。

ガラガラ!っという音と共に二人が勢い良く入って来た。タオルで前を隠して。

「狗井さ〜ん!お背中流しに…ってわぁ!?」

そして勢い良く入って来るという事は滑りやすいということで。

(ハア、しゃあねえな)

そして俺は二人が頭を打つ寸前で頭を抱えてやった。

「あのなー、別に入ってくんなとは言わねえがな、怪我されると困るんだよ。そこらへんは自覚してくれや。」

そして俺は二人をそっと横にさせると、タオルで前を隠した。

何やら、椛の顔が赤い。……見えちまったか。まぁしゃあないだろう。助けたんだから、そこらへんは勘弁してくれ。

「んで文。これで満足か?だったらもう少し湯船に浸からせてくれ。」

「あっ、はい!十分です。ありがとうございます。……ねぇ椛。(ヒソヒソ)」

「何ですか、文さん。(ヒソヒソ)」

「結構筋肉無かったね。」

「そりゃあ人間と天狗じゃ、違いますよ。」

「そうなのかなー?それに見えた?」

「…一瞬だけ。」

「初めて?」

「………はい。」

「おい。」

「「ビクッ。」」

「そろそろ上がるから。」

「あ、なら洗ってあげます。ほら椛も。」

「あっ、はい!」

椛の尻尾がすっごい振られてる。…やべぇ、モフりてぇ。が、我慢だ俺。今から洗って貰うんだろ!

         ====================

あれから特に何も無く、今俺は洗面所で服を着ている。文と椛はまだ風呂だ。さて、どうするか。

よし、あいつらに連絡しよう。

プルルルル、プルルルル、プルルルル

「もしもし、狗井?」

「おー、山田。今、そっちはどんな感じだ?」

「あぁ、それがだな。阿求とはうまくいった。」

「おお、やったな。」

「てかお前。あれ、お前の仕業だろ。偶然目の前に阿求の家があるか、普通!?」

「何だ、迷惑だったか?」

「いいや、まったく。だがな、お前。阿求の心とか操ってないよな?」

「あぁ、できるけどそんな野暮なことなんかしねぇよ。後、何か霊夢の声がすんな。何かやってんのか?」

「あぁ、なら良いんだが。それはな、宴会してんだよ。俺らの歓迎会だとよ。すまんな、呼べんくて。」

「いやいや、別に良いさ。後は三沢か。どうしよっかね〜。」

「まぁ、ほどほどにな。そういやそっちはどうなった?家は?」

「あぁ、色々あって今は文の家にいる。さっきまで風呂に入ってた。」

「そうか。まぁ家が出来たら連絡くれよ。」

「あぁ、じゃあな。切るぞ。」

「あれ、狗井さん。誰と話してたんですか?」

「ん?あぁ、山田だよ。何か歓迎会してるらしくてな。それに阿求とはうまくやってるようだし。後、これ使って頭とか乾かしとけ。」

そう言って俺はドライヤーを渡す。例のごとく電気に関しては能力でどうにかしている。

「?何ですか、これ。」

「あぁ、そうか。幻想郷には無いんだっけか。これはドライヤーと言ってな。ここのスイッチを入れると…。」

そして俺がドライヤーのスイッチを入れると、ブオオー、という音と共に温かい風を感じた。

「こういう風に熱風が出てくるんだ。この風を頭に当てて頭を乾かすってわけだ。」

「へえー。外の世界にはこんなのがあるんですね〜。椛にも使わせても…。」

「別に良い。後、櫛か何かあるなら持って来てくれ。作るんはめんどい。」

それから数分後、最初は慣れてないためか、叫び声がしたが音が消えたし終わったようだ。その証拠にあいつらが来た。

「はーい、狗井さん。終わりましたー。後これがさっき頼まれた櫛でーす。」

そう言うと文は少し漆が剥がれた櫛を渡してきた。

「…後で新しいの、やろうか?」

「え?どうする椛。これって確かあたしがあなたにあげたやつだよね。」

「はい。まぁ、新しいのは欲しいですけど。その櫛も大切ですし。」

「ふーん。じゃあ、直すか。」

「「???」」

そして能力を使ってこの櫛の時の流れを巻き戻し、元の綺麗な櫛に戻した。ついでに材質はまったく同じだが、柄が違う俺特製の櫛も作った。

(文が持ってきた櫛は綺麗な朱と黒のうるしで月と夜空があった。俺特製の櫛は黒を背景に赤と黄色の華があるやつにした。)

「ほらよ。これで良いだろ。後こっちの櫛は俺特製だから。大事にしてくれよ?」

「はい!一生大事にします!」

「あぁー、良いなー。私も欲しいなー。」

「はいはい、また明日な。んで、どっちからするんだ?」

「あー、どうする?私は別に椛からでも…。」

「いえいえ、文さんから。」

「いいよ、私は後で。先に椛からしてもらいなよー。」

「いやいやいや、文さんが先ですって。先輩なんですから。」

「…いい加減決めないとやらんぞ。」

「…んもー、しょうがないなー。それじゃあ私からお願いしますね。狗井さん?」

「あぁ、やったことは無いが任せろ。」

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